eKクロスEVのタイヤサイズ早見表|ホイール・ナットサイズも一緒に確認

eKクロスEVのタイヤサイズの基本と種類を解説 電気自動車EV

三菱ekクロスEVを検討中、またはすでに乗っている方の多くが「ek クロス ev タイヤ サイズって結局どれが正解?」と迷われるのではないでしょうか。

純正タイヤサイズは何インチか、EKX EV専用サイズと他グレード比較、さらにはPHEVモデルとのタイヤサイズ違いまで、意外と細かい情報が多く混乱しがちです。

また、Tグレードの装着サイズまとめやスタッドレスタイヤ選びのポイントも押さえておきたいところです。さらに、三菱eKスペースとサイズは共通?といった疑問や、ホイールサイズとナットサイズ確認方法、日産サクラとeKクロスEVサイズ比較の注意点もよく検索されています。

本記事では、タイヤ交換時に気をつけることや価格相場とおすすめタイヤ一覧、中古購入時に確認すべきタイヤサイズ情報まで、実用的でわかりやすくまとめています。ぜひ最後までチェックして、迷いなく選べる知識を身につけてください!

記事の要約

・ekクロスEVの純正タイヤサイズとインチ数
・他グレードやPHEVモデルとのサイズ違い
・ホイールやナットサイズの確認方法
・タイヤ交換時の注意点や価格相場

eKクロスEVのタイヤサイズの基本と種類を解説

eKクロスEVのタイヤサイズの基本と種類を解説

・純正タイヤサイズは何インチ?
・EKX EV専用サイズと他グレード比較
・PHEVモデルとのタイヤサイズ違い
・Tグレードの装着サイズまとめ
・スタッドレスタイヤ選びのポイント
・三菱eKスペースとサイズは共通?

純正タイヤサイズは何インチ?

まず、三菱ekクロスEVの純正タイヤサイズについて整理します。多くの方が疑問に思うのは「何インチなのか」「どのサイズが標準設定か」だと思います。

結論から言えば、ekクロスEVの純正タイヤサイズは、グレードによって14インチと15インチの2種類に分かれています。具体的には、グレードGには155/65R14(14インチ)が標準装着され、上位グレードであるPには165/55R15(15インチ)が装着されています。

このサイズ設定は、見た目や走行性能、燃費性能のバランスを考えて決められています。例えば、Gグレードの14インチタイヤは軽自動車らしい燃費や乗り心地を重視した設計です。

逆に、Pグレードの15インチはスポーティさや安定感を求めるユーザー向けと言えるでしょう。インチが大きくなるとタイヤ幅も広くなり、走行時のグリップ力や直進安定性が向上しますが、その一方で価格や交換時の費用も上がる点には注意が必要です。

三菱 ekクロスEV 純正タイヤサイズ一覧

グレードタイヤサイズホイールインチタイヤ幅偏平率特徴
G155/65R1414インチ155mm65%燃費重視・乗り心地優先。軽快な走行感。
P165/55R1515インチ165mm55%安定性・デザイン性を強化した上位仕様。

タイヤサイズは単純にインチ数だけでなく、幅や偏平率も関わってきます。たとえば「155/65R14」の場合、幅は155mm、偏平率は65%です。これはタイヤの高さを表す数値で、偏平率が低いほど薄くワイドな見た目になります。

つまり、インチアップを考える際は単にホイール径だけでなく、この幅や高さのバランスにも気を配る必要があります。

さらに、ekクロスEVは軽自動車規格の電気自動車という特性上、タイヤ選びが走行距離や電費性能に大きく関わります。純正サイズを維持することでメーカーが想定した性能を保てるため、基本的には指定された純正サイズを守るのがおすすめです。

