テスラに興味はあるものの、テスラのリセールが悪いと検索して不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、テスラの下取りが安いのはなぜ起きるのか、モデル3の下取り価格は今いくらなのか、気になるポイントは数多くあります。特に外車のリセールが悪いのはなぜか?という疑問は、輸入車全般に共通する悩みでもあります。
さらに、evリセールバリューランキングでのテスラの位置を見ると、近年では想像以上に順位が変動していることもわかります。では、リセール率低下の背景にある問題とは何なのでしょうか。
また、人気の残価設定ローンは本当に得か?という点も、多くの方が慎重に見極めるべきテーマです。この記事を読むことで、テスラ購入前の不安を一つひとつ解消し、後悔のない選択につなげられるはずです。
・テスラのリセールバリューが悪化する主な原因
・モデル3やモデルYの下取り価格や残価率の現状
・テスラの購入やローン契約で注意すべきポイント
・日本市場におけるテスラの将来性や撤退リスク
テスラのリセールが悪いと言われる理由とは

・下取りが安いのはなぜ起きる?
・モデル3の下取り価格は今いくら?
・外車のリセールが悪いのはなぜですか?
・EVリセールバリューランキングでのテスラの位置
・リセール率低下の背景にある問題
下取りが安いのはなぜ起きる?
下取り価格が安くなる理由には、いくつかの要因が絡み合っています。
まず、最も大きな要素は「需要と供給のバランス」です。
需要に比べて供給量が多い車種は、必然的に価格競争が激しくなり、買取価格が下がってしまいます。さらに、モデルチェンジの影響も無視できません。新型車が登場すると、旧型車の価値は一気に低下しやすくなります。
つまり、どれだけ丁寧に乗っていても、新型の影響で市場価値が落ちるという現象が起こるのです。
これに加えて、車のコンディションも重要なファクターです。
外装の傷や凹み、内装の汚れ、過走行など、マイナス要素が多ければ下取り額はさらに低くなります。このため、普段からのメンテナンスや清掃がリセールバリューに直結することを意識しなければなりません。
また、テスラをはじめとするEV(電気自動車)特有の事情も影響しています。
バッテリーの劣化リスクや、モデルごとの仕様変更が頻繁に行われることによって、「数年前のモデルは見劣りする」という印象を与えやすいのです。これも下取り額を押し下げる要因となっています。
このように考えると、下取りが安い背景には単なる車両の古さだけでなく、市場動向や技術革新のスピード、そして個々の車両コンディションといった、複数の複雑な要素が絡み合っているといえるでしょう。
したがって、愛車を少しでも高く売却したいのであれば、タイミングとメンテナンス、そしてモデルチェンジ情報に敏感になることが重要です。
モデル3の下取り価格は今いくら?
テスラ モデル3の下取り価格について、現在の相場を知っておくことは非常に大切です。
2025年現在、中古市場ではモデル3の平均買取価格は約250万円〜400万円前後といわれています。もちろん、この幅はグレード、年式、走行距離、車両状態によって大きく変動します。
例えば、スタンダードレンジプラス(RWD)の2年落ちであれば、状態が良ければ350万円前後が目安となります。一方で、走行距離が多かったり、外装に大きな傷があったりする場合は、250万円台まで下がることも珍しくありません。
パフォーマンスグレードの場合はもともとの新車価格が高いため、下取り価格も比較的高水準を維持していますが、それでも新車時の半額程度まで下がるケースが一般的です。
このように数字だけを見ると、モデル3のリセールバリューは「そこまで悪くない」と感じるかもしれません。しかし、ここで注意したいのは、テスラが新型モデルを頻繁に投入し、既存車両との差別化を図っているという点です。
例えば、「ハイランドモデル」が登場したことで、旧型のモデル3はさらに値下がりリスクを抱えることになりました。
これにはテスラ特有の「ソフトウェア・アップデート文化」も影響しています。
テスラは頻繁に機能改善を行うため、旧世代モデルが「古臭い」と見なされるスピードが他メーカーより速いのです。つまり、モデル3を高値で売却したいのであれば、新型が出る前のタイミングで手放すこと、そして走行距離や外装コンディションをできる限り良好に保つことが大切です。
外車のリセールが悪いのはなぜですか?
