テスラの購入を検討する際、もっとも気になるのがテスラの値段、新車はいくらなのかという点です。
この記事では、モデル別の新車価格や補助金適用後の実質負担額までを詳細に解説します。
たとえば、モデル3の新車価格と実質支払額は補助金をうまく活用すれば400万円台まで下げられることもありますし、モデルY・SUVタイプの価格帯は?という疑問にも、グレード別の価格比較を通じて明確に答えています。
最後には、海外製EVの価格変動と注意点や将来のリセールや維持費も考慮しようといった中長期的な視点も紹介し、テスラ購入を検討するすべての方に役立つ内容を網羅しています。
・モデル3・モデルY・モデルSなどの新車価格と特徴
・国や自治体の補助金の目安
・年収別の購入シミュレーションと予算
・新車と中古車の価格差やリセール・維持費
テスラの値段、新車はいくら?モデル別価格比較

・モデル3の新車価格と実質支払額
・モデルY・SUVタイプの価格帯は?
・ハイエンドモデルS・Xの価格と特徴
・ロードスターの価格は2270万円から
・新車価格一覧とグレード別の違い
・補助金活用でいくら安くなる?
モデル3の新車価格と実質支払額
テスラの中でもっとも購入しやすいモデルとして知られているのが「モデル3」です。
テスラがEV(電気自動車)をより身近な存在にしたのは、このモデル3の登場が大きなきっかけと言えるでしょう。価格面から見ても、エントリーモデルとしての立ち位置を保ちながら、性能面でも他社の同価格帯EVに比べて突出した実力を備えています。
では、新車でモデル3を購入する場合、どれくらいの予算が必要になるのでしょうか。
2024年時点でのテスラ公式発表によると、モデル3のRWD(後輪駆動)グレードは約531.3万円から購入可能です。中間グレードに位置するロングレンジAWD(4輪駆動)は約580万円台、そして最上位のパフォーマンスグレードでは約725.9万円程度となっています。
ただし、これはあくまで補助金適用前の価格です。
日本国内では国のCEV補助金(最大65万円)に加え、東京都のZEV補助金(最大45万円)など、複数の補助制度が用意されています。これらをうまく活用すれば、実質的な支払額は400万円台まで下がることもあります。
特に東京都在住であれば、上限近くの補助金を受け取ることができるケースも多く、価格の負担を大きく軽減できます。
一方、補助金の申請には条件があり、申請期間や予算の上限に達すると受付が終了するため注意が必要です。また補助金は一時的な支援であり、年度ごとに条件が変更されることもあるため、最新情報を常に確認しておくことが大切です。
このように、モデル3は「高性能EVをお得に手に入れたい」と考える方にとって、非常に魅力的な選択肢です。購入前には補助金制度を最大限に活用し、実質的な価格で比較する視点を持つことが賢い判断に繋がるでしょう。
モデルY・SUVタイプの価格帯は?
SUVスタイルのテスラとして注目されているのが「モデルY」です。
モデル3と共通のプラットフォームを採用しながら、SUVならではの高いアイポイントと積載性の良さを兼ね備えています。そのため、ファミリーユースや長距離ドライブを重視する方に人気のモデルです。
価格帯は2024年〜2025年の最新データによると、後輪駆動(RWD)モデルでおおよそ541万円〜595万円程度からスタートします。中間グレードであるロングレンジAWDモデルは635万円前後が相場となっており、上位のパフォーマンスグレードでは700万円台半ばまで上昇します。
テスラのモデルYの価格比較表
モデル | 新車価格帯 | 中古価格帯(2022年式以降) | 補助金適用後の実質価格 |
---|---|---|---|
RWD(後輪駆動) | 541万〜595万円 | 約480万〜520万円 | 約490万〜545万円 |
ロングレンジAWD | 約635万円 | 約480万〜520万円 | 約535万円 |
パフォーマンス | 約750万円 | 情報なし | 約650万円 |
また、モデルYは新車価格だけでなく、中古市場でのリセールバリューも比較的安定しています。特に走行距離の少ない2022年式以降の中古車は、400万円台後半〜500万円台前半で多く出回っており、新車にこだわらないユーザーであれば選択肢が広がります。
もうひとつのポイントとして、モデルYは補助金の適用対象車でもあります。
特にZEV車としての認定を受けており、国や自治体による購入支援が受けられます。補助金を活用すれば、総支払額が実質的に50万〜100万円近く安くなることも珍しくありません。
ただし、RWDモデルとAWDモデルの価格差が約100万円以上あるため、自分の使い方に合った駆動方式を選ぶことが大切です。AWDの方が航続距離や走破性は優れていますが、都市部や近距離中心であればRWDでも十分な性能を発揮します。