ただし、デザイン性や性能を優先する場合は、社外品ホイールやタイヤサイズ変更も選択肢になります。その際は車検や保安基準への適合も忘れず確認してください。

EKX EV専用サイズと他グレード比較

EKX EV専用サイズと他グレード比較

ここでは、EKX EV専用のタイヤサイズとその他グレードとの違いを詳しく解説します。

まずEKX EVとは、三菱の軽クロスオーバーSUV「ekクロス」シリーズの電気自動車(EV)モデルを指します。このEKX EVには専用設計されたタイヤサイズが設定されていますが、具体的にはPグレードが165/55R15、Gグレードが155/65R14です。

一方、ガソリンエンジンを搭載した通常のekクロスやPHEV(プラグインハイブリッド)モデルではどうでしょうか。ガソリン車やPHEVモデルも含めて比較すると、実はサイズ設定自体は共通点があります。

例えば、ガソリン車の上級グレードやターボ仕様も165/55R15を採用しており、ベースグレードでは155/65R14が選ばれています。

では、なぜEVモデルでも同じようなサイズが採用されているのか? その理由は車両重量と性能バランスにあります。EVはバッテリーを搭載している関係上、車重が重くなるため、それに耐えうるタイヤサイズが必要です。

だからこそ、上位グレードには幅広の15インチタイヤを装着し、グリップ力や走行安定性を高めています。ただし、外見は同じサイズでも、タイヤの耐荷重指数やコンパウンドは異なる場合もあります。

ekクロスEV/ガソリン/PHEVモデル別 タイヤサイズ比較表

モデルグレードタイヤサイズホイールサイズタイヤ幅偏平率主な特徴
ekクロスEVG(標準)155/65R1414インチ155mm65%燃費・乗り心地重視。軽快な走行感
ekクロスEVP(上位)165/55R1515インチ165mm55%安定性とスタイリッシュなデザイン、グリップ強化
ekクロス(ガソリン)M、G(標準)155/65R1414インチ155mm65%軽量&コスパ重視。コンフォート志向
ekクロス(ガソリン)T(ターボ)165/55R1515インチ165mm55%走行性能重視。スポーティな仕様
ekクロスPHEV(参考)―(参考値)現時点で国内未展開のためデータ無し

とくにEVモデル専用タイヤは、転がり抵抗を低減した低燃費仕様や耐摩耗性が高いタイプが使われることが多いです。これによって、一充電あたりの航続距離を最大限に活かす設計がなされています。

また、ホイールデザインもEV専用のものが設定されているケースがあり、見た目や空力性能も若干異なります。たとえ同じサイズであっても、ekクロスEV専用タイヤとガソリン車用タイヤは厳密には性能が違うという点を覚えておくと良いでしょう。

PHEVモデルとのタイヤサイズ違い

三菱ekクロスシリーズにはPHEVモデルは存在しませんが、同じく三菱製の軽EV「ekクロスEV」と混同されがちなモデルとしてアウトランダーPHEVなどがあります。

ここでは、ekクロスEVと一般的なPHEVモデル、特にアウトランダーPHEVとのタイヤサイズの違いについてまとめます。

まず前提として、ekクロスEVのタイヤサイズは最大で165/55R15となっています。これは軽自動車規格内で可能な最大級サイズであり、外径約562mm、タイヤ幅165mmという設定です。

これに対してアウトランダーPHEVの場合、純正サイズは225/55R18や235/55R18など、大径で幅広のタイヤが使われています。外径はおおよそ700mm前後で、圧倒的なサイズ差があります。

この違いは当然ながら、車両重量や走行性能に由来します。アウトランダーPHEVは総重量2トンを超える車体に加え、ハイブリッドシステムを搭載しているため、高速走行や悪路走破性を考慮した設計が求められます。そのため、太くて大きいタイヤが必要になるわけです。

一方で、ekクロスEVは街乗りや近距離利用を主眼に置いた設計であり、あえて小径で細めのタイヤを使っています。これにより転がり抵抗を抑え、航続距離を伸ばす効果を得ています。

