eKクロスEVのグレードの違い比較表|PとGの特徴とサクラとの違い

eKクロスEVのグレードの違いを徹底解説 電気自動車EV

近年、軽自動車EV市場で注目を集める三菱ekクロスEV

その購入を検討している方の多くが「ek クロス ev グレード 違い」を知りたいと検索されています。しかし「PとGの装備と価格の違い」や「航続距離やサイズにグレード差はある?」など、公式サイトだけでは分かりにくいポイントも多いのが実情です。

そこで本記事では「ekクロスEVには何種類ありますか?グレード構成を確認」から「中古車市場で見るekクロスEVのグレード別相場」まで徹底的にまとめました。

さらに「サクラとの違いとグレード選び」や「ekクロスPHEVのグレード違いとEVとの特徴差」といった他モデルとの比較や、「ビジネスパッケージの価格と特徴」など法人需要にも役立つ情報も網羅しています。

「eKスペースとeKクロススペースの違いとは?」や「4WDモデルはある?」といった細かな疑問まで解消し、「走行距離と性能バランス」を含めた総合的な選び方ガイドとして活用いただけます。

記事の要約

・ekクロスEVの「P」と「G」グレードそれぞれの装備と価格差
・航続距離やサイズなど基本スペックのグレード間違いの有無
・日産サクラやeKクロスPHEVとの違いと選び方
・新車・中古車市場におけるグレード別の価格や補助金制度

eKクロスEVのグレードの違いを徹底解説

eKクロスEVのグレードの違いを徹底解説

・ekクロスEVには何種類ありますか?グレード構成を確認
・PとGの装備と価格の違い
・航続距離やサイズにグレード差はある?
・おすすめグレードと選び方ポイント
・価格帯と補助金制度を整理
・中古車市場で見るekクロスEVのグレード別相場

ekクロスEVには何種類ありますか?グレード構成を確認

まず、三菱ekクロスEVのグレードは基本的に「P」と「G」の2種類に分かれています。この2種類はどちらも軽EVとして同じプラットフォームと基本スペックを共有していますが、装備や内装、価格に明確な違いがあります。

前述の通り、Pは上級グレード、Gは標準グレードという位置づけで、選ぶ基準は用途や重視するポイントによって変わってきます。

Pグレードでは、標準装備の時点で「マイパイロット」や「ステアリングヒーター」など快適装備が充実しています。また、シート素材も合成皮革とファブリックのコンビネーションシートがメーカーオプションで選べる点も、Pグレードならではの特徴です。

三菱ekクロスEVの「P」と「G」グレードの違い

項目Pグレード(上級)Gグレード(標準)
位置づけ上級グレードエントリーモデル
主な装備マイパイロット(運転支援機能)、ステアリングヒーターなど快適装備充実必要最低限の装備構成
シート合成皮革+ファブリック(メーカーオプション選択可)ファブリックシート
ホイールアルミホイール(サイズは仕様により異なる)14インチスチールホイール
メーター先進的な計器類(詳細仕様はグレード固有)7インチカラー液晶メーター
価格高め(装備充実のため)価格を抑えた設定
おすすめユーザー快適装備や質感を重視する人、長距離走行や運転支援を活用したい人初めての軽EV購入者、コストを抑えて必要機能だけ欲しい人

一方Gグレードは、価格を抑えたエントリーモデルとして位置づけられており、14インチスチールホイールや7インチカラー液晶メーターなど、必要最低限の装備で構成されています。

このように2種類というシンプルな構成により、初めて軽EVを購入する人でも選びやすくなっているのが特徴です。ただ、装備の違いを知らずに価格だけで決めてしまうと、後から「必要な機能がついていなかった」ということになりかねません。

だからこそ、グレード構成を理解した上で、自分に合ったグレードを選ぶことが大切です。

PとGの装備と価格の違い

ekクロスEVのPグレードとGグレードの装備と価格の違いは、実際に購入を考える際にもっとも重要な比較ポイントになります。まず価格について触れると、Pグレードは約293万円、Gグレードは約239万円と、その差は約54万円程度あります。

この価格差は単なるブランド料ではなく、明確な装備の違いによるものです。

例えば、Pグレードでは9インチナビゲーションやステアリングヒーター、デジタルルームミラーが標準装備されています。さらに「先進安全快適パッケージ」を付けると、自動駐車機能である「マイパイロットパーキング」や「マルチアラウンドモニター」が利用可能になります。