結局のところ、モデルYは「SUVの実用性とテスラの先進技術を両立したい」というニーズに合致するEVです。価格帯の幅が広いため、予算に応じた選択が可能であり、ライフスタイルに合わせた柔軟な買い方ができる点も魅力のひとつです。
ハイエンドモデルS・Xの価格と特徴
テスラのハイエンドラインに位置づけられるのが「モデルS」と「モデルX」です。
両車ともに高性能・高価格帯であり、単なる移動手段を超えた“所有する喜び”を提供してくれる車種として知られています。特に高級輸入車やプレミアムEVと比較しても、その先進性と走行性能は群を抜いています。
まずモデルSですが、新車価格は約1,266.9万円からスタートし、最上級グレードである「Plaid」モデルでは1,566.9万円にも達します。特徴的なのは、0-100km/h加速がわずか2.1秒という驚異的な加速性能です。
また、航続距離もWLTCモードで600kmを超える水準を誇っており、実用性と刺激的なドライビングを両立しています。
テスラ モデルS・X スペック比較表
モデル | 新車価格(税込) | 0-100km/h加速 | 航続距離(WLTC) |
---|---|---|---|
モデルS | 約1,266.9万円 | 約3.2秒 | 600km超 |
モデルS Plaid | 約1,566.9万円 | 約2.1秒 | 600km超 |
モデルX | 約1,416.9万円 | 約3.9秒 | 500km超 |
モデルX Plaid | 約1,636.9万円 | 約2.6秒 | 500km超 |
価格は1,416.9万円〜1,636.9万円とさらに高額ですが、そのぶんラージサイズSUVとしての利便性と存在感は圧倒的です。特に、後部ドアに採用されたファルコンウイングドアは、実用性とデザイン性を兼ね備えたテスラならではの発想です。
また、両モデルとも「トライモーターAWD」仕様が用意されており、どちらも700馬力を超える高出力を発揮します。ドライビング中の静粛性、インテリアの先進性、スマートエアサスペンションなど、プレミアムEVとしての満足度は極めて高いです。
ただし、これらのモデルは価格が高いため、購入には相応の年収や資金的余裕が必要となります。加えて、車両重量が重くボディサイズも大きいため、日本の都市部での取り回しには注意が必要です。
とはいえ、「EVでも妥協したくない」「最先端のカーライフを体験したい」と考える方にとって、モデルS・Xはまさに理想の一台と言えるでしょう。
ロードスターの価格は2270万円から
「テスラ価格2270万円」という数字が指すのは、テスラの中で最も高額かつ象徴的な存在である「ロードスター」です。
もともとは2008年に登場した初代ロードスターがブランドの起点でしたが、現在は2代目となる新型ロードスターの発売が控えており、その価格は2270万円からと発表されています。
この価格帯を見て「高すぎる」と感じる方も少なくないかもしれません。
しかし、ロードスターは単なるEVスポーツカーではなく、“超高性能な次世代モビリティ”としての価値が詰まったモデルです。特に、0-100km/h加速2.1秒、最高時速400km/h以上、航続距離1000kmというスペックは、既存のスーパーカーと比較しても圧倒的な性能を誇ります。
さらに注目すべきは、そのデザインと素材です。
航空機レベルの軽量素材を採用しており、空力性能の追求がそのままスタイリングに反映されています。シートレイアウトは4人乗りで、スーパーカーとしては稀に見る実用性を持ち合わせている点も大きな特徴です。
もちろん価格に見合った装備も充実しており、テスラならではのフルタッチ操作やソフトウェアアップデート、オートパイロット、セントリーモードなども標準で搭載される見込みです。これにより、ただの“高価なスポーツカー”ではなく、常に進化し続けるスマートEVとしての存在価値を持ちます。
ただし、納車時期は未定であり、予約だけで長い期間待つ可能性もあります。現時点では展示車両のお披露目のみとなっており、発売開始は2025年以降と予測されています。
つまり、ロードスターは「究極のEV」を求める方に向けたフラッグシップモデルであり、価格に見合った革新性と夢を備えた1台です。市場に登場すれば、自動車の未来像そのものを塗り替える存在になるかもしれません。
新車価格一覧とグレード別の違い
テスラの車両価格はモデルとグレードによって大きく異なります。
これを正しく把握することで、自分にとって最適な選択肢が見つかる可能性が高まります。現在、日本市場で購入可能な主なテスラ車は「モデル3」「モデルY」「モデルS」「モデルX」の4種類に加え、今後発売予定の「ロードスター」が存在します。
もっともベーシックなモデル3では、RWD(後輪駆動)が約531万円から購入可能です。
