EX30のバッテリー容量はどれを選ぶ?51kWhと69kWh徹底検証

EX30のバッテリー容量からわかる基本性能 VOLVO
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ボルボEX30について調べていると、多くの方がまず気になるのが「EX30のバッテリー容量」です。

どの容量を選ぶべきなのか、航続距離にどれほど差が出るのか、そして自分の使い方に最適なグレードはどれなのか――購入前の疑問は尽きません。

本記事では、EX30のバッテリー容量の主要スペックから、LFPとNMCという2種類のバッテリーの違い、さらに航続可能距離と電費の特徴まで、初めてEVを検討する方でも理解しやすい形で整理していきます。

また、バッテリー容量と充電容量の関係や、急速充電・普通充電それぞれの充電時間の目安にも触れ、どれくらいの頻度で充電すれば快適に使えるのかがイメージできるよう解説します。

さらに、EX30はコンパクトSUVらしい扱いやすいサイズと重量バランスも魅力ですので、このポイントも押さえておきたいところです。

「どのEX30を選べばいいのか?」と迷っている方は、ぜひ続きを読み進めて、自分のライフスタイルに最適な一台を見つけてください。

記事の要約

・EX30のバッテリー容量の違い(51kWhと69kWh)
・航続可能距離・電費・充電時間など、実際の使い勝手
・グレードごとの装備差や価格差、クロスカントリー仕様
・補助金や非対応機能(V2Hなど)を含め、購入判断

EX30のバッテリー容量からわかる基本性能

EX30のバッテリー容量からわかる基本性能
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・バッテリー容量の主要スペック
・EX30のバッテリー種類(LFPとNMC)
・航続可能距離と電費の特徴
・バッテリー容量と充電容量の関係
・充電時間の目安
・EX30のサイズと重量のポイント

バッテリー容量の主要スペック

ボルボEX30のバッテリー容量は、モデルによって大きく2種類に分かれます。標準モデルには51kWhのLFPバッテリーが搭載され、上位モデルでは69kWhのNMCバッテリーを採用しています。

まず理解しておきたいのは、この違いがそのまま航続距離や加速性能、そして長距離走行への適性に直結するという点です。特に都市部での短距離中心の使い方であれば、51kWhでも十分に実用的です。

一方、長距離移動を想定している方にとっては、より大容量の69kWhが安心感につながります。

また、使用可能容量に注目すると、69kWhモデルは実際に64kWh前後を利用できます。メーカーがバッテリーの寿命を守るためにバッファを持たせているため、満充電表示でもバッテリー全体が100%使われているわけではありません。

この設計により、劣化を抑えながら安定した性能を長期間維持できるよう工夫されています。

さらに、ボルボEX30はバッテリーマネジメントシステム(BMS)の制御が優秀で、急速充電時でも安定して80kW前後の受電が可能です。これは実際の走行だけでなく、充電環境においても優れた使い勝手を実現する要素となっています。

こうしたスペックを把握することで、自分の走行スタイルに最適なモデルが選びやすくなります。

最後に、バッテリー容量は車両重量にも影響します。69kWh搭載モデルは重量が増えるものの、そのぶん航続距離と加速性能を確保しています。このように、容量が大きければ単純に良いとは限らないため、使用目的を踏まえて選ぶことが重要です。

EX30のバッテリー種類(LFPとNMC)

EX30のバッテリー種類(LFPとNMC)
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ボルボEX30は、LFP(リン酸鉄リチウム)とNMC(三元系リチウム)の2種類のバッテリーを採用しています。それぞれの特徴を理解することで、どのモデルが自分に合っているか判断しやすくなります。

LFPは安定性の高さ、耐熱性、そして長寿命が強みです。また、製造コストが比較的低いため、EX30のエントリー価格が抑えられている点もメリットといえます。普段の移動距離が短く、街乗り中心のユーザーには相性の良い選択肢です。

一方、NMCバッテリーはエネルギー密度が高く、同じ重量でもLFPより多くの電力量を蓄えられます。そのため航続距離が長く、高速道路での長距離移動が多い人にとっては魅力的です。