また軽自動車規格の制限内で車両全幅も抑えられているため、タイヤ幅も165mm以下が標準です。

ekクロスEVとPHEVモデル(アウトランダーなど)のタイヤサイズ比較表

項目ekクロスEV(軽EV)アウトランダーPHEV(SUV)
車両タイプ軽クロスオーバーEVミッドサイズSUV・PHEV
車両重量(参考値)約1,040~1,080kg約2,020~2,100kg
タイヤサイズ(例)155/65R14(G)
165/55R15(P)
225/55R18、235/55R18など
外径(タイヤ高さ)目安約562mm(165/55R15の場合)約705mm(225/55R18の場合)
タイヤ幅155〜165mm225〜235mm
偏平率(タイヤの厚み割合)55〜65%55%
ホイールインチ14〜15インチ18インチ
目的・用途街乗り、近距離、低電費高速走行、悪路走破、安定性重視
タイヤの特徴転がり抵抗低減、軽量設計高剛性、高耐荷重、全天候性能
タイヤ価格帯(1本あたり目安)約6,000~12,000円約15,000~30,000円
タイヤ互換性軽自動車規格専用設計中型SUV専用サイズ

このように、PHEVモデルとのタイヤサイズの違いは、単に車両サイズや規格によるものだけでなく、燃費・電費性能、用途まで含めた設計思想の違いと言えます。

もしタイヤ交換や流用を考える場合でも、規格が全く異なるためサイズ互換性はほぼないと考えるべきでしょう。

Tグレードの装着サイズまとめ

Tグレードの装着サイズまとめ

ekクロスシリーズにおける「Tグレード」は、ガソリンエンジン搭載モデルの上位グレードに位置づけられる仕様です。ここでは、このTグレードのタイヤサイズについて詳しくまとめます。

まず基本情報として、Tグレードに標準装着されるタイヤサイズは165/55R15です。これは前輪・後輪ともに共通のサイズとなっています。

この165/55R15というサイズは、軽自動車の中でもスポーティさを重視したモデルによく採用されるものです。実際、同じ三菱車でもデリカミニやeKカスタムなどでも同サイズが使われることがあります。

幅165mmはタイヤの接地面積をしっかり確保できるため、コーナリングや高速道路走行時の安定性に優れています。また偏平率55%は乗り心地とのバランスも考えられた数値で、硬すぎず柔らかすぎない特性があります。

ekクロス ガソリン車 Tグレード タイヤサイズ比較表

グレードタイヤサイズホイールサイズタイヤ幅偏平率外径目安主な特徴
T(上級)165/55R1515インチ165mm55%約562mmスポーティ志向、走行安定性◎、見た目も良好
G(標準)155/65R1414インチ155mm65%約557mm燃費重視、乗り心地優先、軽快なハンドリング

一方で、タイヤ幅が広がることでハンドル操作時の重さや燃費性能への影響も若干あります。例えば、Gグレードなどで採用されている155/65R14サイズに比べると、Tグレードのタイヤは燃費面でやや不利になることもあります。

ですが、その分スポーティな外観と優れた走行性能が得られるため、そこを重視するユーザーには非常に人気があります。

また、ホイールサイズも15インチとなるため、タイヤ交換やホイール選びの際はサイズ間違いに注意が必要です。タイヤ専門店やディーラーでサイズ確認を行うと安心でしょう。

このように、Tグレードでは見た目・走行性能・乗り心地を総合的に考慮した165/55R15サイズが選ばれています。選択肢としてはサマータイヤ、スタッドレスタイヤともに各メーカーから豊富に出ていますので、用途に応じて適切な製品を選ぶことが大切です。

スタッドレスタイヤ選びのポイント

スタッドレスタイヤを選ぶ際は、単にサイズだけでなく使用環境や性能面まで含めた検討が必要です。特にekクロスEVのような軽EVの場合、車両重量が通常のガソリン車よりも重くなることがあるため、荷重指数(ロードインデックス)も確認しなければなりません。

まず第一に確認すべきなのは、純正タイヤサイズです。例えば、ekクロスEV Pグレードなら165/55R15、Gグレードなら155/65R14となります。このサイズを基準に、同等またはそれ以上の性能を持つスタッドレスタイヤを選ぶのが基本です。