次に、航続距離が長い「ロングレンジAWD」は約580万円台、さらに加速性能を重視した「パフォーマンスAWD」は約725万円程度になります。モデルYはSUVタイプで、RWDが540万円台から、ロングレンジAWDで630万円前後、パフォーマンスAWDになると700万円台に到達します。
一方、ハイエンドモデルであるモデルSとモデルXは桁が一つ上がります。
モデルSは1,260万円台からスタートし、最上級グレードの「Plaid」になると1,566万円にもなります。モデルXも同様で、1,416万円から始まり、フラッグシップであるPlaidは1,636万円と非常に高額です。
さらに、将来販売が予定されているロードスターは驚きの2,270万円からと公表されており、性能やスペックから見ても「スーパーカー」に相応しい価格帯と言えるでしょう。
このように、テスラは価格帯の幅が広く、同じモデルでも駆動方式や装備により大きな差があります。購入前には、単に本体価格だけを見るのではなく、自分のライフスタイルや運転環境に応じて、必要なグレードを冷静に見極めることが重要です。
補助金活用でいくら安くなる?
テスラの新車価格は決して安くはありませんが、補助金制度を活用することで、実質的な支払額を大きく抑えることができます。
日本では、国が主導するCEV補助金に加えて、東京都や地方自治体独自のZEV支援制度などがあり、組み合わせによっては最大100万円前後の支援を受けられることもあります。
例えば、CEV補助金は電気自動車に対して65万円程度支給される制度で、テスラ車のほとんどが対象となっています。
また、東京都ではさらに上乗せの補助金(ZEV普及支援金)が設定されており、メーカーによっては45万円の追加支給が可能です。つまり、東京都在住の方であれば、最大で約110万円の補助を受けることが可能ということになります。
この補助金は、購入者が直接受け取るわけではなく、納車後に所定の手続きを経て銀行口座に振り込まれるケースが多いです。ただし、補助金を受け取るためには条件を満たす必要があります。たとえば、一定期間その車両を保有することや、譲渡・廃車を行わないことなどが定められています。
補助金を前提に車を選ぶと、グレード選びの自由度が高まります。たとえば、当初はRWDグレードを検討していた方が、補助金を加味してロングレンジAWDを選ぶことも現実的になります。
ただし、補助金制度には予算の上限があり、年度途中で受付が終了することもあります。最新の情報を各自治体のサイトやディーラーから定期的に確認しておくことが非常に重要です。
テスラの値段、新車を買う前に知るべきこと

・補助金を使った場合の購入額シミュレーション
・年収いくらならテスラに手が届く?
・新車と中古、価格差と選び方のポイント
・テスラを買うとどんな恩恵がある?
・海外製EVの価格変動と注意点
・将来のリセールや維持費も考慮しよう
補助金を使った場合の購入額シミュレーション
補助金制度の魅力を実感するには、実際に数字で見るのが一番です。ここでは、モデル3とモデルYの購入を例に取り、補助金を使ったときの実質負担額をシミュレーションしてみましょう。
まずモデル3 RWDの新車価格は約531万円です。
国のCEV補助金65万円を活用すると、実質価格は466万円程度に下がります。さらに、東京都に住んでいる場合は、ZEV補助金として追加で45万円が適用される可能性があり、この場合、最終的な実質価格は421万円前後にまで下がります。
500万円を切る価格でテスラを所有できるというのは、多くの人にとって現実味のある選択肢となるでしょう。
テスラ補助金適用シミュレーション
モデル | 新車価格(万円) | 国のCEV補助金(万円) | 東京都ZEV補助金(万円) |
---|---|---|---|
モデル3 RWD | 531 | 65 | 45 |
モデルY RWD | 540 | 65 | 45 |
次にモデルY RWDを考えてみましょう。こちらの新車価格は約540万円とされています。
同様に65万円のCEV補助金、加えて45万円の東京都補助金を適用すると、実質価格は430万円前後まで落ち着きます。SUVスタイルで荷室も広く、家族での使用にも適したモデルYをこの価格で手に入れられるのは、大きな魅力です。
ただし、補助金は納車後に還付されることが多く、初期費用の準備は必要です。また、補助金の申請には時間がかかることもあるため、現金一括購入やローンのスケジューリングは計画的に行うべきでしょう。
また、年度末になると申請の混雑や補助金の残額減少も見られるため、できるだけ早い段階で購入と申請の段取りを済ませることが推奨されます。補助金をうまく活用することで、価格面でのハードルがぐっと下がることは間違いありません。
年収いくらならテスラに手が届く?
