BYDドルフィンのサイズ比較と魅力|他モデルとの違いも紹介

BYDドルフィンのサイズの全体像と魅力 電気自動車EV
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電気自動車(EV)の選択肢が増える中、価格と性能のバランスに優れた「BYDのドルフィン」が注目を集めています。中でも「byd ドルフィン サイズ」は、多くのユーザーが気になるポイント。

都市部の狭い道路や立体駐車場に対応できるボディ寸法や、日本市場向けに最適化された設計は、まさに日常使いにフィットする1台です。

この記事では、「ボディ寸法と日本市場への最適化」をはじめ、「ロングレンジとのサイズ・重量の違い」や「駐車しやすさに配慮した設計とは?」など、サイズにまつわる詳細情報を徹底的に解説します。

購入前に知っておきたい「新車価格と補助金適用後の実質負担」や「補助金はいくら?価格とのバランス」などの経済面、「実際のユーザー口コミから見る評価」「中古市場でのBYD ドルフィンの流通状況」などのリアルな声、そして「BYDってどこのメーカー?信頼性も確認」といった基礎知識まで、幅広く網羅しています。

これからBYD ドルフィンを検討している方は、この記事で“ちょうどいいEV”の真価を確かめてください。

記事の要約

・BYDドルフィンのボディ寸法と日本向けの設計意図
・ベースラインとロングレンジのサイズや重量の違い
・駐車性能や取り回しのしやすさ
・タイヤ・ホイールサイズやATTO3との比較

BYDドルフィンのサイズの全体像と魅力

BYDドルフィンのサイズの全体像と魅力
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・ボディ寸法と日本市場への最適化
・ロングレンジとのサイズ・重量の違い
・駐車しやすさに配慮した設計とは?
・タイヤサイズ・ホイールサイズの詳細
・ATTO3とのサイズ比較
・コンパクトEVとしての居住性と室内空間

ボディ寸法と日本市場への最適化

BYDドルフィンは、日本市場に合わせたボディサイズを意識して設計された電気自動車(EV)です。

全長4,290mm、全幅1,770mm、そして全高は1,550mmという数値は、都市部での扱いやすさと室内空間の広さを両立させた結果といえます。

特に注目すべきは全高です。

元々海外仕様のドルフィンは全高1,570mmでしたが、日本に導入するにあたり、機械式駐車場の制限を考慮して20mm低く設計されています。これにより、都市部のマンションや商業施設で一般的な立体駐車場にも対応でき、駐車時の不安を軽減します。

また、ホイールベースは2,700mmと、コンパクトカーとしては長めです。この長さがもたらすのは、後席のゆとりと直進安定性の高さです。

「BYDドルフィン 日本仕様 ボディサイズ・特徴まとめ」

項目数値・特徴補足説明
全長4,290mm日本の都市部でも取り回しやすいコンパクトサイズ
全幅1,770mm狭い道や駐車場でもストレスの少ないサイズ感
全高1,550mm立体駐車場対応のため、海外仕様より20mm低く設計
ホイールベース2,700mmクラスを超えた後席の広さ・直進安定性が向上
最小回転半径5.2m狭い路地や駐車スペースでも楽に取り回し可能
機械式駐車場対応全高調整により都市部の駐車環境に最適化
特筆すべきポイント・ボディ設計を日本市場向けにローカライズ
・後席空間の余裕と運転のしやすさを両立
海外モデルの単純導入ではなく、日本の生活シーンを重視した設計

コンパクトなボディながら、後部座席にもゆとりを持たせることができており、ファミリー層や長距離移動が多い人にも快適なドライブを提供します。

さらに、最小回転半径5.2mという数値も見逃せません。狭い住宅街や駐車場でもスムーズに取り回せる仕様となっています。

このように、BYDドルフィンは単なる海外EVの日本導入モデルではなく、実際の使用シーンを考慮してきめ細かくローカライズされています。日本の道路事情にマッチさせたこのボディ設計こそが、ドルフィンが注目されている理由のひとつなのです。

