テスラの人気SUV「モデルY」は、そのスタイリッシュなデザインと先進的な機能に注目が集まる一方で、「サイズは大きすぎないか?」「取り回しはしやすいのか?」といった疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
特に【テスラモデルYのサイズの比較】と検索してたどり着いた方は、モデル3とのサイズ感の違いや、日本車との実用性の差などが気になっているはずです。
この記事では、テスラ・モデルYのサイズと重量をチェックしながら、SUVとしての車重の特徴や新旧モデルYのサイズ変化も詳しく解説します。また、モデルYの型式によるスペックの違いや、サイズに起因するデメリットも取り上げ、購入前に知っておきたい注意点を整理しました。
さらに、日本車と比べたモデルYの取り回しやすさや、モデル3との実際のサイズ差、テスラ全車種のサイズを一覧で比較することで、モデルYの立ち位置を客観的に理解できます。
日産アリアやトヨタ・ハリアーとのサイズバランスにも触れながら、最後には価格とサイズのバランスから見るコストパフォーマンスまで網羅しています。
モデルYの購入を検討中の方やサイズ感で迷っている方にとって、この記事はきっと参考になるはずです。次の項目では、まずモデルYの基本的なサイズと重量から見ていきましょう。
・モデルYとモデル3・日本車とのサイズや車重の違い
・新旧モデルYのサイズ変化と実用性の違い
・モデルYの型式ごとのスペックと装備の差
・サイズに関するデメリットと購入前の注意点
テスラモデルYのサイズの比較で見える実用性と特徴

・テスラ・モデルYのサイズと重量をチェック
・SUVとしてのモデルYの車重とは
・モデル3と比較した場合のサイズ感の違い
・新旧モデルYのサイズ変化とは?
・モデルYの型式によるスペックの違い
・デメリットから見るサイズの注意点
テスラ・モデルYのサイズと重量をチェック
テスラ・モデルYは、電気自動車(EV)としての利便性とSUVとしての使い勝手を両立するミッドサイズSUVです。
そのボディサイズは、全長4,751mm×全幅1,921mm×全高1,624mm(いずれもミラーを除く実測値)とされており、日本国内で流通している他のSUVと比べても、比較的大きめの設計になっています。
都市部の一般的な駐車場や立体駐車場では、特に全幅の広さが影響するケースが多いため、購入前に自宅や利用施設の駐車スペースとの相性確認は不可欠です。
ただ、サイズが大きいからといって必ずしも扱いづらいとは限りません。テスラは全周カメラと高精度のセンサーを活かした運転支援機能が標準装備されており、狭い場所での車庫入れや縦列駐車もスムーズに行えます。
また、車高はSUVとしては抑えられた1,624mmなので、安定感のある走行性能と高さ制限のある駐車場へのアクセスもしやすい仕様です。
「テスラ・モデルYのサイズと重量まとめ」
項目 | 数値・内容 | 備考 |
---|---|---|
全長 | 4,751mm | SUVとしてはやや大きめ |
全幅 | 1,921mm | 都市部の駐車場では事前確認が必要 |
全高 | 1,624mm | 高さ制限のある駐車場にも対応しやすい |
車重(RWDモデル) | 約2,003kg | 重量はバッテリーによる |
車重(AWDモデル) | RWDよりさらに重い | デュアルモーター搭載 |
重心 | 低重心設計 | バッテリーが車体下部に配置されている |
取り回し性能 | 全周カメラと高精度センサーで補助 | 駐車支援機能が標準装備 |
走行安定性 | 高速域でも安定したコーナリングが可能 | 車重の重さを感じさせない制御性能 |
駐車場での注意点 | 全幅が影響する場合がある | 自宅や利用施設の駐車スペース要確認 |
重量に関しては、RWD(後輪駆動)モデルでおよそ2,003kg、AWD(デュアルモーター)モデルではさらに重くなります。
これはバッテリーが車体下部に搭載されていることによるもので、重心が低くなることで、車重の割にはコーナリングや高速域でも安定した走行が可能となっています。
このように、テスラ・モデルYのサイズと重量は、大柄なボディでありながら、現代の運転支援技術とデザインバランスにより、扱いやすさも十分に確保されているのが特徴です。EVならではの設計思想が、見た目と乗り味の両面から実用性を支えていると言えます。