テスラの購入を検討する際、多くの人が気にするのが「どれくらいの年収があれば買えるのか」という点です。これは単純に価格だけで判断できる問題ではなく、生活スタイルや住宅ローン、家族構成などによっても大きく異なります。
たとえば、モデル3のエントリーモデル(約531万円)をローンで購入する場合を想定してみましょう。
頭金を100万円、ローン返済を5年、年利3%で計算すると、月々の返済額はおよそ8万〜9万円程度となります。
この返済額が家計に無理なく収まるラインとして考えると、目安となる世帯年収は最低でも500万円〜600万円は必要です。家族がいる場合や他に住宅ローンがある場合は、より高い収入が望まれます。
モデルYやモデルSといった上位モデルを現金またはローンで購入する場合は、当然ながら年収800万円以上、場合によっては1000万円を超える世帯でないと、余裕を持った運用は難しいかもしれません。
とくにモデルXやロードスターなど、1,000万円を超えるモデルを購入する場合には、一般的なサラリーマン層ではなく、経営者や高年収専門職が現実的な購入層になる傾向があります。
ただし、前述の補助金を活用することで初期費用を抑えることができ、購入ハードルは確実に下がっています。また、中古市場では200万円台からモデル3が手に入るケースもあり、「テスラ=高嶺の花」という時代はすでに終わりを迎えつつあるのかもしれません。
いずれにしても、テスラを購入する際には、車両価格だけでなく維持費、電気代、保険料、補助金の有無などをすべて含めた「トータルコスト」で判断することが重要です。夢を現実にするには、堅実なシミュレーションが第一歩となるでしょう。
新車と中古、価格差と選び方のポイント
テスラを検討する際に多くの人が迷うのが、「新車にするか、中古にするか」という点です。単純に価格だけを見ると、中古車の方が魅力的に感じるかもしれません。しかし、その選択には価格差以上に検討すべきポイントがあります。
たとえば、モデル3の新車は531万円前後からとなっており、補助金を使えば400万円台での購入も可能です。一方で、中古市場では年式や走行距離により差はありますが、モデル3は200万円台から300万円台前半での販売例も多く見られます。
この価格差だけを見ると中古が圧倒的にお得に見えるでしょう。
しかし、新車には最新のソフトウェア、自動運転性能の向上、安全性、そして長期保証など、金額以上の付加価値が含まれています。とくにテスラの場合、年式が新しいほど航続距離や快適装備も改善されており、「年式の新しさ=性能の高さ」と直結しているのが特徴です。
逆に、初期型の中古モデルにはスーパーチャージャーの無料特典がついていたり、価格が抑えられているといった魅力もあります。購入後のソフトウェアアップデートも一部継続されるため、走行性能の基本的な満足度は十分に確保されるでしょう。
最終的な選び方としては、コスト重視なら高年式中古車、安心・機能性重視なら新車を選ぶのがベターです。また、認定中古車であれば保証が延長されるため、「価格と保証のバランス」を取る手段として非常に有効です。
用途・ライフスタイル・予算の3点を軸に、冷静に比較検討することが大切です。
テスラを買うとどんな恩恵がある?