ロングレンジとのサイズ・重量の違い

BYDドルフィンには2つのグレードがあり、ベースラインとロングレンジモデルで仕様が異なります。

寸法に関しては全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmと、どちらのモデルも共通です。しかしながら、車両重量に関しては明確な違いがあります。ベースラインが1,520kgであるのに対し、ロングレンジは1,680kgと、約160kgの差があるのです。

この重量差の主な原因は、バッテリー容量の違いです。ベースラインモデルは44.9kWh、ロングレンジは58.56kWhのバッテリーを搭載しており、後者の方が長距離移動に対応した仕様となっています。

これにより、ロングレンジモデルでは一充電で最大476km(WLTCモード)の航続距離を確保しており、400kmのベースラインと比較しても約76kmの差があります。

「BYDドルフィン ベースライン vs ロングレンジ 仕様比較表」

項目ベースラインモデルロングレンジモデル備考
全長4,290mm4,290mm共通
全幅1,770mm1,770mm共通
全高1,550mm1,550mm共通
車両重量1,520kg1,680kg約160kgの差(バッテリー容量による)
バッテリー容量44.9kWh58.56kWhロングレンジは大容量バッテリー搭載
航続距離(WLTCモード)約400km約476km約76kmの差
モーター出力95ps(70kW)204ps(150kW)ロングレンジは大出力モーター搭載
最大トルク180Nm310Nm力強い加速性能はロングレンジが優位
走行性能・特徴軽快な街乗り向け・コスト重視長距離移動・高速走行にも強い・加速力が魅力使用目的に合わせた選択が重要
注意点航続距離が短め・装備面は必要最小限重量増による電費悪化・タイヤブレーキ負荷増ライフスタイルに応じた使い分けが求められる

重量が増すことで気になるのは運動性能ですが、ロングレンジでは最高出力204ps、最大トルク310Nmを発揮するモーターを搭載し、車重の増加を十分にカバーしています。むしろ力強い加速性能が好評です。

ただし、その反面で若干の燃費(電費)悪化や、タイヤ・ブレーキへの負担増といった面には注意が必要です。

このように、寸法は同一ながらも、中身の違いによって実際の運転感覚や性能に差が出る点は、購入前に理解しておきたいポイントです。

駐車しやすさに配慮した設計とは?

BYDドルフィンの設計には、日本の駐車環境を意識した工夫が随所に見られます。中でも特徴的なのが、前述のとおり全高1,550mmという機械式駐車場に対応した高さ設定です。

都市部では一般的に機械式駐車場の制限が厳しく、全高1,550mmを超えると入庫できない場合があります。その制限をクリアしていることで、都内やマンションに住む人でも安心して導入できる車となっています。

さらに、最小回転半径5.2mという数値も、狭い日本の住宅街や駐車スペースにおいて非常に有利です。コンパクトな外形寸法とこの取り回し性能の組み合わせにより、縦列駐車や狭小地でのバック入庫がしやすくなっています。

多くのドライバーが苦手とするこの場面でのストレスを、ドルフィンは確実に軽減してくれるでしょう。

加えて、標準装備されている360度カメラやパーキングセンサー、さらにはアラウンドビューモニターも、視認性の向上と駐車時の安全確保に一役買っています。これらの装備が運転支援システムと連動して動作することで、狭いスペースでもぶつけにくく、初心者でも安心です。

このように、BYDドルフィンは寸法的にも機能的にも「駐車のしやすさ」に徹底的にこだわっている点が、都市生活者にとって大きなアドバンテージになります。

タイヤサイズ・ホイールサイズの詳細

タイヤサイズ・ホイールサイズの詳細
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BYDドルフィンのタイヤ・ホイールサイズは、すべてのグレードで共通して「205/55R16 91V」となっています。

これは、タイヤ幅が205mm、扁平率が55%、ホイール径が16インチ、そして速度記号がV(最高速度240km/hまで対応)であることを示しています。このサイズは、コンパクトカーとしては標準的ながら、安定性と快適性のバランスが良いとされる仕様です。