SUVとしてのモデルYの車重とは
モデルYは電動SUVとしての特性をしっかり備えており、その中でも注目すべきは車重です。電気自動車の特徴のひとつとして、ガソリン車よりもバッテリーの分だけ車体が重くなる傾向があります。
モデルYも例外ではなく、RWDモデルで約2,000kg、AWD(パフォーマンスモデル)ではさらに重くなっています。ガソリンSUVと比較するとやや重めではありますが、この車重が一概にデメリットになるとは限りません。
むしろ、この重量によってもたらされる安定性は、SUVとしてのメリットにもつながっています。例えば、高速走行時の揺れが少なく、風の影響を受けにくい点は大きな安心材料です。
加えて、テスラ車はバッテリーを床下に配置することで、低重心化を実現しています。この設計により、SUVでありながらセダンのような滑らかな操縦性を確保することに成功しています。
「テスラ・モデルYの車重とその影響」
項目 | 内容・数値 | 備考 |
---|---|---|
車重(RWDモデル) | 約2,000kg | ガソリンSUVより重め |
車重(AWD/パフォーマンス) | RWDよりさらに重い | デュアルモーター搭載 |
重量のメリット | 高速走行時の安定性が向上 | 風の影響を受けにくい |
バッテリー配置 | 床下配置による低重心化 | SUVでもセダンのような滑らかな操縦性を実現 |
登坂性能・制動距離 | 車重により影響を受ける可能性あり | ブレーキング時の注意が必要 |
タイヤ・ブレーキの消耗 | 消耗が早まる傾向 | メンテナンス周期の確認が重要 |
航続距離への影響 | 重量増により若干の航続距離減少 | ロングドライブ時は事前にインフラ確認が必要 |
充電効率 | 重量増でわずかに充電効率に影響 | 長距離利用時の計画が重要 |
総評 | 重さを活かした安定感と操縦性の高さが特徴 | EVならではの設計でデメリットを最小化 |
一方で、車重が増すことによる注意点もあります。たとえば、急坂での登坂性能や制動距離には影響が出る可能性があるため、運転スタイルに応じたブレーキングを意識する必要があります。また、タイヤやブレーキパッドの消耗がやや早くなる傾向も考えられます。
さらに、充電時の効率にも影響を及ぼす場合があります。重量が増えることで航続距離に若干の差が出ることがあるため、ロングドライブを想定する際は、航続距離や充電インフラの事前チェックが重要です。
結局のところ、モデルYの車重は「重い=不利」という単純なものではありません。むしろ、EVの特性を活かした構造と設計思想により、車重がもたらすマイナス面を抑えつつ、多くのメリットを享受できる作りになっているのが特徴です。
モデル3と比較した場合のサイズ感の違い
モデルYとモデル3は、テスラのラインナップの中でも特に人気のあるモデルですが、サイズ感には明確な違いがあります。見た目が似ていることから「モデルYはモデル3のSUV版」と思われがちですが、実際に並べてみると印象は大きく異なります。
モデルYは全長4,751mm、全幅1,921mm、全高1,624mmに対して、モデル3は全長4,694mm、全幅1,849mm、全高1,443mmです。
つまり、モデルYの方が全体的に一回り大きく、特に高さでは181mmの差があります。この数値は、実際の乗り降りや運転時の視点の高さにも表れ、モデルYの方がSUVらしい見晴らしの良さを感じられます。
さらに、荷室の設計にも違いが見られます。モデル3はセダン形状のため、トランク開口部がやや狭く、大きな荷物の出し入れには制限がありました。一方で、モデルYはハッチバック型のリアゲートを採用し、開口部も広く設計されています。
そのため、大型の荷物やベビーカー、アウトドア用品などもスムーズに積み込めるのが魅力です。
しかし、サイズが大きくなった分、取り回しにおいては多少の注意が必要です。特に全幅が1,900mmを超えるモデルYは、日本の狭い住宅街や駐車場での運転には慣れが必要となります。モデル3はその点で若干扱いやすいサイズ感となっているため、運転環境に応じて選ぶと良いでしょう。
このように、両者の違いは「サイズ」だけでなく、「使い勝手」「視界」「運転感覚」にも直結します。単なる拡大版ではなく、ライフスタイルに応じて選ぶべき、異なる特性を持ったモデルであるといえます。
新旧モデルYのサイズ変化とは?