次に、ゴムの硬さやトレッドパターンも重要なポイントです。雪道や凍結路面での性能は、ゴムの柔らかさに依存します。あまりに硬いと滑りやすく、逆に柔らかすぎても摩耗が早まります。

また、サイプと呼ばれる細かな溝が多いものほど氷雪路面でのグリップ力が高くなりますが、そのぶんロードノイズが大きくなる可能性もあります。このため、静粛性を重視するならトレードオフを考慮する必要があります。

さらに、価格帯と寿命のバランスも見逃せません。例えば、格安アジアンタイヤは手頃な価格で手に入りますが、耐摩耗性や雪上性能が国内メーカー品より劣る場合があります。

逆に、ブリヂストンやヨコハマといった国内有名メーカー製は高価ですが、性能や耐久性に安心感があります。いずれにしても、雪道を頻繁に走る地域では価格より性能を重視し、年に数回程度しか雪が降らない地域であればコストパフォーマンス重視でもよいでしょう。

このように、ekクロスEVに合ったスタッドレスタイヤ選びは単なるサイズ確認だけではなく、走行環境や予算、寿命まで総合的に考えて選ぶことが大切です。

三菱eKスペースとサイズは共通?

三菱ekスペースとekクロスEVは外見や車名が似ているものの、タイヤサイズについては細かく確認する必要があります。結論から述べると、完全に同一ではないケースが多く、互換性がある場合とない場合があります。

具体的には、ekスペースの標準タイヤサイズは155/65R14が主流であり、これはekクロスEVのGグレードと同一サイズです。しかし、ekクロスEVのPグレードでは165/55R15が採用されており、このサイズはekスペースでは一般的に使われていません。

なぜこのような違いが生じるのかというと、そもそもの設計目的や仕様が異なるためです。ekクロスEVは電気自動車であり、バッテリー搭載による重量増加を考慮してタイヤ幅が広めに設定されることがあります。

一方、ekスペースはファミリー向けや日常使いを重視したスーパーハイトワゴンであり、燃費や乗り心地を優先した細めのタイヤサイズが選ばれる傾向です。

また、ホイールサイズやナットサイズも微妙に異なる場合があります。タイヤ交換やホイール流用を考える際は、単にタイヤ幅や外径だけでなく、ホイールのインセットやハブ径も確認しないとトラブルの原因になりかねません。

例えば、ekクロスEV用ホイールをekスペースに装着した場合、フェンダーからはみ出すリスクやハンドル切れ角への影響が考えられます。

これらの理由から、たとえ同じ三菱製軽自動車であっても、ekクロスEVとekスペースはサイズ共通とは言い切れません。特にスタッドレスタイヤや社外ホイールを選ぶ際には、慎重に仕様書やメーカーサイトで確認することをおすすめします。

eKクロスEVのタイヤサイズ・選び方と交換ガイド

eKクロスEVのタイヤサイズ選び方と交換ガイド

・ホイールサイズとナットサイズ確認方法
・日産サクラとeKクロスEVサイズ比較の注意点
・タイヤ交換時に気をつけること
・価格相場とおすすめタイヤ一覧
・中古購入時に確認すべきタイヤサイズ情報

ホイールサイズとナットサイズ確認方法

タイヤ交換を考える際、ホイールサイズやナットサイズの確認は非常に重要です。特にekクロスEVの場合、純正サイズから変更する場合は必ずチェックすべきポイントとなります。

まずホイールサイズとは、リム径(インチ)、リム幅、オフセット(インセット)、PCD(ピッチ円直径)、ハブ径などの項目で構成されています。例えば、ekクロスEV Pグレードの純正ホイールサイズは15インチですが、幅やオフセットは純正ホイールによって細かく指定されています。

確認方法として最も正確なのは、車検証や取扱説明書をチェックすることです。そこには車両型式とともに純正ホイールサイズが記載されています。また、運転席側ドア付近に貼られている空気圧表示ラベルにも一部情報が書かれていることがあります。