ホイール自体も16インチのアルミホイールを採用しており、デザイン面でも先進的かつ親しみやすいスタイルを演出しています。

サスペンションやブレーキ構造もこのタイヤサイズに合わせて設計されているため、無理なインチアップなどをすると乗り心地に影響が出る可能性がある点には注意が必要です。

また、フロントとリアでタイヤサイズが同一というのもポイントです。前後異径タイヤを採用していないため、ローテーションが容易で、タイヤの寿命を均等に保ちやすいというメリットがあります。

これはランニングコストの抑制にもつながる点で、ユーザーにとってはありがたい仕様です。

なお、スタッドレスタイヤやスノーチェーンを装着する場合、ボディへの干渉リスクがあるため、必ず適合品を選定する必要があります。メーカー指定の対応サイズや、ディーラー推奨品を使うことで安全性を確保するようにしましょう。

このように、タイヤサイズ・ホイールサイズにおいても、BYDドルフィンは日常使用を前提にバランスの取れた仕様となっており、維持管理面でも優れたモデルと言えるでしょう。

ATTO3とのサイズ比較

BYDドルフィンとBYD ATTO3は、どちらも同じBYDブランドのEVですが、車格やサイズには明確な違いがあります。ドルフィンは全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmという寸法で、コンパクトカーに分類されるモデルです。

一方のATTO3は、全長4,455mm、全幅1,875mm、全高1,615mmと一回り以上大きく、いわゆるミドルサイズSUVに該当します。

ボディの高さに加えて全幅も広いため、ATTO3は車内空間に余裕がある反面、狭い道や機械式駐車場への対応力ではドルフィンに軍配が上がります。

さらに、最小回転半径にも違いが見られます。ドルフィンは5.2mと非常にコンパクトで取り回しが良く、都市部の狭い道路や住宅街でも運転しやすい設計です。ATTO3は5.4mとやや大きく、SUVらしいゆとりはあるものの、小回り性能は若干劣ります。

「BYDドルフィン vs BYD ATTO3 サイズ・使い勝手比較表」

項目BYD ドルフィンBYD ATTO3備考・特徴
全長4,290mm4,455mmATTO3の方が165mm長い
全幅1,770mm1,875mmATTO3は100mm以上幅広で室内空間にゆとり
全高1,550mm1,615mmATTO3はSUVらしい高さ(65mm高い)
最小回転半径5.2m5.4mドルフィンの方が取り回しに優れる
車格コンパクトカーミドルサイズSUV用途に応じたサイズ感
機械式駐車場対応対応(全高1,550mm設計)非対応のケース多い都市部住人にはドルフィン有利
車内空間の広さコンパクトながら後席もゆとり全体的に広く、荷物スペースも余裕ファミリー・アウトドアならATTO3
取り回し・運転のしやすさ狭い道や住宅街でも楽に扱える車格の大きさゆえに狭い道はやや苦手街乗り重視ならドルフィン
ライフスタイル別適性都市部・短距離移動メインの方におすすめファミリー・アウトドア・荷物が多い方におすすめ使い方に応じて最適な選択が変わる

このような差は、購入者のライフスタイルによって選び方が分かれるポイントです。頻繁に街乗りや短距離移動をする人、機械式駐車場を使う都市部の住人にはドルフィンが適している一方で、アウトドアや荷物の多い家族にはATTO3の余裕あるサイズが魅力的に映るでしょう。

車体サイズの違いは見た目の印象だけでなく、日々の使い勝手にも直結するため、自分の生活スタイルと照らし合わせて選ぶことが大切です。

コンパクトEVとしての居住性と室内空間

BYDドルフィンは、コンパクトカーでありながら室内空間の広さが際立つEVです。ホイールベースが2,700mmと長めに設計されていることで、前席・後席ともに足元空間に余裕があり、同クラスのガソリン車やハイブリッド車と比べても乗員の快適性は高水準です。