テスラの購入を検討する際、価格や性能に注目しがちですが、実は「所有すること自体の恩恵」も非常に大きいのがこのブランドの特徴です。
まず第一に挙げられるのが、日常的な走行コストの安さです。電気自動車であるテスラは、ガソリン代と比較するとエネルギーコストが3分の1以下になることもあり、年間を通じて大幅な維持費の削減が可能になります。
次に、ソフトウェアによる自動アップデートの存在が特筆すべきポイントです。
スマートフォンのように、テスラ車は購入後も機能向上が行われ、新しい運転支援機能やエンターテインメント機能が追加されることもあります。このように、買ったときが完成ではなく、時間とともに進化する「成長するクルマ」という概念は、テスラならではのメリットといえます。
さらに、オーナー体験においても高い満足度があります。
タッチパネルを中心としたシンプルな操作性、シートヒーター・オートエアコンなどの快適機能、そして未来感あふれるインテリアデザインは、国産車では得難い魅力です。特に運転に不慣れな方にとっては、オートパイロットやオートパーキング機能が安心感を提供します。
また、環境負荷を減らしたいと考える人にとっても、テスラは有力な選択肢です。
CO₂排出ゼロという点は、エコ意識の高い消費者の価値観にぴったり合致します。これらの利点を総合すると、単なる移動手段を超えた「ライフスタイルの選択肢」としてテスラを検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
海外製EVの価格変動と注意点
テスラをはじめとする海外製EVは、近年日本国内でも注目を集めています。ただ、国内メーカーの車とは異なり、価格変動や仕様の変更が頻繁に起こるという特性があるため、購入検討時には慎重な情報収集が必要です。
例えば、テスラは販売価格を数ヶ月単位で見直すことが多く、2023年や2024年にも複数回の値下げが行われました。これは需要の変動や為替レート、補助金制度の改正などによるものですが、価格の上下が読みにくいため、買い時を見極めるのが難しいという一面もあります。
さらに、海外製EVはパーツ供給やアフターサービスの面でも注意が必要です。
特に正規ディーラー以外で購入した並行輸入車は、故障時に修理対応が遅れる、部品調達に時間がかかるといったトラブルが発生しやすいです。そのため、購入後のメンテナンス体制やサポートの有無は、必ず確認しておくべきポイントといえます。
また、海外製EVは日本の道路事情に必ずしも最適化されていないケースもあります。
例えば車幅が大きすぎて立体駐車場に入らない、電動充電器の規格が合わないなど、意外な落とし穴も存在します。最近では国産EVも続々とラインアップを拡充しており、価格・性能のバランスを考えたときに再検討が必要となる場合もあるでしょう。
つまり、海外製EVは先進性やブランド力で魅力がある一方、価格の変動性と維持環境の確認が重要になります。予算と環境が合致するタイミングで購入すれば、後悔のないEVライフが実現できるはずです。
将来のリセールや維持費も考慮しよう
EVはガソリン車と比べてランニングコストが安いという利点がありますが、購入後のリセールバリューやメンテナンス費用についても忘れてはいけません。テスラのような電気自動車はエンジンオイル交換が不要で、ブレーキパッドの消耗も少ないため、定期的な整備費用は抑えられる傾向があります。
しかし、電気自動車特有の維持費も存在します。
その一つが駆動用バッテリーの劣化です。テスラではバッテリー保証が最大8年または24万kmとなっており、期間内であれば安心ですが、保証終了後にバッテリーの大幅な劣化が起きた場合は高額な修理費が発生する可能性があります。
特に中古車として売却する際には、この点がリセール価格に影響する要素となります。
実際、中古市場においては年式が新しく、走行距離の少ないテスラ車の方が高値で取引される傾向があります。一方で、旧世代のテスラ車はモデルチェンジや機能制限、バッテリーの劣化によって価格が急落することもあるため、購入時点で「売るときの価値」まで考慮することが必要です。
また、テスラは定期的に機能追加や改良が行われるため、数年後には「旧型」として扱われやすい側面もあります。このように、最新技術を楽しむメリットがある反面、技術の進化が早い分だけ価値の下落も早くなる可能性があります。
そのため、リセールバリューを意識するなら、人気のグレードやカラーを選ぶ、高年式のうちに手放すといった工夫も有効です。EVは未来志向の選択肢ですが、購入後の出口戦略まで視野に入れておくことで、より賢いカーライフが実現できるでしょう。
まとめ:テスラの値段や新車について

・モデル3の新車価格は約531万円から
・モデルYはSUVで541万円〜700万円台まで存在
・モデルSは1266万円〜、高性能グレードは1500万円超
・モデルXは1416万円〜、ファルコンウィングが特徴
・ロードスターの価格は2270万円からスタート
・モデルごとに駆動方式で価格が大きく変動
・CEV補助金やZEV補助金で最大100万円以上の支援が可能
・補助金適用後はモデル3が400万円台で購入可能
・モデルYも補助金で実質430万円台に下げられる
・年収500万〜600万円がモデル3購入の現実的ライン
・年収800万円以上なら上位モデルも視野に入る
・新車は最新機能・保証付きで安全性が高い
・中古車は価格が安く、初期費用を抑えられる
・海外製EVは価格変動が激しく、情報収集が重要
・リセールやバッテリー劣化も購入判断に影響
・テスラの販売台数の推移と変化・最新動向まとめ【2025年版】
・テスラ車の値段と維持費のリアル、安く買うコツと補助金活用術
・テスラサイバートラックの値段はいくら?日本販売予定&日本円換算
・テスラはどこの国?創業ストーリーと人気モデルと生産拠点を紹介