項目Pグレード(上級)Gグレード(標準)
価格(税込)約293万円約239万円
価格差約54万円高い約54万円安い
ナビ9インチナビ標準装備オプション設定
ステアリングヒーター標準装備なし
デジタルルームミラー標準装備なし
マイパイロットパーキング「先進安全快適パッケージ」で選択可装備不可
マルチアラウンドモニター「先進安全快適パッケージ」で選択可オプション設定(内容に制限あり)
ホイール15インチアルミホイール標準14インチスチールホイール標準
主な特徴快適装備・安全機能が充実し、上級感ある仕上がり必要最低限の装備で価格を抑えたモデル
推奨ユーザー安全性・快適性を重視する方、長く乗る予定の方初めての軽EV購入や低コスト重視の方

一方で、Gグレードではこれらの装備は全てオプション扱いか、装備不可となっているものもあります。特にマイパイロットパーキングはGグレードでは選択できません。

また、ホイールサイズも違います。Pグレードは15インチアルミホイールを標準装備していますが、Gグレードは14インチスチールホイールとなり、見た目の印象や走行性能にも差が出ます。このため、価格だけでなく装備の内容も細かくチェックして選ぶ必要があります。

特に安全装備や快適性を重視する方にはPグレードが推奨されるでしょう。

航続距離やサイズにグレード差はある?

結論から述べると、ekクロスEVのPグレードとGグレードでは航続距離や車体サイズには差はありません。両グレードともにWLTCモードで180kmの航続距離となっており、これは20kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載した結果です。

駆動方式も2WD(前輪駆動)のみで共通しており、エンジンスペックやモーター出力も47kW・195Nmと同一です。

サイズについても、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,655mmと両グレード共通の寸法です。ただしPグレードにはルーフレール装着オプションがあり、これを装着すると全高が1,670mmになる点は留意しておきたいところです。

ですが、この差は外観上の違いであって、室内空間やラゲッジ容量には影響しません。

航続距離やサイズが同じであれば、あとは装備内容や価格が選ぶポイントになります。つまり、どちらのグレードを選んでも基本的な使い勝手や走行性能に大きな違いはなく、違いが出るのは装備やデザインといった付加価値の部分に集中しています。

これを理解しておくことで、自分に合ったグレードをより明確に選べるようになります。

おすすめグレードと選び方ポイント

おすすめグレードと選び方ポイント

初めてekクロスEVを検討する方に向けて、どのグレードを選ぶべきかという視点で言うなら、Pグレードがおすすめです。その理由は、充実した安全装備と快適性を標準装備またはパッケージオプションで選べる点にあります。

特に「マイパイロット」や「マイパイロットパーキング」などの先進運転支援機能は、日常使いだけでなく長距離移動時の疲労軽減にも役立つため、コストパフォーマンスを考慮してもPグレードに軍配が上がります。

一方で、街乗り中心やコスト重視であればGグレードも選択肢に入ります。Gグレードは価格を抑えつつ、基本的なEV性能やサイズはPグレードと変わらないため、必要最小限の機能で十分な方には無駄のない選択と言えるでしょう。

ただし、ステアリングヒーターやデジタルルームミラーなど細かな快適装備は省かれているため、その点は事前に確認しておく必要があります。

このように考えると、選び方のポイントは「装備にどこまでこだわるか」に尽きます。先進装備を重視するならPグレード、コスト重視ならGグレードという選び分けが基本となります。

また、各自治体の補助金制度も活用すれば、Pグレードでも実質負担額をかなり抑えることが可能です。購入時には補助金や税制優遇もあわせて検討すると良いでしょう。

価格帯と補助金制度を整理

まず、三菱ekクロスEVの新車価格帯は標準グレード「G」が約239万8,000円、上級グレード「P」が約293万2,600円とされています。

この価格はガソリン車と比較すると高く感じるかもしれませんが、電気自動車特有の補助金制度を活用することで実質負担額を大きく抑えることが可能です。例えば、国から支給されるクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は最大55万円。

三菱ekクロスEVの新車価格と補助金・税制優遇をまとめ

項目Gグレード(標準)Pグレード(上級)備考
新車価格(税込)約239万8,000円約293万2,600円メーカー希望小売価格
国のCEV補助金最大55万円最大55万円申請条件あり
自治体補助金(例:東京都)最大70万円最大70万円自治体により異なる
補助金合計(条件次第)最大125万円最大125万円国+自治体分
実質負担額例(東京都の場合)約114万8,000円約168万2,600円補助金フル活用時の概算
税制優遇軽自動車重量税免税、環境性能割非課税軽自動車重量税免税、環境性能割非課税新車登録時適用
注意点購入後すぐの転売・解体で補助金返還義務あり同左申請条件に準ずる