外車のリセールバリューが国産車に比べて悪い理由は、主に「維持コスト」と「市場の需要バランス」にあります。まず、外車は部品代や修理費用が高額になりがちです。
これには、パーツの輸入コストや専門整備士の工賃が上乗せされるため、国産車と比較して維持するハードルが高いのです。
このため、中古車市場でも「外車は故障が多い」「修理費が高い」というイメージが先行し、敬遠されがちになります。特に日本市場では「実用性」と「低コスト維持」が重視される傾向があるため、維持費が読みにくい外車は買い手が限られてしまうのです。
さらに、輸入車はモデルチェンジサイクルが速いことも影響しています。
これによって、数年で「型落ち感」が強くなり、リセールバリューが急落しやすくなります。加えて、国内では外車特有のサイズ感や仕様が日本の道路事情に合わない場合も多く、これも人気が伸び悩む一因です。
こう考えると、外車のリセールバリューが悪くなるのは単なるブランドイメージの問題ではなく、「高コスト構造」と「市場ニーズとのミスマッチ」によるものだとわかります。しかし、希少価値のあるモデルやブランド力の高い一部車種は、むしろ高値を維持するケースもあります。
つまり、外車選びではリセールを意識するなら「人気モデル」「需要の高いカラー・仕様」を慎重に選ぶことが欠かせません。
EVリセールバリューランキングでのテスラの位置
現在、EVリセールバリューランキングを見ると、テスラは総じて上位に位置しています。ただ、モデルや年式によってその差は意外に大きいのが現状です。
特にモデルYやモデルSといった人気車種は比較的リセールバリューが高く、1〜3年落ちの個体でも50%以上の残価率を維持している例が多く見られます。一方で、モデル3や初期型のモデルXなどは価格競争やモデルチェンジの影響もあり、リセールバリューが下がりやすい傾向があるため注意が必要です。
ここで重要なのは、テスラが全体的にはEVの中で「リセールバリューが高いブランド」として認識されているという点です。これには、広大なスーパーチャージャーネットワークの存在や、ソフトウェアアップデートによる機能強化などが寄与しています。
つまり、購入後も時間とともに価値が目減りしにくい「商品」としての強みが評価されているのです。
ただし、2023年以降、EV市場全体で価格下落スピードが速くなっており、テスラも例外ではありません。中古市場における急激な在庫増加や、電気自動車に対する補助金縮小が影響し、リセールバリューが少しずつ下落傾向にあります。
このため、テスラだから絶対に安心とは言い切れない時代に入りつつあるとも言えるでしょう。
このように考えると、現時点でテスラはEVリセールバリューランキングで比較的良好な位置を保っていますが、今後は市場の動向次第で順位が大きく変わる可能性もあり、動向をこまめにチェックする姿勢が求められます。
リセール率低下の背景にある問題
リセール率が低下している背景には、いくつか見逃せない問題が潜んでいます。
まず最初に挙げられるのが、「モデルチェンジと価格改定の頻度」です。テスラを例にとっても、新型モデルや小改良版が短いスパンで登場するため、旧型の魅力が急速に薄れてしまうという現象が起きています。
こうして相対的に価値が下がり、中古市場では査定額が大きく目減りするのです。
次に、「中古市場での供給過多」も深刻な問題です。新車販売が好調だったモデルほど、数年後に中古市場へ大量に流入するため、相場は供給過多となり、買い手が有利な状態になります。これもリセール率が下がる要因のひとつといえるでしょう。
さらに、電気自動車特有の問題として「バッテリー劣化リスク」も無視できません。
たとえ走行距離が少なくても、バッテリー性能の低下が懸念されるだけで査定にマイナス評価がつきやすくなっています。このため、消費者心理としても「中古EVを買うのは少し怖い」と感じる傾向が強く、需要が伸び悩む一因となっているのです。
これらの理由を踏まえると、単にクルマ自体の性能だけでなく、市場の構造的な問題がリセール率低下を引き起こしていることが分かります。今後この傾向を逆転させるためには、メーカー側のリセール対策や中古EV市場の整備が不可欠と言えるでしょう。
テスラのリセールが悪い?後悔しないために知ること

・残価設定ローンは本当に得か?
・残価率の5年後はどれくらいか
・モデルy残価率の現状分析
・乗れる年収の目安とは?
・日本からいつ撤退するのでしょうか?