EX30の69kWhモデルが560kmというカタログ航続距離を実現しているのは、この高密度なNMCバッテリーのおかげです。

もちろん、どちらのバッテリーにも注意点はあります。LFPは寒冷地で電圧が低下しやすいという性質を持ち、そのぶん冬場の航続距離が落ちる傾向があります。

対してNMCは高温時に劣化が進みやすいため、頻繁に満充電や高出力急速充電を繰り返すと寿命が短くなる可能性があります。

それでも、ボルボの最新バッテリー管理技術により、どちらのタイプでも長期的に安定した性能が得られるよう制御されています。ユーザーの利用環境や走行パターンを基準に選ぶことで、より満足度の高い選択になるでしょう。

航続可能距離と電費の特徴

ボルボEX30の航続可能距離は、バッテリー容量とバッテリータイプによって大きく異なります。LFPバッテリー搭載モデルは390km、NMCバッテリー搭載モデルでは560kmのWLTC航続距離を実現しており、この差は約170kmにも及びます。

日常利用ではどちらも十分な距離ですが、高速道路の移動が多い方にとっては、大容量モデルの方が精神的な余裕が生まれやすいといえます。

電費についても見逃せないポイントです。EX30は車体重量がコンパクトSUVの中では比較的軽量で、空力性能も高められているため、電費効率は良好です。

具体的には約6.7〜7.0km/kWhの電費が期待でき、これは同クラスEVのなかでも高い水準です。高速道路や冬場の走行では電費が落ちやすいものの、ナビが充電計画を自動で提案してくれるため、実際の運用では不安が少ないでしょう。

一方で、気温や走行環境による電費変動は避けられません。

例えば冬季は暖房使用やバッテリー温度の低下によって消費エネルギーが増え、航続距離が短くなるケースが多いです。そのため、季節に応じてバッテリー残量に余裕を持たせる走行計画が必要になります。

とはいえ、近年の急速充電インフラの拡充により、長距離走行でも充電待ちのリスクは減少しています。EX30の航続距離と電費性能は、コンパクトSUVとして高い実用性を備えており、EV初心者でも扱いやすい点が大きな魅力です。

バッテリー容量と充電容量の関係

バッテリー容量と充電容量の関係
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EX30を選ぶ際に理解しておきたいのが、「バッテリー容量」と「充電容量(受電性能)」の関係です。

一般的に、バッテリー容量が大きいほど一度の充電で走れる距離は伸びますが、そのぶんフル充電までに時間が必要になります。しかしEX30は最大80〜85kWの急速充電に対応しているため、69kWhモデルでも短時間で実用レベルまで充電できます。

例えば、0%から100%までの充電を想定すると時間は長くかかりますが、実際の運用では20〜80%の範囲で使うのが一般的です。

この範囲であれば、急速充電を使って30分程度で十分な距離を回復できます。高速道路の休憩と充電が自然に重なるため、長距離走行でもストレスが少ない点が利点です。

また、充電容量は充電器側の性能にも大きく依存します。150kWの急速充電器を利用すれば、EX30の最大受電性能をフルに活かせるため、より効率よく電力を取り込めます。

逆に50kW以下の充電器では速度が落ちるため、充電計画は余裕を持って立てる必要があります。

注意しておきたいのは、満充電に近づくほど充電速度が自然と低下するという点です。これは電池を保護するための制御であり、どのEVにも共通する仕様です。そのため、短時間で効率よく充電したい場合は、80%程度で切り上げる運用が適しています。

こうした特徴を理解することで、バッテリー容量だけでなく充電環境や利用スタイルに合わせて、より賢くEX30を使うことが可能になります。

充電時間の目安

EX30の充電時間を理解することは、日常使いの不安を減らし、効率的にEVライフを送るための重要なポイントです。

まず知っておきたいのは、急速充電と普通充電ではかかる時間が大きく異なるという点です。急速充電では最大150kWの充電器に対応しており、EX30自身は約80〜85kW前後の受電性能を発揮します。

そのため、20%から80%までであればおおむね30分程度で充電が完了します。高速道路の休憩時間に自然と充電が終わるケースが多く、長距離移動でも負担が少ないと感じる方が増えています。

一方の普通充電(AC充電)は最大9kWに対応しており、自宅充電をメインで使う人にはこちらが基本となります。51kWhモデルを満充電する場合は約6〜7時間、69kWhモデルでは8〜9時間が目安です。