テスラ・モデルYは、発売以降に改良が加えられており、新型と旧型ではサイズに若干の違いが見られます。
2025年に発表された改良新型モデルYでは、全長が4,800mm、全幅が1,980mmへと拡大されました。これは、旧型モデルYの4,751mm×1,921mmから、約50mm近く大きくなった計算になります。
このボディサイズの拡大により、車内空間のさらなる広さや荷室容量の増加が実現されています。具体的には、新型モデルYではリアシートを倒すことで最大2,130Lのトランク容量が確保されており、アウトドアや引っ越しといったシーンでも頼りになる存在です。
また、フロントのトランク(フランク)も117Lに拡張されており、旅行カバンや買い物袋の収納にも便利です。
ただし、このサイズアップはすべてのユーザーに歓迎されているわけではありません。特に全幅の拡大は、日本国内の立体駐車場やコインパーキングとの相性に影響を与えるため、使い勝手が低下する恐れもあります。
「場所を選ぶサイズになってきた」との声もあるように、用途や生活環境によっては旧型のほうが便利と感じる場面もあるでしょう。
デザイン面では、サイバートラックやロボタクシーを彷彿とさせる直線的で未来的な外観が取り入れられ、新型の印象はよりシャープになりました。旧型の丸みを帯びたフォルムとは異なり、先進性や個性を求めるユーザーには好意的に受け入れられているようです。
このように、モデルYは新旧でサイズだけでなく、デザインや実用性の面でも進化を遂げています。購入を検討する際には、自身の利用環境と求めるスタイルに照らし合わせて、どちらのモデルがより適しているかを考えることが大切です。
モデルYの型式によるスペックの違い
テスラ・モデルYには、主に「RWD(後輪駆動)」と「AWDパフォーマンス(四輪駆動)」の2つの型式が存在し、それぞれでスペックに明確な違いがあります。
まず駆動方式ですが、RWDは後輪のみにモーターを搭載しており、AWDパフォーマンスは前後の車軸にモーターを配置しています。この違いによって、走行性能や加速力に大きな差が生まれます。
RWDモデルは価格を抑えながらも十分な航続距離と快適性を持っており、航続距離は約507km(WLTCモード)。0-100km/h加速は6.9秒と、一般的なガソリン車のスポーティグレードに匹敵する速さを誇ります。
一方で、パフォーマンスモデルは0-100km/hをわずか3.7秒で達成するハイパフォーマンス仕様で、フェラーリやポルシェにも迫る加速性能を実現しています。航続距離も約595kmと伸びており、長距離運転にも向いています。
さらに、AWDパフォーマンスモデルには21インチの専用ホイールやスポーツサスペンションなど、足回りにも高性能な装備が採用されています。RWDにはこれらの装備が含まれないため、より乗り心地を重視する方にはRWDが好まれる傾向があります。
注意点としては、AWDモデルのほうが重量が重くなるため、タイヤの摩耗やブレーキパッドの消耗もやや早くなる傾向があります。また、RWDモデルは前席と後席の快適装備がシンプルな傾向にあるため、家族での長距離利用には装備内容の確認が重要です。
このように、モデルYの型式によって走行性能、航続距離、装備内容が大きく異なります。利用目的や走行環境に合わせて選ぶことで、テスラの魅力を最大限に引き出すことができるでしょう。
デメリットから見るサイズの注意点
テスラ・モデルYはその先進性と利便性で注目されていますが、サイズに関するデメリットも存在します。特に日本国内の都市部においては、全幅が1,920mmを超えるという点が、利用者にとって悩ましいポイントになりがちです。
道路が狭いエリアや古い住宅地では、モデルYの大柄な車体が取り回しにくく感じられる場面もあるでしょう。
一例として、立体駐車場ではサイズ制限に引っかかる可能性があります。特に高さ制限に対してはクリアしていても、横幅がネックになるケースが多いです。また、機械式駐車場ではそもそも車両が入庫不可となることもあるため、事前確認が不可欠です。
もうひとつのデメリットとして、モデルYはリアウインドウが小さく設計されており、バックミラー越しの視認性がやや劣ります。もちろん、カメラ機能が備わっているため安全確認は可能ですが、運転に慣れていない人にとっては不安要素となることもあるでしょう。
さらに、横幅が広いためにすれ違いや幅寄せ時の距離感をつかみにくいと感じる声もあります。
このようなサイズにまつわる課題を踏まえると、モデルYはどちらかといえば都市部よりも郊外や広い道路環境に適した車種だと言えます。家族での旅行や荷物の多いシチュエーションには非常に頼れる一方で、日常の細かな移動では不便に感じるシーンも否定できません。
サイズに起因するデメリットは、カタログ数値だけでは見えにくい部分です。試乗や展示車での確認を通じて、実際の使用環境に適しているかどうかをしっかり見極めることが重要です。
他車とテスラモデルYのサイズ比較!

・日本車と比べたモデルYの取り回しやすさ
・モデル3とのサイズ差はどれほどある?
