テスラモデルYのリセール事情解説|2025年の買取価格はこう動く

テスラモデルYのリセールの現状と傾向 電気自動車EV
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テスラ モデルYを購入した方、あるいは購入を検討している方にとって、「リセールバリュー」は見逃せない重要な要素です。なぜなら、将来的な売却時の価格によって、トータルのコストパフォーマンスが大きく変わってくるからです。

この記事では、「テスラモデルYのリセール」と検索してたどり着いたあなたに向けて、2025年最新のリセールバリューの推移と最新相場をわかりやすく解説します。

モデルYの買取価格はどれくらいなのか、モデル3とのリセール比較でどんな違いがあるのか、そして「リセールが悪い」と言われる背景にはどんな理由があるのか――。気になるトピックを網羅的に掘り下げていきます。

近年は値下げや価格変動が中古市場に与える影響も大きく、補助金の有無が残価率にまで影響している現状もあります。

また、人気グレードや装備の選び方次第でリセールに差が出ることや、納車状況・流通台数が市場価格をどう動かすのかといった視点も重要です。売却のタイミングによって査定額は大きく変わるため、適切な時期を見極めることも不可欠。

最後には、「高く売るには販路選びがカギ」という実践的なポイントにも触れていきます。

この記事を読めば、テスラ モデルYの中古車市場での立ち位置やリセール戦略が明確に見えてくるはずです。続きをぜひご覧ください。

記事の要約

・モデルYの年式・走行距離別の最新買取相場
・今後のリセールバリュー推移と価格下落の予測
・値下げや補助金が中古市場に与える影響
・モデル3との比較でモデルYのリセール傾向の特徴

テスラモデルYのリセールの現状と傾向

テスラモデルYのリセールの現状と傾向
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・リセールバリューの推移と最新相場
・モデルYの買取価格はどれくらい?
・モデル3とのリセール比較で見える違い
・リセールが悪いと言われる理由
・値下げや価格変動が中古市場に与える影響
・補助金の有無が残価率に与える影響

リセールバリューの推移と最新相場

テスラ モデルYのリセールバリューは、発売以降おおむね安定して高い水準を維持してきました。ただし、2024年以降の値下げや在庫増加の影響もあり、最近ではやや下落傾向が見られます。

2022年モデルを基準とした残価率(新車価格に対する買取相場の割合)は、1年落ちで70〜85%、2年落ちで55〜70%、3年落ちで40〜55%といった水準です。これだけを見ると、一般的な輸入車と比べて高めのリセールが保たれているといえます。

■ テスラ モデルY リセールバリュー推移表(2022年式を基準に算出)

経過年数残価率(目安)参考買取相場(※走行距離約2万km)市場傾向
新車100%約599〜749万円(定価)新車価格は2023年以降段階的に値下げ
1年落ち約70〜85%約420〜590万円高リセールを維持
2年落ち約55〜70%約330〜450万円やや下落傾向
3年落ち約40〜55%約270〜370万円値下げと在庫増で相場下振れ
予測(半年後)約35〜45%約240〜300万円(予想)一段の価格下落が想定される

一方で、直近の買取相場では徐々に価格が下がる傾向も出てきました。特に2025年に入ってからは、予測では半年後の買取価格が現在より約30〜40万円ほど下がる可能性があると見られています。

例えば、2022年式で走行距離2万kmのモデルYは、現在おおよそ305〜370万円前後の買取相場ですが、今後1年以内には270万円程度まで下がるという予測も出ています。

こうした背景には、新車価格の引き下げや供給の増加、競合車種の台頭が関係しています。また、電気自動車全体の市場が成長期から成熟期に移行しつつあることで、価格の安定性も揺らぎやすくなっています。

とはいえ、他のEVや輸入車と比べると、依然としてモデルYのリセールバリューは高水準にあると言ってよいでしょう。今後も売却を検討している場合は、数ヶ月単位で市場動向をチェックしながら動くことが重要です。

モデルYの買取価格はどれくらい?