EVならではのフラットな床構造もこの広さに一役買っています。センタートンネルがないことにより、後席の左右移動や荷物の置き場にも困らず、実用性の高さが感じられます。

インテリアの設計にも工夫が見られます。波をイメージした曲線を取り入れたダッシュボードや、イルカのヒレをモチーフにしたドアハンドルなど、遊び心と機能性を両立したデザインが特徴です。

さらに、ヘッドレスト一体型のパワーシートやシートヒーター、大きなパノラミックガラスルーフ(ロングレンジに搭載)など、快適性を重視した装備も充実しています。

ただし、荷室容量は345Lと平均的で、ライバル車種に比べて特別広いわけではありません。とはいえ、後席を倒すことで最大1,310Lまで拡張でき、用途に応じて柔軟に対応できる点は大きな魅力です。

EVというとコンパクトな分だけ窮屈な印象を持たれることもありますが、ドルフィンはその先入観を覆すような広さと快適さを実現しています。

BYDドルフィンのサイズを軸にした購入検討ガイド

BYDドルフィンのサイズを軸にした購入検討ガイド
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・航続距離と電費性能をチェック
・新車価格と補助金適用後の実質負担
・補助金はいくら?価格とのバランス
・実際のユーザー口コミから見る評価
・中古市場でのBYD ドルフィンの流通状況
・BYDってどこのメーカー?信頼性も確認

航続距離と電費性能をチェック

EV選びで特に注目されるのが、航続距離と電費性能です。BYDドルフィンには2つのグレードが用意されており、ベースラインでは一充電あたり400km、ロングレンジモデルでは最大476kmの航続距離を実現しています(いずれもWLTCモード、メーカー調べ)。

この数値は、街乗りや週末のお出かけはもちろん、中長距離の移動にも十分に対応できるレベルです。

電費(電力消費率)についても優秀で、ベースラインは129Wh/km、ロングレンジは138Wh/kmとなっています。つまり、1km走行するために必要な電力量が比較的少ないため、充電1回あたりの移動距離が長く、日常的な充電の頻度も少なくて済みます。

この点は、EVを初めて購入する人にとって大きな安心材料となるでしょう。

また、BYDドルフィンはV2L(車から電力供給)やV2H(住宅への給電)にも対応しており、災害時やアウトドアなど非常時の電源としても活躍します。85kW(ロングレンジ)や65kW(ベースライン)の急速充電にも対応しているため、充電時間の短縮も期待できます。

ただし、季節や運転スタイルによって実際の航続距離は変動するため、使用環境に応じた走行計画が必要です。冷暖房の多用や高速道路の連続走行では電費が悪化する可能性もあるため、その点は覚えておきたいところです。

新車価格と補助金適用後の実質負担

BYDドルフィンの新車価格は、ベースラインモデルで税込2,992,000円、ロングレンジでは3,740,000円からとなっています。この価格帯は、EVとしては比較的リーズナブルな部類に入り、コストパフォーマンスの高さが評価されています。

さらに、これに加えて国や自治体の補助金制度を活用することで、実際の購入負担額を大きく抑えることが可能です。

例えば、国の「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」では、最大で約55万円程度が交付対象となっており、自治体によってはさらに数十万円が上乗せされることもあります。

「BYDドルフィン 新車価格と補助金適用後の実質負担額比較表」

項目ベースラインモデルロングレンジモデル備考
新車価格(税込)2,992,000円3,740,000円2025年時点のメーカー希望小売価格
国のCEV補助金額約550,000円約550,000円予算枠・条件により変動あり
東京都独自補助金(条件有)最大約150,000円最大約150,000円例:エコ住宅ポイントなど併用時
実質負担額(国のみ補助時)約2,442,000円約3,190,000円国の補助金適用後
実質負担額(都道府県補助併用時)約2,292,000円約3,040,000円国+東京都補助併用時
他メーカーEVとの価格競争力高コスパ(補助金活用で200万円台前半が可能)300万円以下でロングレンジEVが選べる価格性能比でトップクラス
補助金申請時の注意点・予算上限で終了する場合あり
・短期転売で返還義務あり
・申請条件を満たさないと受給不可購入前に事前確認が必須