さらに東京都など一部自治体では追加で最大70万円まで補助金が上乗せされます。したがって、条件によっては合計で100万円以上の優遇を受けられるケースもあります。

ただし、自治体ごとに金額や申請条件は異なるため、購入前に必ず確認することが重要です。もう一つ押さえておきたいのは、補助金を受けるには購入後すぐの転売や解体などが制限されるケースがあること。

これを知らずに短期間で手放すと補助金返還義務が発生することもありますので注意が必要です。さらに、軽自動車重量税や環境性能割の減税措置も適用され、車両購入後の税負担も軽減されます。

このように補助金と税制優遇を組み合わせることで、初期コストを大幅に下げられる点がekクロスEVの大きな魅力となっています。

中古車市場で見るekクロスEVのグレード別相場

現在、中古車市場における三菱ekクロスEVの流通価格は、おおむね109万円〜250万円程度に分布しています。

特に新車価格が高めのPグレードは、中古でも高値傾向が続いており、Gグレードよりも20万円〜50万円ほど高く取引されるケースが多いようです。この価格差の理由は、前述の通りPグレードにはマイパイロットやステアリングヒーターなどの快適装備が標準で付いていること。

そして、アルミホイールやプレミアムインテリアパッケージなど、外観や内装の質感がGグレードよりも明確に高いためです。

一方で、Gグレードは価格重視のユーザーや法人需要が中心で、走行距離が比較的多めの個体が多く流通しています。特にリースアップ車や試乗車落ちが多く出回るタイミングでは、Gグレードの中古車相場が一時的に大きく下がることもあります。

そのため、中古車購入を検討する場合は市場動向やタイミングをしっかり見極めることが大切です。また、電気自動車特有のバッテリー容量残存率も中古車選びでは重要な指標となります。

ekクロスEVの場合、新車保証では8年間もしくは16万kmまでバッテリー保証がついていますが、中古車で購入する場合はこの保証が継承されるかも確認が必要です。

eKクロスEVのグレードの違いと他車との比較ポイント

eKクロスEVのグレードの違いと他車との比較ポイント

・サクラとの違いとグレード選び
・ekクロスPHEVのグレード違いとEVとの特徴差
・ビジネスパッケージの価格と特徴
・eKスペースとeKクロススペースの違いとは?
・4WDモデルはある?
・走行距離と性能バランス

サクラとの違いとグレード選び

三菱ekクロスEVと日産サクラは共同開発された兄弟車として知られていますが、細部を比較すると装備やデザイン、価格に違いがあります。

例えば、サクラは全体的に高級感を強調したデザインで、特にGグレードにはプロパイロットやSOSコール機能など先進装備が標準搭載されています。一方、ekクロスEVはSUVテイストのデザインを前面に出し、実用性やコストパフォーマンスを重視した装備構成が特徴です。

マイパイロットやマイパイロットパーキングはオプション扱いとなっており、必要に応じて選べる柔軟さがあります。

価格面では、サクラのGグレードが約308万円前後であるのに対し、ekクロスEVのPグレードは約293万円とやや割安です。つまり、同等の装備を考慮して比較すると、コストパフォーマンス面ではekクロスEVが有利だと考えられます。

また、ekクロスEVには雪道発進をサポートするグリップコントロール機能が装備されており、これはサクラにはないポイントです。逆にサクラはインテリアの質感や細部のデザイン性で一歩リードしており、見た目や質感を重視する方にはおすすめです。

三菱ekクロスEVと日産サクラの主な違いを比較した表

項目三菱ekクロスEV日産サクラ
車両コンセプトSUVテイストで実用性重視高級感を強調したデザイン
開発背景日産と共同開発三菱と共同開発
主な外観特徴SUV風フロントマスク、力強い造形上質感のあるフロント、洗練されたライン
上級グレード価格(税込)Pグレード:約293万円Gグレード:約308万円
主な先進装備マイパイロット(オプション)、マイパイロットパーキング(オプション)プロパイロット(標準)、SOSコール機能(標準)
特徴的な機能グリップコントロール(雪道発進サポート)インテリアの質感・細部デザインに優れる
内装の印象機能的で実用性の高い構成高級感とデザイン性を重視
コストパフォーマンス同等装備で比較すると価格優位装備充実だが価格はやや高め
おすすめユーザー実用性・価格重視のユーザーデザイン・質感・先進機能重視のユーザー