テスラ モデルYの買取価格は、年式や走行距離、グレード、車体の状態などによって大きく変動します。

2025年7月時点でのユーカーパックやカーセブンなどの買取相場データによると、2022年モデル・走行距離2万kmの場合、平均でおおよそ305万〜370万円程度の価格が提示されることが多いようです。

これは、新車価格が約530万〜700万円台であることを踏まえると、かなり高水準の残価率といえます。

一方で、2023年式や走行距離が少ない個体であれば、買取価格が400万円台後半に届くことも珍しくありません。実際、0.5万km以下でオプションが充実している車両の場合、450万円〜500万円前後の見積もりが出ているケースも確認されています。

このように、状態が良い車両や人気グレード(ロングレンジ・パフォーマンスなど)は、高い価格がつきやすい傾向があります。

ただし、買取価格は市場の在庫状況や季節要因にも左右されます。たとえば、中古車需要が高まる1〜3月や9月などは、査定額がやや上がりやすい傾向にあります。

また、テスラは価格変動が比較的頻繁にあるため、新車値下げが発表された直後は中古価格が連動して下がるケースもあるため注意が必要です。

このように、モデルYの買取価格はさまざまな要因によって変化します。売却を検討する際は、複数の買取業者に査定を依頼し、見積もりを比較することが高値で手放すための基本的な戦略といえるでしょう。

モデル3とのリセール比較で見える違い

テスラ モデルYとモデル3のリセールバリューを比較すると、意外な違いが浮かび上がってきます。

結論から言えば、SUVタイプであるモデルYの方が、現時点ではやや高いリセール傾向を示しています。モデル3は2019年から販売が開始されたセダンタイプの電気自動車で、初期のリセールは非常に高かったものの、近年は新車値下げの影響を大きく受けています。

例えば、モデル3のスタンダードレンジ(RWD)は、1年落ちで残価率が58%、3年落ちで46%前後に下がる傾向がありました。一方、モデルYでは、1年落ちで70%超、3年落ちでも50%前後の水準が維持されているケースが目立ちます。

この違いの背景には、モデルYがファミリー層にも人気があり、SUV需要の高さがリセールに反映されている点があるといえるでしょう。

■ テスラ モデルY vs モデル3 リセールバリュー比較表

比較項目モデルY(SUV)モデル3(セダン)
車両タイプミッドサイズSUVコンパクトセダン
新車販売開始年2021年(日本)2019年(日本)
人気層ファミリー・アウトドア派単身・通勤メインのユーザー
1年落ち残価率(平均)約70〜85%約55〜60%
3年落ち残価率(平均)約45〜55%約40〜46%
特徴・強み・SUV人気で安定した需要
・積載力あり
・維持費が安い
・車体がコンパクトで取り回しが良い
中古市場での安定性高い(在庫も増加傾向)価格変動が大きめ
リセール価値の傾向安定〜高水準やや下落傾向
補足情報モデル3より新しく、今後の動向に注目値下げの影響を受けやすい

備考:

  • 残価率は走行距離2万km前後・無事故車を基準とした目安です。
  • グレード(RWD/AWD/パフォーマンス)によっても若干の差があります。
  • 新車値下げや補助金政策の影響で、EVのリセールバリュー全体がやや不安定化していますが、モデルYは相対的に健闘していると評価できます。

また、モデル3はセダンであることから、内装スペースや積載量の面でモデルYに劣る部分があり、用途の広さという点ではモデルYの方に軍配が上がります。

さらに、モデルYは納車待ちの期間が比較的短くなっている一方で、モデル3は需要の波が大きく、価格変動も激しいため、リセール面では安定性に欠ける印象があります。

とはいえ、モデル3も維持費の安さや走行性能の良さから一定の人気を保っており、条件次第では高額査定が期待できる車種です。どちらの車種にも強みがあるため、購入時には用途やライフスタイルに合わせて選ぶことが、将来的な売却時の満足度につながります。

リセールが悪いと言われる理由

リセールが悪いと言われる理由
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テスラは「リセールバリューが高い」と言われる一方で、特定の状況では「リセールが悪い」と感じるユーザーも少なくありません。このような評価が出る理由にはいくつかの要因が存在します。

まず1つ目の理由は、テスラの価格変動が非常に激しい点です。近年、モデルYやモデル3などの車種では、突然の値下げが頻繁に行われており、これが中古車市場に大きな影響を与えています。

新車価格が大幅に下がれば、当然ながら中古車の価値も引き下げられやすくなり、これが「リセールが悪い」という印象につながるのです。

2つ目の要因としては、修理費用や維持費の高さが挙げられます。テスラはギガプレスと呼ばれる一体成型構造のボディを採用しているため、事故や破損時の修理に高額な費用がかかる傾向があります。