ただしホイールの幅やオフセット、PCD、ハブ径までは記載がない場合が多いため、その場合はディーラーやタイヤ専門店で確認するのが確実です。

ナットサイズについても同様です。ekクロスEVは軽自動車規格ですが、ナットサイズはM12×P1.5が一般的に使用されています。ただし、これもグレードやモデルチェンジによって異なる場合があり得ますので、適当に決めず事前確認が必須です。

ナット形状にはテーパー座や平座などの種類があり、間違えるとホイール脱落など重大な事故につながる危険性もあります。

もしホイールやタイヤを通販で購入する場合でも、必ず適合確認を取りましょう。通販サイトによっては車種検索機能が用意されており、車両型式を入力すれば自動で適合サイズを表示してくれる便利なサービスもあります。

このように、ホイールサイズとナットサイズの確認は単なる知識ではなく、安全運転を守るために欠かせないステップです。

日産サクラとeKクロスEVサイズ比較の注意点

日産サクラと三菱ekクロスEVは共同開発車両であり、多くのパーツや仕様が共通しています。しかし、タイヤサイズに関しては必ずしも完全一致するとは限らず、注意が必要です。まず大前提として、日産サクラの標準タイヤサイズは165/55R15が主流です。

これはekクロスEV Pグレードと同じサイズであり、一見互換性があるように見えます。

ところが、ホイールデザインやナットサイズ、インセットの違いなど、細部で仕様が異なるケースがあります。例えば、サクラ専用デザインのホイールは、空力性能を意識した特殊形状が採用されていることがあり、その影響で微妙にホイールオフセットが違うことがあります。

さらに、同じタイヤ幅であっても、耐荷重指数やタイヤコンパウンドが異なる場合もあります。これはEV特有の重量や電費性能への配慮から設定されたものです。

また、サクラとekクロスEVでは、装着されるブレーキキャリパーサイズやサスペンション構造も完全一致しない場合があります。そのため、ホイールを流用する場合は車両側への干渉チェックを必ず行うべきです。

日産サクラ vs 三菱 ekクロスEV タイヤ・ホイール仕様比較表

項目日産サクラ三菱 ekクロスEV Pグレード備考
タイヤサイズ165/55R15165/55R15サイズは同一
ホイールサイズ15×4.5J15×4.5Jサイズは一致するが、デザインは異なる場合あり
ホイールナットサイズM12×P1.25(テーパーナット)M12×P1.25(球面 or テーパー)ナット形状が異なる可能性がある
ホイールオフセット(インセット)+45mm前後(モデルにより異なる)+46mm前後(公表値あり)わずかな差あり
ハブ径約54mm(要実測確認)約54mm基本共通だが、ホイール個体差に注意
ブレーキキャリパー干渉専用ホイール設計で対策済同上社外ホイール装着時は必ず干渉チェックを
純正ホイールデザインエアロ風・専用デザイン採用SUV調・クロスオーバーデザインデザインと空力性能重視の方向性に違い
タイヤの耐荷重仕様EV対応のコンパウンド使用同上軽量設計+EV向けの転がり抵抗配慮あり
車両重量(参考)約1,070kg約1,040〜1,080kg重量級軽EVとしてほぼ同等
車検適合の可否純正以外は要確認純正以外は要確認社外品装着時は保安基準に適合するか要注意

とくにインチダウンや社外ホイールを検討している場合は、ナットサイズやハブ径も含めた総合的な確認が必要になります。

さらに、両車とも軽自動車規格とはいえ、保安基準上の問題もあります。ホイールやタイヤを変更する場合、車検適合条件を満たしているかどうかも確認しておくと安心です。

外観は似ていても内部構造や細かな仕様が異なるため、日産サクラと三菱ekクロスEVは同じだと決めつけず、必ず正式な情報を基に確認作業を行いましょう。これが安全で快適なカーライフを送るための基本姿勢と言えます。

タイヤ交換時に気をつけること

タイヤ交換は単なる作業ではなく、安全性や快適性に直結する大切なメンテナンスです。特にekクロスEVのような電気自動車は車両重量がガソリン車よりも重く、その分タイヤへの負荷も大きくなります。

