トヨタ初の本格量産BEVとして注目される「bZ4X」ですが、実際の販売台数はどこまで伸びているのでしょうか?
「bZ4Xの販売台数」と検索される方の多くが気になるのは、世界累計でのbz4x販売台数はもちろん、2023年と2022年の販売台数推移比較や、トヨタBEV全体におけるbz4x販売シェアなど、具体的な数値や傾向だと思います。
特にノルウェーでbz4xが売れる理由とは何か、ソルテラとの比較における販売台数や人気の違いも見逃せないポイントです。
さらに、月間販売台数が急増した背景と要因、北米市場でのbz4x人気と販売台数の特徴、中国におけるbz4xの販売状況と課題、日本国内のbz4x販売台数と市場評価など、地域別にその特徴を詳しく整理しました。
また、アメリカ市場で話題になったリース戦略や、日本と海外、EV販売台数ランキングの違いについても解説しています。この記事を読めば、bz4x販売台数に関する最新動向が一気に把握できます。
・bz4xの世界累計販売台数と地域別の特徴
・2022年・2023年のbz4x販売台数推移と比較
・北米やノルウェー市場でのbz4x販売好調の理由
・トヨタBEV全体におけるbz4xの販売シェア割合
bZ4Xの販売台数の全体傾向と推移

・世界累計でのbz4x販売台数はどこまで伸びたか
・2023年と2022年、bz4x販売台数の推移比較
・トヨタBEV全体におけるbz4x販売シェア
・ノルウェーでbz4xが売れる理由とは
・ソルテラとの比較:販売台数と人気の違い
・月間販売台数が急増した背景と要因
世界累計でのbz4x販売台数はどこまで伸びたか
bz4xの世界累計販売台数は、2024年後半時点で約9万台規模に達したと推測されています。
これはトヨタが公式にすべての国や地域別データを公表しているわけではありませんが、アメリカや欧州、アジア各国の販売実績、業界メディアの分析を参考にした数字です。
特に北米市場と欧州市場での伸びが顕著であり、米国では2024年春に月間約5,000台を販売した実績もあります。一方、日本国内では販売台数は約3,000〜5,000台程度にとどまっており、世界全体で見ると日本は販売比率がやや低めです。
このように考えると、bz4xはグローバルモデルとして一定の評価を得ているものの、地域差が大きいという特徴があります。
また、販売開始当初はKINTOによるサブスクリプション専用という販売方法が影響し、日本を含む一部地域で出足が鈍った経緯も見逃せません。その後、一般販売を開始し販路を広げたことで、累計販売台数が大きく伸び始めました。
前述の通り、日本やアジア圏よりも北欧やアメリカの方が販売台数をけん引している現状を考えると、トヨタのBEV戦略におけるbz4xの位置付けは、まだまだ発展途上とも言えるでしょう。
2023年と2022年、bz4x販売台数の推移比較

bz4xの販売台数推移を2023年と2022年で比較すると、明確に販売体制や販売政策の違いが影響していることがわかります。
2022年は日本市場での販売が主にKINTOを通じたサブスクリプション形式に限定されていたため、販売台数が世界全体でも1万台未満と非常に少ない状態でした。
特に日本国内では一般販売が行われていなかったことが大きな要因であり、「欲しくても買えない」状況が続いていました。
一方で2023年になると、日本を含む主要市場で一般販売が解禁され、欧州ではイギリスやノルウェーなどでの販売が活発化しました。アメリカ市場でもbZ4Xの値下げキャンペーンや大幅値引きリース契約が功を奏し、販売台数が一気に拡大。
結果として、2023年の世界販売台数はおおよそ5万〜6万台規模にまで伸びたと見られています。このときの伸びは単なる販売チャネルの拡大だけでなく、車両の一部改良や航続距離向上などの商品力向上も影響しています。
これらの事実から、bz4xは販売方法とモデル改良が販売推移に大きな影響を及ぼす車種であることが読み取れます。
トヨタBEV全体におけるbz4x販売シェア
トヨタが展開するBEV(バッテリー電気自動車)全体の中で、bz4xが占める販売シェアは非常に高い位置にあります。なぜなら、2025年現在におけるトヨタのBEVラインナップはまだ限られており、bZ4Xが唯一の量産BEVとして広く展開されている状況だからです。
具体的には、トヨタBEV全体の約70%以上がbz4xによる販売と推定されています。
これは他のbZシリーズ車両、たとえばbZ3などが主に中国市場限定で販売されていることや、レクサスブランドのBEVがまだ販売台数ベースで大きな数になっていないことが背景です。
ただし、今後はトヨタが発表しているbZシリーズやbZウッドランドなどの新モデルがラインナップに加わることで、bz4xのシェアは徐々に低下する可能性があります。とはいえ、現時点でのbZ4Xの役割は「トヨタBEVの顔」とも言える存在であり、その存在感は圧倒的です。
一方で、この販売シェアの高さは裏を返せば「他のBEV車種がまだ不足している」とも言えます。そのため、トヨタが今後BEV市場でどこまでラインナップを拡充できるかが注目されます。
ノルウェーでbz4xが売れる理由とは