選び方としては、実用性重視ならekクロスEV、デザインや先進機能重視ならサクラという考え方が分かりやすいでしょう。

ekクロスPHEVのグレード違いとEVとの特徴差

三菱ekクロスシリーズには、純粋な電気自動車(EV)であるekクロスEVだけでなく、プラグインハイブリッド車(PHEV)モデルも存在します。ここではekクロスPHEVとekクロスEVの違い、そしてPHEV内でのグレード差について整理していきます。

まず、大きな違いはパワーユニットの構成です。EVは100%電気モーターで走行し、航続距離は約180km程度。一方、PHEVはエンジンとモーターを組み合わせることで、バッテリー切れの心配なく長距離走行が可能です。

PHEVのグレード構成は「M」と「G」の2種類が主流で、装備面では「G」グレードがより充実した内容になっています。例えば、レザーシートや電動パーキングブレーキなど、上級装備がGグレードには用意されています。

三菱ekクロスEVとekクロスPHEV、さらにPHEVのグレード別違い

項目ekクロスEVekクロスPHEV MグレードekクロスPHEV Gグレード
パワーユニット100%電気モーターエンジン+モーター(PHEV)エンジン+モーター(PHEV)
航続距離(EV走行)約180km約50〜60km(EV走行時)+ガソリン走行可約50〜60km(EV走行時)+ガソリン走行可
長距離走行バッテリー切れで充電必須ガソリン併用で長距離可ガソリン併用で長距離可
主な装備実用重視の標準・上級装備(Pグレードで快適性充実)必要最低限のPHEV装備レザーシート、電動パーキングブレーキなど上級装備
車体価格帯(税込)約239〜293万円約300万円台後半約400万円台
デザインコンパクトSUVテイストSUVらしい重厚感SUVらしい重厚感+上質感
おすすめ用途街乗り・短距離・低ランニングコスト重視PHEV入門、日常と中距離兼用長距離・アウトドア・上質な装備重視

PHEVモデルは車体価格が約300万円台後半から400万円台となり、ekクロスEVと比べると明確に高額です。そのため、街乗り中心でコストを抑えたい場合はEV、長距離走行やアウトドア用途を考えるならPHEVが向いています。

さらに、車体サイズやデザインも若干異なり、PHEVはよりSUVらしい重厚感があります。このように、それぞれの特徴を理解した上で、自分の生活スタイルに合ったモデルとグレードを選ぶことが失敗しないポイントと言えるでしょう。

ビジネスパッケージの価格と特徴

まず、三菱ekクロスEVには「ビジネスパッケージ」と呼ばれる仕様が一部市場で設定されていますが、一般的なカタログモデルとしては公式には明記されていない場合もあります。

このビジネスパッケージとは、主に法人や業務用利用を想定した仕様で、装備を簡略化する代わりに購入価格を抑えたグレードを指します。

例えば一般ユーザー向けの「G」や「P」グレードでは標準装備されているアルミホイールや先進安全快適パッケージが省かれ、必要最低限の機能だけを搭載する形になります。

そのため、価格帯は新車でおよそ220万円〜240万円前後に設定されることが多く、通常グレードよりも数十万円安くなるケースがあります。

このようなビジネスパッケージ仕様は、営業車や社用車、配送車などコストパフォーマンス重視の利用シーンに適しています。ただし、快適装備や内装の質感を求める場合には物足りなさを感じる可能性がありますので、用途を明確にした上で選択することが大切です。

また、中古市場でもビジネスパッケージ仕様は比較的流通量が少なく、見つけにくい傾向があります。一般向けグレードとは異なり細かい仕様や装備が違う場合があるため、購入時にはしっかり確認することをおすすめします。

最小限のコストでEV導入を考えている法人ユーザーには、ビジネスパッケージが合理的な選択肢となるでしょう。

eKスペースとeKクロススペースの違いとは?

eKスペースとeKクロススペースの違いとは?