そのため、まず注意すべきはタイヤの荷重指数(ロードインデックス)と速度記号の確認です。純正サイズに合わせたタイヤを選んだつもりでも、荷重指数が低すぎると走行中にトラブルが起きかねません。

また、タイヤ交換の際には必ずナットの締め付けトルクを確認する必要があります。自分で交換する場合はトルクレンチを使用し、メーカー指定値に合わせて適切に締め付けましょう。

締めすぎるとハブボルトが破損する恐れがあり、緩すぎると走行中にホイールが外れるリスクがあります。こうした事故を防ぐためにも、トルク管理は必須です。

さらに見落としがちなのがエアバルブの交換です。タイヤを新品にしてもエアバルブが古いままだと、エア漏れや破損につながります。通常、タイヤ交換時には同時交換が推奨されています。

そして交換後は必ずバランス調整を行いましょう。ホイールとタイヤは完全な円ではないため、取り付けただけでは微妙なブレが発生します。これを放置するとハンドルの振動や異音が発生し、走行性能が著しく低下します。特に高速道路走行時にその影響が顕著になるため注意が必要です。

最後に、交換後の慣らし運転も忘れてはいけません。新品タイヤは表面に製造時の油分が残っており、初期はグリップ性能が安定しない場合があります。おおよそ100〜200km程度は急ブレーキや急ハンドルを避け、穏やかな運転を心がけましょう。

これらすべてを意識することで、タイヤ交換が単なる作業ではなく、安心・安全なカーライフを支える重要なプロセスとなります。

価格相場とおすすめタイヤ一覧

価格相場とおすすめタイヤ一覧

ekクロスEVのタイヤ交換を検討する際、価格相場を把握しておくと予算計画が立てやすくなります。

2025年時点での市場価格を目安にすると、サマータイヤの場合、155/65R14サイズなら4本セットで約11,000円〜40,000円、165/55R15サイズなら18,000円〜68,000円程度となっています。

スタッドレスタイヤの場合はもう少し高く、155/65R14サイズで14,000円〜46,800円、165/55R15サイズで42,000円〜94,000円前後が目安です。

ここで注意したいのは、価格が単純に安ければ良いというわけではない点です。特に軽EVは重量があるため、耐摩耗性能やグリップ力を重視する必要があります。そのため格安アジアンタイヤよりも国内メーカー製を選ぶ方が安心できる場面も多いです。

具体的なおすすめタイヤとしては、まず低燃費性能と快適性を両立した「YOKOHAMA BluEarth-GT AE51」があります。このモデルは雨天時のグリップ性能も高く、都市部での使用に最適です。

次に静粛性と乗り心地を重視するなら「BRIDGESTONE REGNO GR-Leggera」が候補です。軽自動車専用設計で、特に室内の静けさを求める人に人気があります。

さらにスポーツ走行を楽しみたい方には「BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004」がおすすめです。ハンドリング性能とコーナリング性能に優れていますが、そのぶん価格はやや高めです。

【2025年最新版】ekクロスEV タイヤ価格・おすすめモデル一覧

サイズ  タイヤ種別  価格相場(4本)タイヤ銘柄例(特徴)
155/65R14 サマータイヤ約11,000円〜40,000円【YOKOHAMA BluEarth-GT AE51】
静粛性・低燃費・街乗り向き
【TOYO NANOENERGY 3】
コスパ◎
155/65R14 スタッドレス約14,000円〜46,800円【BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3】
雪道安心・国内シェアトップ
【DUNLOP WINTER MAXX 02】
乾燥路面にも強い
165/55R15 サマータイヤ約18,000円〜68,000円【BRIDGESTONE REGNO GR-Leggera】
静粛性重視・快適ドライブ
【POTENZA Adrenalin RE004】
スポーツ志向
165/55R15 スタッドレス約42,000円〜94,000円【YOKOHAMA iceGUARD 7】
氷上性能と耐久性◎
【DUNLOP WINTER MAXX 03】
雪にも強くロングライフ
両サイズ共通オールシーズン約25,000円〜65,000円【DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1】
年1〜2回の雪対応OK・履き替え不要