夜間電力を有効活用することで、ガソリン車よりも維持費を抑えられる利点があります。

とはいえ、充電時間は気温やバッテリーの状態、充電器の性能によって変動します。特に冬場はバッテリー温度が低くなるため、急速充電でも最大出力が出にくくなることがあります。

このような状況を避けるには、目的地をナビに設定することで自動的にバッテリーを適温にする機能を活用すると便利です。

さらに、EX30はバッテリー保護の観点から高い充電効率を維持しながら寿命を延ばす制御が行われます。こうした仕組みのおかげで、ユーザーが細かい調整をしなくても快適に利用できる点は大きな魅力です。

充電に関する不安が少ないことこそ、EX30がEV初心者にも選ばれやすい理由のひとつといえるでしょう。

EX30のサイズと重量のポイント

EX30のサイズと重量のポイント
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EX30のサイズは全長4,235mm、全幅1,835mm、全高1,550mmと、都市部で扱いやすいコンパクトSUVとして設計されています。立体駐車場に入る高さに抑えられているため、都心部に住むユーザーからも支持されています。

また、ボルボのSUVらしい安定感のあるデザインでありながら、小回り性能が高い点も魅力です。狭い道でもストレスなく扱えるため、運転に不慣れな方や初めてEVを購入する方にも向いています。

一方で、モデルによって重量が異なる点も理解しておく必要があります。

標準モデルは1,760〜1,770kg、AWD仕様では1,880kgに達します。重量が増えると加速やブレーキ性能に影響が出る場合がありますが、EX30はバッテリーを床下に配置しているため重心が低く、安定したドライビングが可能です。

急カーブでもふらつきが少なく、一般道から高速道路まで快適に走れるよう設計されています。

また、重量の違いは電費にも影響します。AWDモデルは大きなバッテリーと2モーターを搭載しているため、街中よりも高速道路での走行に向いています。

一方、軽量なシングルモーター仕様は街乗りでのエネルギー効率が良く、日常使いを中心にするユーザーに最適です。

さらに、ラゲッジ容量は318Lと必要十分な広さが確保されています。コンパクトSUVとしてはバランスの取れた収納力で、普段の買い物から旅行まで対応しやすい点も評価されています。

このようにEX30のサイズと重量は、使いやすさと安定性を両立するために緻密に設計されたものであり、運転のしやすさを重視する方にとって大きな魅力となります。

EX30のバッテリー容量を踏まえたグレード比較

EX30のバッテリー容量を踏まえたグレード比較
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・EX30の価格と装備の比較ポイント
・クロスカントリーのバッテリー容量は?
・EX30の航続距離比較
・V2H・コンセント対応状況
・後部座席や室内空間の特徴
・補助金と購入メリット

EX30の価格と装備の比較ポイント

EX30は複数のグレードが展開されており、価格帯は479万円から649万円まで幅広く設定されています。この価格差にはバッテリー容量、駆動方式、装備内容の違いが反映されています。

まず標準モデルのPlus Single Motorは、LFPバッテリーを搭載しながらも必要十分な装備を揃え、価格を抑えたバランスの良いモデルです。都市部での利用が中心で、コストを抑えつつEVを楽しみたい方に適しています。

一方、Extended Rangeモデルは69kWhの大容量NMCバッテリーを搭載し、航続距離560kmを実現します。長距離移動が多い方や頻繁に充電したくないユーザーに向いており、価格と性能のバランスが優れています。

さらに上位のUltraグレードでは、パノラマガラスルーフや高級素材の内装など快適装備が追加され、ワンランク上の体験が得られます。

そして、最上位のTwin Motor Performanceは315kWの出力を誇り、0-100km/h加速は3.6秒とスポーツカー並みの性能です。AWDによる走行安定性も高く、雪道や悪天候での使用にも適しています。ただしハイパフォーマンスである分、価格は高めに設定されています。

また、EX30はハーマンカードンの高音質オーディオ、Google搭載のインフォテインメント、安全装備が全グレード標準という点も大きな強みです。

装備内容の充実度に対して価格がリーズナブルであるため、輸入車EVの中ではかなりコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

比較する際は、「航続距離」「駆動方式」「快適装備」の3つを優先すると、自分に合ったグレードが見つけやすくなります。

クロスカントリーのバッテリー容量は?