東京都の場合、一部条件を満たせば最大70万円近くの補助が受けられるケースも存在します。これを適用すれば、ベースラインで実質200万円台前半、ロングレンジでも300万円以下での購入が現実的になります。

ただし、補助金は予算上限に達した時点で終了することや、申請条件を満たさないと受け取れない場合もあるため、事前の確認が必須です。また、購入後すぐに転売したり短期間で手放すと、補助金の返還義務が生じることもあるため、注意が必要です。

このように、初期価格の安さに加え、補助金制度を最大限活用すれば、BYDドルフィンは他のEVと比較してもかなり手の届きやすい選択肢となります。価格以上の性能と装備を備えたモデルだからこそ、「初めてのEV」として選ばれる理由もうなずけるのです。

補助金はいくら?価格とのバランス

BYDドルフィンは新車価格だけを見ても魅力的ですが、補助金の活用によってさらに現実的な選択肢となります。国の「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」では、ドルフィンのような電気自動車に対して最大約55万円前後が交付対象となっています。

これは年度やモデル、仕様によって若干の変動はあるものの、確実に大きな負担軽減になる金額です。さらに、地方自治体独自の補助金制度を併用できる地域もあり、東京都では最大70万円近い支援が受けられるケースも報告されています。

このように、補助金を最大限活用することで、たとえばベースライン(約299万円)であれば実質250万円以下、ロングレンジ(約374万円)でも300万円台前半に抑えることができます。

EV購入に不安を感じていた人でも、ガソリン車との差が縮まり、手の届く価格帯になっているのです。

ただし注意点もあります。補助金は申請後すぐに受け取れるわけではなく、申請から実際の入金までには数か月を要します。

また、申請条件には「一定期間の保有義務」や「転売制限」なども含まれており、違反すると返還義務が生じる可能性もあるため、しっかり確認することが求められます。

EVをより身近な存在にしてくれる補助金制度ですが、制度の予算枠や終了時期にも制限があるため、検討中であれば早めのアクションが推奨されます。

価格と補助金のバランスを正しく理解すれば、BYDドルフィンはコストパフォーマンスに優れた1台として非常に有力な選択肢と言えるでしょう。

実際のユーザー口コミから見る評価

実際のユーザー口コミから見る評価
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BYDドルフィンに対する実際のユーザー評価は、概ね高い満足度を示しています。とくに目立つのが、走行性能と電費に対するポジティブなコメントです。

「思ったよりも加速が良くて驚いた」「高速道路でも安定して走れる」「電費がよく、1回の充電で420km以上走れた」など、走りに関する評価は非常に高く、EVとしての基本性能に信頼が寄せられていることがわかります。

また、インテリアの広さや使い勝手に関しても好意的な声が多く見られます。特にホイールベースが長く設計されているため、後部座席の広さに驚いたという口コミが目立ちました。

運転初心者からは、「車両周囲が見やすく、カメラも充実していて安心できる」といった意見もあり、初めてのEVとしても評価されています。

一方で、細かな不具合に関する指摘もありました。たとえば「リアワイパーの誤作動」や「ナビの通信不良」といった報告が挙がっており、ソフトウェア面での改善余地は残っているようです。

また、ワンペダルドライブが使えないことを残念がる声もあり、運転スタイルにこだわるユーザーには不満点になる可能性もあります。

総じて、BYDドルフィンは価格以上の満足感を得られるクルマとして、多くのユーザーに評価されています。

ただし、一部機能の未成熟さや操作性のクセに注意が必要です。とはいえ、それらを踏まえても「買ってよかった」と感じているユーザーが多いのは事実であり、リアルな体験談として参考になる意見が多く集まっています。