ノルウェー市場でbz4xが高い人気を誇る理由は、大きく分けて2つあります。
第一に、ノルウェーが世界でもトップクラスのEV優遇政策を実施している点です。
具体的には、EV購入時の付加価値税(消費税)が免除されるだけでなく、有料道路やフェリー利用料金の割引、バスレーン走行可能など、多数のインセンティブが提供されています。
その結果、ノルウェーでは新車販売の約9割がEVという非常に特殊な市場環境が形成されており、bz4xもその流れに乗って販売台数を伸ばしています。
第二に、ノルウェー国内の住宅や公共施設にはほぼ必ず充電設備が整っていることも大きな理由です。フィヨルド地形の影響でフェリー移動が必要になるケースも多く、ガソリン車よりもEVのほうが利便性が高いという状況も存在します。
また、bZ4XはSUVタイプで雪道や悪路にも強い設計が施されているため、寒冷地に強いノルウェー市場において実用的な選択肢とされています。以上のような背景から、bz4xはノルウェー市場で「ちょうどいいEV」として支持を集めています。
販売台数も2025年初頭にはノルウェー市場単体で月間約1,000台以上を記録した月があり、トヨタとしても非常に重要な販売拠点となっていると言えるでしょう。
ソルテラとの比較:販売台数と人気の違い
ソルテラとbz4xは、基本設計を共有する兄弟車として登場しましたが、その販売台数や人気には明確な違いが見られます。
ソルテラはスバル初の本格EVとして2023年初頭に発売されましたが、販売台数は北米市場で年間1万台をわずかに超える程度にとどまっています。
一方、bz4xは2024年時点で世界累計9万台超を記録しており、ソルテラよりも大幅にリードしています。これは単純にトヨタというブランド力だけでなく、販売戦略や市場での認知度の違いが大きく影響しています。
前述の通り、bz4xはアメリカやノルウェーなどの主要EV市場で積極的なリース施策や一般販売への切り替えを行い、販路を拡大しました。
一方でソルテラは販売チャネルが限定的で、販促活動も比較的控えめでした。また、消費者側も「EVはやっぱりトヨタ」と考える傾向が強く、ソルテラはスバルファン以外からはあまり選ばれにくい状況にあります。
このような背景を踏まえると、ソルテラとbz4xは仕様がほぼ同じでも、販売結果は大きく異なるというのが実情です。両車を比較検討する際には、単なるスペックだけでなく、販売網やサービス体制まで考慮することが重要と言えるでしょう。
月間販売台数が急増した背景と要因

bz4xの月間販売台数が急増した背景には、いくつかの要因が重なっています。
まず最も大きかったのが、アメリカ市場を中心とした大幅値引きリースキャンペーンの実施です。例えばカリフォルニア州では、契約時に約2,000ドルを支払えば月額129ドルという破格の条件でbZ4Xがリースできるプランが提供され、多くの消費者の関心を集めました。
さらに、bZ4X自体が一部改良を受け、最大急速充電速度が150kWまで向上し、ソフトウェアアップデートによって利便性が改善されたことも販売促進につながりました。
これを受けて、2024年4月にはアメリカ国内で月間約5,000台もの販売台数を記録し、これは2023年通年販売実績の半分以上にあたります。このような急増は一時的な現象ではなく、bZ4Xの価格帯や性能、そしてブランドイメージが再評価された結果と考えられます。
一方で、日本国内では販売体制の見直しや一般販売開始が影響し、月間販売台数が緩やかに伸びてきました。
このように言うと簡単に思えるかもしれませんが、トヨタが販売政策を細かく調整し続けた結果として、bZ4Xの販売数は確実に積み上がってきたと言えるでしょう。
bZ4Xの販売台数を地域別に詳しく見る