三菱自動車が販売する「eKスペース」と「eKクロススペース」は、どちらも軽ハイトワゴンタイプの車両ですが、そのキャラクターやデザインコンセプトには明確な違いがあります。

まず、eKスペースはシンプルで親しみやすいデザインと装備内容が特徴で、ファミリー層や女性ユーザーを中心に人気を集めています。特に後部座席の広さや使いやすいスライドドアが魅力で、買い物やお子様の送り迎えに便利な一台です。

一方で、eKクロススペースはeKスペースをベースとしつつ、SUVテイストをプラスした仕様となっており、フロントグリルやバンパー形状、ボディカラーラインナップもより個性的に仕上がっています。

また、装備面ではeKクロススペースの方が上級仕様が多く、4WDモデルやアダプティブクルーズコントロール(ACC)、さらに運転支援機能「マイパイロット」が選べる点も大きな違いです。

価格帯もeKクロススペースの方がやや高めに設定されており、その分高級感や先進性を重視した作りとなっています。

このように、日常使いを重視するならeKスペース、アクティブな見た目や装備重視ならeKクロススペースがおすすめといえるでしょう。購入時はデザインだけでなく、必要な装備や使い方に合わせて比較検討することが大切です。

4WDモデルはある?

ekクロスEVの駆動方式について気になる方も多いかもしれませんが、結論から言うと2025年現在、ekクロスEVには4WDモデルの設定はありません。全車共通で前輪駆動(2WD)のみとなっています。

この仕様はコストや重量、航続距離などを最適化するための選択であり、日常の街乗り用途を想定した場合には大きな問題はありません。しかし、雪国や山間部など冬季の降雪エリアに住んでいる方にとっては、4WDがないことをネックに感じるケースもあるでしょう。

そのため、雪道や滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」機能がekクロスEVには搭載されています。

これは電子制御によって駆動輪のブレーキ制御を行い、スリップ時の発進をアシストするものです。完全な4WDではないものの、一定の滑りやすいシチュエーションには対応できます。

ただし、深い雪道や未舗装路などではやはり4WD車に比べると不利になることは避けられません。

一方で、eKクロスシリーズ全体としてはガソリンエンジンモデルに4WD設定があるため、雪道重視で選ぶ場合はEVではなくPHEVやガソリン仕様のeKクロスも検討する価値があります。

電気自動車特有の静粛性や維持費の安さを取るか、悪路走破性を取るか。用途に合わせた選び方が重要となります。

走行距離と性能バランス

ekクロスEVの公称航続距離は、WLTCモードでおおよそ180kmとなっています。これは軽自動車規格の電気自動車としては標準的な数値ですが、実際の使用環境によってはもう少し短くなるケースも少なくありません。

例えば、冬場の暖房使用時や高速道路を長時間走る場合などは、一充電あたりの走行可能距離が20%〜30%ほど減ることもあります。そのため、日常利用で片道10〜20km程度の範囲がメインであれば問題ありませんが、長距離移動にはやや不向きといえるでしょう。

とはいえ、走行性能自体は非常に優れており、電気モーターならではの力強いトルク(最大195Nm)や静かな加速感はガソリン車とは異なる魅力です。

ノーマル・エコ・スポーツと3つの走行モードが用意されており、燃費重視から加速重視までシーンに応じて切り替えられるのも特徴的です。さらに、バッテリー容量は20kWhとコンパクトながら、車両重量が比較的軽いこともあり、街乗りでは十分なパフォーマンスを発揮します。

加えて、普通充電が約8時間、急速充電で約40分という充電時間も、実用性を考える上で大切なポイントです。毎日充電する前提なら深夜電力を活用することで電気代も抑えられます。

このように、航続距離と走行性能のバランスを考えた場合、ekクロスEVは「近距離・中距離用途に特化したEV」と位置づけるのが自然です。都市部や郊外での普段使いには非常に向いており、逆に遠出メインの使い方にはやや不向きといえるでしょう。

まとめ:eKクロスEVのグレードの違いについて

まとめ:eKクロスEVのグレードの違いについて

・ekクロスEVのグレードは「P」と「G」の2種類
・Pグレードは上級仕様で装備が充実している
・Gグレードは価格重視で必要最低限の装備内容
・航続距離や車体サイズはPとGで違いがない
・Pはマイパイロットパーキングが選べるがGは選べない
・Pは15インチアルミホイール、Gは14インチスチールホイール
・補助金を活用すると実質負担額を100万円以上抑えられる場合がある
・中古市場ではPグレードの方がGより20〜50万円高値傾向
・サクラはプロパイロット標準装備、ekクロスEVはオプション扱い
・ekクロスEVには4WDモデルの設定がない
・ビジネスパッケージ仕様は装備簡略化で価格を抑えた法人向けモデル
・eKスペースはシンプル、eKクロススペースはSUVテイストデザイン
・走行性能はモーター特有のトルクと静粛性が特徴
・航続距離は180km前後で街乗り向き、長距離には不向き
・PHEVモデルは長距離走行向きで装備や価格が異なる

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