・テスラがゴミと言われる理由と実態
残価設定ローンは本当に得か?
残価設定ローンとは、車両価格の一部を「残価」として据え置き、残りを分割払いする仕組みです。このプランは一見すると毎月の負担が軽く見え、手が出しやすい印象を与えます。しかし、実際には注意すべきポイントも多く存在します。
まず、残価設定ローンの最大の魅力は「月々の支払いが安いこと」です。
これによって、本来なら手が届かないような高額なモデルでも無理なく乗れる可能性が広がります。しかし、ここで見落としがちなのが「契約終了時の選択肢」です。契約満了時には、残価を一括で支払うか、車を返却するかの選択を迫られます。
このとき、仮にリセールバリューが残価を下回っていた場合、差額を負担しなければならないリスクが発生します。
特に、テスラなど価格変動が激しいモデルでは、このリスクは無視できません。また、走行距離制限や車両の損傷によって追加費用が発生する可能性もあり、思ったより出費がかさむケースも少なくありません。
つまり、残価設定ローンは短期間で車を乗り換える予定があり、かつ走行距離を抑えられる人にとってはメリットが大きいですが、長く乗り続ける予定の方や走行距離が多い人には向かない仕組みだと言えるでしょう。
こう考えると、残価設定ローンを利用するかどうかは、自身のライフスタイルや利用状況に照らし合わせて慎重に判断するべきです。
残価率の5年後はどれくらいか
一般的に、テスラ車の残価率は購入から5年経過すると、約30%〜40%程度に落ち着くとされています。もちろん、モデルやグレードによって多少の差はありますが、これが現在の標準的な目安といえるでしょう。
例えば、モデル3のスタンダードレンジプラスの場合、新車価格が約580万円だとすると、5年後の買取相場は180万〜230万円程度になる可能性が高いです。
モデルSやモデルXといった高額モデルでも、5年を経過すると新車価格の30%前後まで下がる傾向が見られます。これはテスラだけでなく、EV全体に共通するリセールバリューの特徴でもあります。
なぜこのような下落率になるかというと、バッテリーの性能低下や、新技術を搭載した新型モデルの登場が影響しているからです。特にテスラは年々航続距離や自動運転機能が大幅に進化しているため、旧型車両が見劣りしやすいという側面があります。
このため、5年以上乗り続ける予定でテスラを購入する場合は、リセールバリューの低下を織り込んで資金計画を立てることが大切です。
前述のように、モデル選びやグレード選び、そして日頃の車両管理によって、多少なりともリセールを高める工夫は可能です。いずれにしても、5年後の残価率を正確に把握しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。
モデルy残価率の現状分析
現在、テスラ・モデルYの残価率はおおむね45~55%程度に推移していると見られます。
特に初期導入された2022年モデルは、比較的高いリセールバリューを維持してきました。モデルYが人気を集めた理由には、SUVという使い勝手の良いボディ形状に加え、EVならではの低ランニングコスト、そして航続距離性能の高さが挙げられます。
これにより、新車需要とともに中古市場でも一定の人気を保ってきました。
一方、最近は新車価格の値下げが頻繁に行われ、中古市場にも大きな影響を及ぼし始めています。このため、モデルYの残価率は2024年以降、やや下落傾向にあります。中古車が増えたこともあり、需給バランスが崩れ、売却価格の下押し圧力が強まっているのです。
また、航続距離や充電インフラの競争が激化しており、ライバルメーカーのEVが続々と市場に登場していることも無視できません。これにより、モデルYの相対的な魅力がやや薄れるリスクも出てきました。
このように考えると、モデルYの現状は「まだ堅調だが、今後は慎重に見極めが必要な局面」といえます。特に長期間保有を前提とするなら、リセールバリューだけでなく、トータルコストを見据えた購入計画が重要になるでしょう。
乗れる年収の目安とは?