また、年に数回の降雪を想定するなら「DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1」も候補に入ります。サマータイヤとスタッドレスタイヤの中間性能を持ち、交換の手間を減らしたい方に向いています。

このように、用途や予算、好みに応じたタイヤ選びが重要です。インターネット通販ではタイヤ4本+工賃込みセットなども多く販売されており、まとめて購入することでさらにコストを抑えることも可能です。

選ぶ際には必ず適合サイズとロードインデックス、製造年月もチェックしましょう。

中古購入時に確認すべきタイヤサイズ情報

中古車としてekクロスEVを購入する場合、車両本体の状態はもちろんですが、タイヤサイズやその状態まで必ずチェックするべきです。なぜなら、中古車販売店では新車時と異なるサイズのタイヤやホイールが装着されているケースが珍しくないためです。

まず最初に確認するべきは、車検証や型式プレートです。そこから車両型式を確認し、メーカー公式サイトや専門情報サイトで純正タイヤサイズを調べましょう。

例えば、ekクロスEVの場合、Pグレードであれば165/55R15、Gグレードであれば155/65R14が標準サイズです。これと異なるサイズが装着されていた場合、見た目には問題なくても、ハンドリングや燃費、最悪の場合は保安基準違反となる可能性もあります。

さらに注意すべきはタイヤの溝の深さや製造年週です。タイヤ側面に刻印されている「DOT」コードを見ると、製造年と週が分かります。タイヤはゴム製品のため、たとえ溝が残っていても製造から5年以上経過している場合は交換推奨とされています。

また溝の深さも重要です。1.6mm以下になると法律上走行不可となるため、購入時には最低でも3mm以上は残っているか確認するのが安心です。

ホイールサイズやナットサイズも忘れずにチェックしましょう。中古車販売店では社外ホイールが付いている場合も多く、純正よりも大径だったり、逆にインチダウンされていたりすることがあります。

その場合、車検適合外になっている可能性も考えられるため、事前確認は必須です。ナットサイズについても、純正品とは異なる場合があり、緩みやすいナットが装着されているケースもあるため慎重な確認が必要です。

こうしたポイントを押さえておくことで、中古購入後のトラブルを未然に防ぐことができます。見た目や価格だけで決めず、細かな部分までチェックする姿勢が重要です。

まとめ:eKクロスEVのタイヤサイズについて

まとめ:eKクロスEVのタイヤサイズについて

・ekクロスEVの純正タイヤサイズは14インチと15インチの2種類がある
・Gグレードは155/65R14、Pグレードは165/55R15が標準サイズ
・ekクロスEV専用タイヤは転がり抵抗低減や耐摩耗性が考慮されている
・PHEVモデルとはサイズ規格が異なり互換性はない
・Tグレードは165/55R15サイズでスポーティさと安定性を重視
・スタッドレスタイヤ選びでは荷重指数とトレッドパターン確認が重要
・ekスペースとは一部サイズ共通だが完全一致ではない
・ホイールサイズ確認時はリム径・幅・オフセット・PCD・ハブ径を確認する
・ナットサイズはM12×P1.5が一般的だがモデルによって異なる場合もある
・日産サクラとサイズは似ているがホイールオフセットや耐荷重指数が異なる
・タイヤ交換時はナットの締め付けトルクやバランス調整まで必ず行う
・価格相場は14インチで1.1万〜4万円、15インチで1.8万〜6.8万円程度
・おすすめタイヤはヨコハマ、ブリヂストン、ダンロップ製などがある
・中古購入時は車検証やDOTコードで純正サイズとタイヤ製造年を確認する
・社外ホイール装着車は保安基準適合やフェンダー干渉も確認する必要がある

2024三菱eKクロスEVの車両構成と実際の評判やバッテリー寿命

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