中古市場でのBYD ドルフィンの流通状況

BYDドルフィンは2023年9月に日本で発売された比較的新しいモデルのため、現在の中古車市場ではまだ台数が限られています。

カーセンサーや価格.comなどの主要サイトを確認すると、登録済未使用車や短期利用されたデモカーが中心となっており、走行距離が1万km未満の「ほぼ新車」状態の車両が多く出回っています。

中古車価格の相場としては、ベースラインで200万円台前半~260万円程度、ロングレンジでは240万円台~270万円台が中心です。

これは新車価格と比較して約50万円~80万円の値下がりであり、補助金を受けられない分を考慮しても、比較的割安に入手できるのがポイントです。特に、登録済未使用車は新車に近い品質であるため、納期を急ぐ人や初期費用を抑えたい人にとっては現実的な選択肢といえます。

ただし、注意すべき点として、補助金を利用して購入された車両の場合、一定期間内に転売されると補助金の返還対象になる可能性があります。そのため、個人売買などを通じて購入する際には、前オーナーの補助金受給状況を確認する必要があります。

また、まだ台数が少ないため、希望するカラーや仕様を見つけるには時間がかかる可能性もあります。今後、保有台数が増えるにつれて市場全体が安定してくることが予想されますが、現時点では選択肢が限られているのが実情です。

このように、BYDドルフィンの中古市場は徐々に広がりつつある段階で、掘り出し物を見つけたい人にとってはタイミング次第で良い出会いがある市場と言えるでしょう。

BYDってどこのメーカー?信頼性も確認

BYD(ビーワイディー)は、中国・深圳に本社を構えるグローバルな総合メーカーです。1995年にバッテリーメーカーとして創業し、その技術力をベースに電気自動車(EV)分野へと事業を拡大しました。

現在では、自動車、IT、再生可能エネルギーなど4つの領域で事業展開しており、特にEVにおいては世界でもトップクラスのシェアを誇っています。

2022年にはEVの世界販売台数でNo.1を達成し、2024年現在でもその勢いは衰えていません。日本ではまだ新興ブランドという印象があるかもしれませんが、世界70以上の国と地域で車両を展開しており、その実績は非常に信頼できるものです。

また、BYDは車体だけでなく、モーターやバッテリー、制御システムなどEVの中核技術をすべて自社開発しているのも大きな特徴です。

中でも、同社の「ブレードバッテリー」は高い安全性と耐久性を持ち、多くの専門家からも評価されています。万が一の衝突時でも発火しにくい構造となっており、安全性を重視する日本市場においても非常に重要なポイントです。

日本国内では、BYD Auto Japan株式会社が正規ディーラー網を拡大しており、すでに多くの都市に販売・サポート拠点を設置しています。試乗やメンテナンスの体制も整いつつあり、安心して車を購入・所有できる基盤が徐々に形成されています。

このように、BYDは世界的な信頼性と実績を持つEVメーカーです。ブランド名に馴染みがないからといって敬遠するのではなく、情報を集めてその実力を見極めることが、後悔のない選択につながります。

まとめ:BYDドルフィンのサイズについて

まとめ:BYDドルフィンのサイズについて
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・全長4,290mm・全幅1,770mm・全高1,550mmで日本の駐車場事情に最適
・海外仕様より全高が20mm低く、日本の機械式駐車場に対応
・ホイールベースは2,700mmと長く、後席にもゆとりがある
・最小回転半径は5.2mで狭い道や駐車場でも小回りが利く
・ボディサイズはベースラインとロングレンジで共通
・ロングレンジはベースラインより車重が約160kg重い
・バッテリー容量が異なり、ロングレンジは58.56kWhを搭載
・航続距離はベースラインが400km、ロングレンジは476km
・モーター性能はロングレンジが204psで加速に優れる
・タイヤ・ホイールは共通で205/55R16サイズを採用
・タイヤローテーションしやすく、ランニングコストも低め
・ATTO3よりも全長・全幅・全高がコンパクトで扱いやすい
・室内はEV特有のフラットフロアで開放感と実用性が高い
・360度カメラやアラウンドビュー搭載で駐車支援が充実
・日本市場を意識して細部までローカライズされている

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