・北米市場でのbZ4X人気と販売台数の特徴
・中国におけるbZ4Xの販売状況と課題
・日本国内のbZ4X販売台数と市場評価
・アメリカ市場で話題になったリース戦略
・日本と海外、EV販売台数ランキングの違い
北米市場でのbZ4X人気と販売台数の特徴
北米市場、特にアメリカ合衆国におけるbz4xの人気は、他市場と比較しても特徴的です。その一つは販売台数の急激な伸びです。
2024年4月には、前年同月比で545%増という驚異的な数字を記録し、5,000台近くを一気に販売しました。これほど急激に伸びた理由として、アメリカではトヨタ車に対する高い信頼感が根強いことが挙げられます。
ハイブリッド車プリウスで培ったエコカー市場の実績がbZ4Xにも引き継がれており、「EV初心者でも安心して選べるブランド」として評価されています。さらに、北米市場ではリース契約が非常に一般的である点も見逃せません。
前述の通り、トヨタはリース価格を戦略的に引き下げ、ガソリン代を含めた総所有コストを下げることで消費者の購買意欲を高めました。これを受けて、2025年時点でもbZ4Xのリース契約は他のEVよりもお得感があり、多くのドライバーに選ばれています。
ただし、アメリカ国内でも航続距離や急速充電性能については競合他社製品に劣るという声も根強くあります。
特にテスラやヒョンデグループのEVと比較した際、その違いが評価に影響する場面もあります。こうしたメリットとデメリットを踏まえて、北米市場でのbZ4Xは「価格重視・安心重視層」に強く支持される車種と位置づけられているのが現状です。
中国におけるbZ4Xの販売状況と課題

中国市場におけるbz4xの販売状況は、決して順調とは言えません。そもそも中国ではBYDやNIO、小鵬(シャオペン)などの現地メーカーが圧倒的なシェアを持っており、bz4xのような海外製EVは苦戦を強いられています。
トヨタも例外ではなく、2023年から2024年にかけて中国でのbz4x販売台数は年間数千台レベルにとどまっています。
この背景には、価格競争力の低さが大きく影響しています。中国市場では補助金制度の影響もあり、同等性能の現地EVがbz4xより数十万円以上安く購入できるケースが多いため、消費者はそちらを選びがちです。
また、充電インフラやコネクテッドサービスも中国現地仕様への最適化が遅れており、ユーザー体験の面で現地メーカーに後れを取っていることも課題です。一方で、中国国内でのトヨタブランドそのものは一定の人気があります。
そのため、今後は中国市場向けにbZ4Xをベースとした専用モデルの開発や価格戦略の見直しが求められています。さらに、現地合弁会社を通じた製造コストの削減や販売ネットワーク強化も重要なテーマとなっています。
中国市場でトヨタがEV市場シェアを拡大できるかどうかは、bZ4Xの販売施策がどこまで現地市場にフィットするかにかかっていると言えるでしょう。
日本国内のbZ4X販売台数と市場評価
日本国内におけるbz4x販売台数は、トヨタ初の量産BEVという注目度のわりには伸び悩んでいる状況が続いています。
2022年4月の発売当初、KINTOを通じたサブスクリプション契約限定という販売方法が取られたため、多くの購入希望者が様子見となり、初期販売台数はわずか数千台にとどまりました。
その後、2023年11月頃から一般販売が解禁されたことで、月間200〜300台ペースまで回復しつつありますが、依然として国内EV市場におけるシェアは限定的です。
前述の通り、日本国内のEV販売比率はわずか1〜2%程度と、世界平均20%前後と比べると極端に低いのが現状です。ではなぜ日本ではbz4xの販売が伸び悩んでいるのでしょうか。一つには、充電インフラの不足やEV購入に対する一般消費者の慎重姿勢が挙げられます。
トヨタ自身も「残価リスク」や「バッテリーリサイクル問題」を理由にサブスク限定販売を採用した背景があり、日本市場そのものがEVに慎重であることがうかがえます。
加えて、bz4xの価格設定がFWDモデルで600万円前後と高額であり、補助金を差し引いてもガソリン車やハイブリッド車と比較するとまだ手が出にくい価格帯です。
もっと言えば、日本ではコンパクトカーや軽自動車の需要が強く、bz4xのような大型SUVタイプのEVはニーズが限定的だという構造的な問題もあります。
これらの理由から、日本国内におけるbz4x販売台数は控えめな結果となっていますが、今後は価格改定や小型EV投入が市場活性化のカギになると考えられます。
アメリカ市場で話題になったリース戦略