・テスラ全車種のサイズを一覧で比較
・日産アリアやハリアーとのサイズバランス
・価格とサイズのバランスから見るコスパ
日本車と比べたモデルYの取り回しやすさ
テスラ・モデルYはサイズ感でいえば、日本車の一般的なSUVと比較しても大きい部類に入ります。そのため、取り回しの良さという観点では一部の国産車よりも劣る点があるものの、それを補う設計と機能が数多く搭載されています。
特に注目すべきは、全方位に搭載されたカメラとセンサーによる視覚サポート機能です。
例えば、国産の人気SUVであるトヨタ・ハリアー(全幅1,855mm)や日産アリア(1,850mm前後)と比べると、モデルYの1,920mmという全幅は明らかに大きいです。しかし、テスラの先進的なオートパイロットや障害物検知機能により、運転中の安全性と安心感は高い水準にあります。
こうした支援技術があるため、取り回しに不安があっても、運転に慣れていけば不便さを感じにくくなる設計です。
一方で、やはり都市部の狭い路地や駐車場では、日本車の方が取り回しに優れていると感じるシーンもあります。特に小回り性能や最小回転半径では、日本の道路事情に最適化された車種の方が有利です。
モデルYの最小回転半径は約5.9mで、日産キックスやトヨタC-HRなどの小型SUVよりも大きめの数値となっています。
それでもモデルYには、車高の高さによる見通しの良さや、アイポイントの高さがもたらす運転のしやすさというメリットもあります。視界が広くなることで、混雑した道路や合流時の安心感が得られるのは大きな利点です。
このように、数字上のサイズでは劣る面がありつつも、取り回しに関しては最新のテクノロジーと設計思想がカバーしており、トータルで見れば十分に実用的な選択肢と言えるでしょう。
モデル3とのサイズ差はどれほどある?
テスラ・モデル3とモデルYは、プラットフォームを共有する兄弟車のような関係ですが、サイズ感においては明確な違いがあります。
全長はモデル3が4,694mmに対し、モデルYは4,751mmで約6cm長く、全幅はそれぞれ1,849mmと1,921mm。全高についても、モデルYの1,624mmに対し、モデル3は1,443mmと約18cmの差があります。
これらの数値を見ただけではわずかな違いのように感じられるかもしれません。しかし、実際に並べてみると、その差は想像以上に大きく、特に高さと幅の違いは、車内空間や乗り心地に直結します。
モデルYの方がアイポイントが高く、運転時の視界も広くなるため、見晴らしの良さを重視する人にとっては大きな魅力です。
また、モデル3はセダン型であるためトランクの開口部が小さく、荷物の出し入れに制限があるのに対し、モデルYはハッチバック構造で、さらにリアシートを倒すと最大2,100Lを超える荷室容量が確保できます。
この点で、アウトドアやファミリーユースにはモデルYの方が明らかに優れています。
ただし、街中での取り回しや駐車のしやすさにおいては、モデル3の方がやや有利です。特に全幅が7cm以上狭いことで、狭い道路や駐車場での扱いやすさに違いが出ます。また、モデル3の方が車重も軽いため、加速性能や電費にも若干の優位性が見られるケースがあります。
このように、モデル3とモデルYはサイズの違いだけでなく、使用シーンや優先事項によって評価が大きく分かれるモデルです。購入前には、ライフスタイルや使用頻度を考慮してどちらが自分にとって適しているかを見極めることが重要になります。
テスラ全車種のサイズを一覧で比較
テスラの車種はどれも先進的なデザインと性能で注目されていますが、サイズ感は車種ごとに異なります。そこで、代表的なモデルであるモデル3、モデルY、モデルS、モデルXの4車種について、サイズを一覧形式で整理してみましょう。
モデル3はテスラの中で最もコンパクトなセダンです。
全長4,694mm、全幅1,849mm、全高1,443mmという寸法で、一般的な国産セダンと同等のサイズ感。次にモデルYはミッドサイズSUVで、全長4,751mm、全幅1,921mm、全高1,624mm。車高が高く、居住性と荷室容量に優れています。
上位モデルにあたるモデルSはラグジュアリーセダンで、全長4,970mm、全幅1,964mm、全高1,445mm。かなり大柄ですが、スポーツカー並みの加速性能と広い室内空間が魅力です。そして、最も大型なのがモデルX。
全長5,052mm、全幅1,999mm、全高1,684mmと、フルサイズSUVに相当します。特徴的なファルコンウィングドアと3列シートを備え、ファミリーユースにも適した設計です。