これにより、「買い手側のリスク」が大きくなり、中古車としての評価が落ちるケースもあります。

さらに、EV特有のデメリットも影響しています。例えば、充電インフラが整っていない地域では利便性が低く感じられ、購入を敬遠されがちです。また、静音性が高い反面、ロードノイズが強く感じられるという声もあるため、満足度に個人差が出やすいのも実情です。

このように、「リセールが悪い」と言われるのは、必ずしも性能や品質が悪いからではありません。価格の変動性や維持コストの高さ、EV特有の使用感が中古市場での評価に影響しているためです。

購入前にはこうした背景を理解した上で選択することが、後悔のない判断につながります。

値下げや価格変動が中古市場に与える影響

テスラ車において、新車価格の値下げは中古車市場に対して大きな影響を及ぼします。特にモデルYは、ここ数年で複数回の価格改定が行われており、そのたびに中古市場にも連鎖的な価格調整が発生しています。

なぜなら、新車価格の下落は中古車としての「相対的な価値」を引き下げるため、購入直後の車両であっても市場評価が低くなってしまうからです。

例えば、2024年にはモデルYの一部グレードが数十万円単位で値下げされたことにより、同年の中古車買取相場も直後に10〜20万円程度の下落が確認されました。

これは、同じ車が新品でより安く手に入る状況が生まれたため、中古を選ぶ経済的なメリットが薄れたことが背景にあります。中古車バイヤーにとっては、新車と中古車の価格差が重要な判断基準となるため、新車の価格が下がれば中古市場全体の魅力も相対的に下がるのです。

また、テスラは自社で直接価格を変更するため、突然の値下げ発表が多いことも特徴です。こうした突発的な値動きは、中古車販売店やオーナーにとって予測が難しく、売却のタイミングを逃すリスクを高めます。

値下げの前後で数十万円もの差が出ることもあるため、売却を検討しているユーザーは市場の動向に注意しながら行動する必要があります。

このように、新車の価格変動が中古市場に与える影響は極めて大きく、テスラ車のリセールバリューにも直結します。価格改定の発表タイミングや内容を見極めたうえで、売買の判断をすることが、高値維持の鍵になるでしょう。

補助金の有無が残価率に与える影響

電気自動車(EV)であるテスラ モデルYは、日本国内での購入時に国や自治体からの補助金対象となることが多く、その有無がリセールバリュー、つまり残価率にも大きく影響しています。

補助金制度はEV購入を後押しする重要なインセンティブであり、その金額は地域にもよりますが、合計で数十万円にも及ぶことがあります。

補助金を受けて購入された車両は、実際の支払額が抑えられるため、購入者の満足度が高くなりやすい一方で、リセール時には新車価格ではなく、実質購入価格に対してのリターンを意識するようになります。

つまり、補助金分が最初から割り引かれているような状態になるため、リセール時の価格が高くても「実感としてお得に感じにくい」傾向があるのです。

さらに、中古市場での価格形成においても、補助金の制度が続いているかどうかは影響を及ぼします。補助金があるうちは「新車で買ったほうが得だ」と考える人が増えやすく、中古車の需要が相対的に減る可能性が出てきます。

結果として、中古車の価値が相場よりも伸び悩み、残価率が下がる局面も生じます。

一方で、補助金が終了した場合は、逆の動きが起こる可能性もあります。新車の購入負担が一気に増えることで、中古車の価格が上昇し、リセールバリューが高まることも考えられます。

このように、補助金制度の存在は短期的には価格を安定させる一方で、制度終了後には市場に大きなインパクトを与える要素となりうるのです。

よって、テスラ モデルYのようなEVを検討する際は、補助金の適用状況を確認するだけでなく、それが中古市場での価値にどう影響するのかまで見通しておくことが重要といえるでしょう。

テスラモデルYのリセールを高めるコツと選び方

テスラモデルYのリセールを高めるコツと選び方
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・人気グレード・装備がリセールに与える影響
・納車状況と流通台数がリセールに関係する理由
・売却のタイミングで査定額が変わる
・中古車市場でのモデルYの立ち位置
・高く売るには販路選びがカギ

人気グレード・装備がリセールに与える影響

テスラ モデルYのリセールバリューは、単に車種全体の人気だけでなく、選んだグレードや装備内容によっても大きく変動します。

具体的には、ロングレンジやパフォーマンスといった上位グレードは、標準的なRWDモデルに比べて中古市場での評価が高く、リセール面でも有利になる傾向があります。

この差は主に装備の充実度や性能の高さに由来しています。例えば、デュアルモーターAWD搭載のロングレンジやパフォーマンスグレードは、加速性能や走行安定性が優れており、走行距離が増えても価値が落ちにくいという特性があります。