テスラに乗るための年収の目安は、一般的に「購入価格の3倍程度」と言われています。例えば、モデル3の新車価格が600万円前後とすると、年収はおおむね1800万円ほど必要かというと、実はそこまで厳格ではありません。
通常、ローンや残価設定ローンなどの活用を前提にすれば、年収500万~700万円でも十分にテスラを所有することは可能です。
とはいえ、単に購入できるかどうかだけでなく、維持費まで含めて計算する必要があります。
自動車保険料、タイヤ交換費用、定期点検、万が一の修理代などをカバーできるかがポイントです。特に輸入車であるテスラは、修理費や部品交換費が日本車より高めに設定されているため、突発的な出費にも対応できる経済的な余裕が求められます。
また、EV特有の費用として「充電環境の整備」も考慮が必要です。
自宅に充電器を設置する場合、10万~20万円程度の初期投資がかかることもあります。このような諸経費まで見越すと、年収600万円以上を目安にしておくと、精神的にも経済的にも無理なくテスラライフを楽しめるでしょう。
このように、単なる支払い能力だけでなく、ライフスタイルに合わせた柔軟なプランニングが大切になります。
日本からいつ撤退するのでしょうか?
現時点でテスラが日本市場から撤退するという公式発表はありません。しかし、かつてのサポート体制の弱さや、価格変動の激しさ、納車遅延などによる顧客満足度低下を考えると、不安視する声が出てくるのも無理はありません。
日本におけるテスラの立ち位置は独特です。欧米ほど普及しておらず、国産メーカーのハイブリッド車が圧倒的な支持を得ているため、市場規模は限られています。さらに、充電インフラの整備も欧米に比べると後れを取っており、EV普及にとって障害となっています。
それでも、テスラは東京・名古屋・大阪といった都市圏を中心に徐々にシェアを伸ばしてきました。
特にモデル3やモデルYの普及により、存在感は年々増している印象です。また、スーパーチャージャー網の拡大も着実に進めており、インフラ強化の努力も続けられています。
こうした点を踏まえると、少なくとも短期的には日本撤退の可能性は低いと考えられます。
ただし、販売台数が思うように伸びなかった場合や、グローバル戦略の変更次第では、中長期的に販売チャネル縮小などのリスクは否定できません。このため、今後もテスラの日本市場への取り組み姿勢を注視する必要があるでしょう。
テスラがゴミと言われる理由と実態
「テスラゴミ」と揶揄される理由は、主に購入後のサポート体制や品質管理への不満にあります。特に日本市場では、購入時点からアフターサービスまで、国産メーカーと比較して明らかに差があると感じるユーザーが多いようです。
例えば、納車時の品質問題として、小さな傷、パネルのズレ、ソフトウェアの不具合などが報告されています。これに加えて、サービスセンターの数が限られているため、トラブルが発生しても修理予約に時間がかかることが珍しくありません。
日本人ユーザーは、きめ細かな対応を期待する傾向が強いだけに、こうした体験が大きなマイナス評価に直結してしまうのです。
また、価格の急変動もユーザーにとっては不満材料です。購入後わずか数か月で大幅な値下げが行われた例もあり、リセールバリュー低下への怒りが「テスラゴミ」といった批判的表現に繋がることも少なくありません。
とはいえ、走行性能、航続距離、ソフトウェアアップデートなど、車両本体の魅力は非常に高いレベルにあります。
このため、単純に「ゴミ」と切り捨てるにはあまりにも惜しい存在ともいえるでしょう。要するに、テスラの実態は「車は素晴らしいが、サービス面では改善の余地あり」と表現するのが適切です。
まとめ:テスラのリセールが悪い理由について

・テスラのリセールバリューはモデルチェンジの早さと需要バランスに左右される
・下取り価格が安いのは新型登場や供給過多が原因となる
・モデル3の下取り価格は現在250万〜400万円前後
・テスラはソフトウェアアップデートで旧型モデルとの差が広がりやすい
・外車は維持費の高さと修理コストでリセールが悪化しやすい
・テスラはEVリセールバリューランキングで上位に位置しているが油断はできない
・EV全体の中古価格が急落しておりテスラも影響を受けている
・モデル3は新型「ハイランド」登場により旧型の価格が下がりやすい
・リセール率低下には中古車市場の供給過多とバッテリー劣化懸念が影響している
・残価設定ローンは短期利用向きで長期保有には向かない
・テスラ車の5年後の残価率は約30〜40%程度に落ち着く
・モデルYは現在45〜55%程度の高い残価率を維持しているが下落傾向にある
・テスラを維持するなら年収600万円以上が目安となる
・日本市場からのテスラ撤退リスクは現状では低いが中長期的に注意が必要
・テスラが「ゴミ」と言われるのはサポート体制と品質面への不満が原因である
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