こうして比べると、モデルYはちょうど中間に位置し、「大きすぎず小さすぎない」サイズ感であることがわかります。都市部でも運転しやすく、それでいて広さを確保できる絶妙なポジションを取っていると言えるでしょう。
購入を検討する際は、家族構成や用途に応じてこれらのサイズ差を意識することが大切です。
日産アリアやハリアーとのサイズバランス

モデルYを検討する際、多くの方が気になるのが国産SUVとの比較です。中でもよく比較されるのが日産アリアとトヨタ・ハリアー。どちらも人気の高いSUVであり、モデルYのサイズ感や使い勝手を見極める上で参考になります。
まず、日産アリアは全長4,595mm、全幅1,850mm、全高1,665mmと、やや短くスリムな印象を受けます。モデルYと比べて全長で約16cm、全幅で7cm程度小さく、日本の都市部での運転や駐車がしやすい設計です。
一方で室内空間や荷室容量に関しては、モデルYの方がゆとりがあり、特にフランク(前部トランク)やサブトランクの存在が利便性を高めています。
トヨタ・ハリアーは全長4,740mm、全幅1,855mm、全高1,660mmと、サイズ感としてはモデルYとかなり近い構成。ただし、車内設計や積載性においては、テスラならではのミニマルなデザインとスマート収納が差別化ポイントになります。
モデルYは最大で2,100L超の荷室容量を持ち、家族のキャンプや長距離移動にも十分対応可能です。
また、取り回しに関しては、ハリアーやアリアの方が小回りが利くという意見もありますが、モデルYはカメラとセンサーによる死角補助や自動駐車支援機能を備えており、慣れれば問題は少ないといえるでしょう。
このように、モデルYはサイズ的にはやや大柄ではあるものの、機能性と設計でカバーしている点が強みです。
価格とサイズのバランスから見るコスパ
テスラ・モデルYを選ぶ上で注目されるのが、「価格とサイズのバランス」です。一般的に、価格が上がれば車体サイズも大きくなり、性能や装備も充実していくのが自然な流れですが、モデルYはその常識をある程度覆す存在といえるかもしれません。
まず、モデルY RWD(後輪駆動)の価格は約595万円から。AWDパフォーマンスモデルでも680万円台と、テスラの中ではミドルクラスに位置します。
これに対し、ボディサイズは全長4,751mm×全幅1,921mmという堂々たるSUVサイズでありながら、内装はミニマルで広々とした空間設計。さらに、荷室容量は最大で2,100Lを超え、収納性も非常に高いです。
また、補助金制度を活用すれば実質的な購入価格を50万円〜60万円ほど抑えられるケースもあり、これによって国産SUVの上位グレードと同等の価格帯で検討できることになります。
具体的には、トヨタ・ハリアーのハイブリッド上級モデルや日産アリアの高性能グレードと近い価格感で、より高性能かつ先進的な装備を得られるのがポイントです。
一方で、充電設備の設置や都市部での取り回しには多少の注意が必要です。
ガソリン車と異なり、EVならではのインフラ環境の整備や駐車スペースの確保も視野に入れておくと安心です。それでも、毎月の燃料代が抑えられることやメンテナンス費用が少ないことを考慮すれば、長期的な所有コストは有利といえるでしょう。
このように、モデルYは価格と車格、性能のバランスが取れたコストパフォーマンスの高いEVであり、特にファミリー層やアウトドア派にとっては非常に魅力的な選択肢となります。
まとめ:テスラモデルYのサイズの比較について

・モデルYは全長4,751mm・全幅1,921mm・全高1,624mmのミッドサイズSUV
・車重はRWDで約2,003kg、AWDではさらに重くなる
・バッテリーが床下配置されており低重心で安定感が高い
・高さが抑えられており立体駐車場にも対応しやすい
・モデル3と比べ全高は181mm高く、視界が広い
・モデルYはハッチバック構造で荷室が広く使いやすい
・改良新型は全長4,800mm・全幅1,980mmとサイズアップされた
・新型ではリアシートを倒すと2,130L以上の荷室容量を確保できる
・フランク(前トランク)は最大117Lの収納力を持つ
・モデル3より全幅と全高が大きく、ファミリーユースに向いている
・型式によって性能が異なり、AWDは高加速・高価格・長航続距離
・モデルYは都市部では取り回しに注意が必要なサイズ
・日産アリアやハリアーより一回り大きく、室内と収納に余裕がある
・テスラ全車種の中では中間サイズでバランスが取れている
・価格と装備のバランスが良く、コストパフォーマンスが高いモデル
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