また、ホワイトインテリアや20インチホイール、プレミアムオーディオといった純正オプションも評価を上げる要因です。

一方で、標準グレードであるRWD仕様は価格面では手頃ですが、再販時には「装備が少ない」「走行性能が劣る」と判断され、値崩れしやすいケースもあります。

とくに見た目に直結するホイールや内装カラーの選択は、購入者の第一印象を大きく左右するため、リセールの際に差が出やすい部分です。

ただし、すべてのオプションが高評価につながるわけではありません。あまりにもニッチな装備や好みが分かれるカラーは、逆に買い手が絞られてしまい、査定額に悪影響を及ぼす可能性もあります。

例えば、鮮やかなレッド系やブルー系の外装色は人気が限られるため、無難な白・黒を選ぶ方が無難です。

このように、グレードと装備の選び方ひとつでリセールバリューには大きな差が生まれます。購入時点で将来の売却も視野に入れ、需要の高い構成を選ぶことが、価値を長く保つためのポイントです。

納車状況と流通台数がリセールに関係する理由

リセールバリューを語るうえで見逃せないのが、「納車までの期間」と「市場に出回る車両数」、つまり供給量の問題です。テスラ モデルYはこれまで納車待ちの期間が比較的長く、これが結果的に中古車市場での価値維持につながっていました。

なぜなら、新車を待つより早く手に入れたいというニーズが中古車に流れるため、需給バランスの偏りが中古車の価格を押し上げるからです。

実際、2023年から2024年にかけて、モデルYの納車期間が数ヶ月〜半年以上かかっていた時期は、中古価格が新車価格に迫るほど高騰したこともあります。この現象は、特にモデルチェンジ直後や人気グレードで顕著に見られました。

買いたくてもすぐに手に入らない、という状況が「今ある中古車にプレミアム価値を付ける」構造を生み出していたのです。

しかし、2025年現在はギガファクトリーでの生産体制が整備され、納期が短縮される傾向にあります。これにより、中古車としての希少価値が薄まり始め、市場価格が落ち着きつつあるというのが現状です。

加えて、複数の買取プラットフォームにモデルYが並び始めており、供給過多になるリスクも考慮する必要があります。

このような背景から、納車状況や市場での在庫数は、リセールバリューに直接影響します。短期間での供給拡大は中古価格を下げやすく、逆に供給が絞られる局面では価格が持ち直す可能性があります。

売却を検討する際には、自分の車の価値だけでなく、同じ車が「今どれだけ市場に出回っているか」も確認しておくことが有効です。

売却のタイミングで査定額が変わる

テスラ モデルYの査定額は、売却する「タイミング」によって大きく変動します。

同じ車両でも、時期を選ぶだけで数十万円の差が生まれることもあるため、売却を検討している方はタイミングを戦略的に考えることが大切です。具体的に言えば、需要と供給のバランスが崩れる時期に注目すべきです。

まず、1月から3月は中古車市場の繁忙期とされ、多くの人が新生活や転勤に備えて車を探し始める季節です。この時期は需要が高まりやすく、業者も在庫を確保したいと考えるため、買取額が上がる傾向にあります。

反対に、4月や12月は税金や年末商戦の関係で取引が落ち着くため、査定が低く出やすいです。特に4月は自動車税の支払い義務が発生するため、支払直後に売却しても税金が戻らず損をする可能性があります。

また、車検前の売却もポイントです。多くの人が「車検を通してから売ろう」と考えがちですが、実は車検を通しても査定額にはさほど影響しない場合があります。むしろ、車検費用の分がそのままコストとなってしまうこともあり、結果的に損をするケースもあるのです。

さらに見逃せないのが、モデルチェンジのタイミングです。新型の発表や納車開始が近づくと、旧型の価値が相対的に下がるため、その直前に売却することで高値を維持しやすくなります。

テスラの場合、公式の発表が突然行われることも多いため、ニュースや発表会の情報には常にアンテナを張っておくとよいでしょう。

このように、売却のタイミング次第で査定額は大きく上下します。急いで売る前に市場の動向を見極めることで、より有利な取引につながります。

中古車市場でのモデルYの立ち位置

中古車市場でのモデルYの立ち位置
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中古車市場におけるテスラ モデルYの立ち位置は、独特な存在感を放っています。