アメリカ市場ではbz4xの販売台数が大きく伸びた理由の一つとして、トヨタが実施したリース戦略が大きな話題となりました。
2024年4月から5月にかけて、特にカリフォルニア州やニューヨーク州で行われたリースキャンペーンでは、36か月契約で月額129ドル〜159ドルという非常に低い料金が提示され、多くの消費者を驚かせました。
前述の通り、ガソリン代やメンテナンス費用を含めた総コストで考えると、このリース条件は非常にお得感があり、「試しにEVを体験してみたい」という層にとって大きな魅力となりました。
この戦略が功を奏し、2024年4月にはアメリカでのbz4x販売台数が4,958台と、2023年通年販売実績の半分以上を1か月で達成するという結果につながっています。
また、アメリカではEV普及政策が進んでおり、州ごとの補助金や税制優遇も整っているため、リース契約がしやすい環境が整っています。
さらに、トヨタは北米市場においてハイブリッド車のイメージが強く、「トヨタなら安心」という信頼感がEV分野にも波及している点も大きな要因です。
もちろん、bz4x自体の急速充電性能や航続距離についてはテスラやヒョンデ勢にやや劣るという評価もありますが、リースであればそのリスクも抑えられるため、消費者は心理的なハードルを下げて契約できます。
このように、単なる価格戦略ではなく、アメリカ市場に最適化された柔軟な販売手法がbz4x人気を支えているのです。
日本と海外、EV販売台数ランキングの違い
日本と海外ではEV販売台数ランキングに大きな違いがあります。
まず、日本国内のEV市場は2024年時点で新車販売全体のわずか1.4%程度しかEVが占めておらず、その中でも日産リーフや日産サクラがトップを維持しています。
PHEVを含めた場合でもトヨタや三菱のハイブリッド・プラグインハイブリッド車が圧倒的に多く、bz4xはランキング上位には入りません。
一方で、海外市場では様相がまったく異なります。例えばノルウェーではEV販売比率が90%を超え、bZ4Xも2025年1月には販売台数トップに輝きました。アメリカ市場でも2024年に入ってからbz4xの販売台数が急増し、テスラの独占状態に一定の風穴を開けつつあります。
中国市場でもBYDやテスラに次ぐ規模でEVが普及しており、bZ4Xは苦戦しているもののランキングには顔を出す程度の販売数を維持しています。
この違いは、各国の政策や消費者意識、そして車両価格や補助金制度の有無に起因します。日本ではハイブリッド車を中心としたエコカー政策が長く続き、EVへの切り替えが遅れている状況です。
さらに、都市部以外では充電インフラが整っていないことや、ガソリン価格が比較的安いことも影響しています。逆にノルウェーや中国、アメリカの主要州では充電インフラが普及し、EVに乗ることが当たり前の選択肢となっている地域もあります。
こう考えると、日本国内でのbz4x販売台数が世界平均に比べて少ないのも自然な流れと言えるでしょう。とはいえ、今後日本でも政策転換やインフラ整備が進めば、EVランキングの顔ぶれが大きく変わる可能性は十分あります。
まとめ:bZ4Xの販売台数について

・bz4xの世界累計販売台数は約9万台規模と推測される
・日本国内のbz4x販売台数は約3,000〜5,000台で世界比率は低め
・2022年は販売制限もあり世界販売台数は1万台未満だった
・2023年は一般販売開始などで世界販売台数5〜6万台まで伸びた
・トヨタBEV全体におけるbz4xの販売シェアは約70%以上
・ノルウェーではbz4xが月間1,000台以上売れる月もある
・ソルテラは年間1万台程度でbz4xより販売台数が少ない
・アメリカ市場では2024年4月に月間約5,000台を販売し過去最高
・アメリカではリース契約が人気で月額129ドルなどの低価格が話題
・中国市場ではbz4x販売台数が年間数千台規模と苦戦中
・中国では現地メーカーが価格・サービス面で優位
・日本ではbz4x価格が高めで月間200〜300台ペースにとどまる
・日本市場はEV販売比率がわずか1.4%程度で世界平均より低い
・世界ではノルウェーやアメリカでbz4x販売台数がけん引している
・日本と海外でEV販売台数ランキングが大きく異なる傾向にある
・N-VAN eのV2Hで家に給電可能?導入メリットと注意点とは
・N-VAN eのキャンピングカー化!改造の手順と活用法・注意点
・bZ4Xをタイムズで借りる!利用方法と料金・充電方法解説