SUVでありながら完全な電気自動車というカテゴリーに属し、価格帯も500万〜700万円クラスと高めであるため、いわゆる「プレミアムEV SUV」として認知されています。この特性が、モデルYのリセール価値や市場での需要の高さにつながっています。

現在、日本の中古EV市場はまだ発展途上で、流通量も限られています。その中でもテスラはブランド力が強く、モデル3と並んでモデルYも注目の的です。とくにファミリー層やビジネスユーザーからの支持があり、ミドルサイズSUVとしての実用性やデザイン性も評価されています。

これにより、同価格帯のガソリン車SUVと比較しても選択肢に入ることが多くなっています。

ただし、モデルYは比較的新しいモデルであるため、流通台数はまだそれほど多くありません。この希少性がリセール価値を底上げする要因にもなっています。

希少性が高ければ、買い手側の競争が生まれやすくなり、中古車としての価値が高止まりしやすい傾向にあります。

一方で、年式が進むにつれて新型とのスペック差が明確になってくるため、今後は徐々に立ち位置が変わる可能性もあります。特に2025年以降は、モデルYの大幅な改良や新しいハードウェアの搭載が進んでおり、旧型との性能差が価格に反映されることになるでしょう。

また、今後EV車全体の流通量が増えるに従って、モデルYの立ち位置も「選ばれるEVのひとつ」から「多数あるEVの中の1台」へと変化するリスクがあります。

これらを踏まえると、現段階でのモデルYは高いブランド価値と市場評価を維持しているものの、それがいつまでも続くとは限らないという視点も持つことが重要です。

高く売るには販路選びがカギ

テスラ モデルYを高く売却するためには、「どこに売るか」が極めて重要です。同じ車を売る場合でも、販路の選択によって最終的な買取額が大きく変わるため、安易に近所の買取店やディーラーに任せてしまうのは避けたいところです。

まず注目すべきは、テスラ車の取り扱いに強い専門店やEVに特化した買取業者です。これらの店舗は、車両の価値を的確に査定できるだけでなく、バッテリーやソフトウェアの状態も加味して評価してくれます。

一方、EVに不慣れな一般的な中古車買取業者では、バッテリーの不安や取扱いの難しさを理由に、相場よりも安く見積もられることがあるため注意が必要です。

次に、一括査定サービスやオークション形式の売却方法も有力な選択肢となります。これらは複数の業者から査定を受けられるため、価格競争が自然と発生しやすくなり、結果として高値で売れる可能性が高まります。

ただし、一括査定は営業電話が頻繁にかかってくるなどのデメリットもあるため、時間に余裕がある方に向いています。

また、海外販路を持つ業者も見逃せません。テスラ車は海外での需要も高く、日本より高額で取引される国もあります。こうした販路を持つ業者であれば、日本国内で売るよりも高額査定が出ることも珍しくありません。

特に左ハンドル需要がある地域などでは、日本での価値よりも高い評価がつく可能性があります。

さらに、売却前にはしっかりと車両の状態を整えることも大切です。内外装の清掃やアップデートの確認、必要に応じての小修理など、買い手に好印象を与える準備をしておくことで、査定額の底上げにつながります。

このように、テスラ モデルYを高く売るには「どの販路を選ぶか」と「事前準備」がカギを握ります。売却先の選定には十分な情報収集と比較検討が欠かせません。

まとめ:テスラモデルYのリセールについて

・モデルYの買取相場は305.1万円〜369.4万円(2022年式・2万km)
・下取り相場は275.4万円〜334.5万円とやや低め
・年式が新しいほどリセールバリューは高くなる傾向
・走行距離が少ないほど買取価格は上昇する
・今後1年間で買取価格は約30〜40万円下落する予測
・3年後の予測買取相場は223.7万円〜270.9万円程度
・リセールバリューは1年落ちで70〜85%と高水準
・値下げ発表があると中古価格も連動して下がりやすい
・価格変動が大きく、売却タイミングが重要
・新車供給量が増えるとリセールが下がる傾向がある
・モデルYはSUVであり、モデル3よりもリセールが安定しやすい
・新型モデルやモデルチェンジの影響を受けやすい
・相場は月ごとに細かく変動しているため定期確認が必要
・ユーカーパックの査定データは相場を把握するのに有効
・中古市場では需要と供給のバランスが価格を左右する

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