クロスカントリーのバッテリー容量は?
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EX30のクロスカントリーモデルは、アウトドア志向のユーザー向けに設計された特別仕様です。見た目のタフさだけでなく、走破性を高めるために最低地上高が20mm上げられ、専用ホイールや外装パーツが装備されています。

このモデルで気になるのがバッテリー容量ですが、搭載されているのはNMCバッテリーの69kWh仕様です。これは他の上位グレードと同じ容量であり、航続距離も500km前後と長距離移動に十分対応できる性能を持っています。

クロスカントリーが69kWhを採用している理由は、アウトドア利用では電費が悪化しやすいためです。

例えば山道や未舗装路ではモーターへの負荷が大きく、平地よりも消費電力が増える傾向があります。このような状況でも余裕をもって走行できるよう、大容量バッテリーが採用されています。

さらに、AWDシステムを搭載しているため車両重量が増加し、通常モデルよりも電費が低下しやすい点もあります。こうした背景を踏まえると、69kWhという容量はクロスカントリーの特性と非常に相性の良い選択だと言えるでしょう。

ただし、専用パーツによって車高が高くなった分、空気抵抗が増える場合があり、その結果としてカタログ値より航続距離が短くなることがあります。このため、旅行やキャンプでの長距離走行を計画する際は、充電スポットの位置を事前に確認しておくと安心です。

アウトドア用途に最適化されながらも、日常使いにも十分対応できるバッテリー容量となっており、多様なライフスタイルに柔軟に寄り添うモデルだと言えるでしょう。

EX30の航続距離比較

EX30の航続距離を比較することで、自分の使い方に合うモデルを選びやすくなります。

まず、最も大きな違いはバッテリー容量の51kWhモデルと69kWhモデルに分かれている点です。前者はWLTCモードで約390km、後者は最大560kmという数値を示します。

どれだけ走れるかは利用環境でも変動しますが、街中や短距離中心なら51kWhでも十分対応できます。一方で、長距離ドライブや高速道路の利用が多い方は69kWhモデルのほうが安心です。

こうした航続性能の差は、バッテリーの種類やモーター構成によっても左右されます。後輪駆動のシングルモーター仕様は電費が良く、より効率的にエネルギーを使えるよう設計されています。

対してAWDのツインモーター仕様は加速性能に優れる分、消費電力が高くなりやすく、航続距離は約500km前後が目安です。この点を理解しておくと、自分に最適なグレードが明確になります。

また、気温の影響も考慮する必要があります。一般に寒冷地では航続距離が短くなることがありますが、EX30はバッテリーの予熱機能に優れており、冬場の性能低下を最小限に抑えてくれます。

特にナビで急速充電器を目的地に設定することで、走行中に自動でバッテリーを最適温度に調整する点は、多くのユーザーが評価しているポイントです。

総じて、日常用途からアウトドアまで幅広く対応できる航続性能が揃っており、用途に合わせた選択がしやすいEVと言えるでしょう。

V2H・コンセント対応状況

V2H・コンセント対応状況
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EX30の購入前に知っておきたいのが、V2Hや車内コンセントの対応状況です。

まず、V2H(Vehicle to Home)は、クルマのバッテリーを家庭用電源として活用するシステムのことですが、EX30はこの機能に対応していません。

また、外部給電のV2Lや車内のAC100Vコンセントも搭載されていないため、停電時に電源として使う、アウトドアで家電を使う、といった用途は適していない点に注意が必要です。

ただし、EX30はEVとしての基本性能に力を入れており、充電面の利便性は高く保たれています。CHAdeMO急速充電に対応し、最大150kWの充電器を利用できるため、短時間で効率よく充電できます。

特に長距離移動時は数回の休憩に合わせて充電が済むため、実際の使い勝手は非常に快適です。

このような仕様は、車内コンセントの有無よりも航続距離と安全性能を重視するボルボの設計思想が反映されています。ボルボが優先したのは、運転支援機能、衝突安全性能、そしてシンプルで洗練されたインテリアとの整合性です。

装備が多すぎるとコストが増えるだけでなく電気効率にも影響するため、EX30ではEVとしての根幹部分を磨き上げた構成になっています。

もし防災用途やアウトドアの電源確保を最重要視する場合はV2L対応車を選ぶべきですが、日常の移動を中心に考えるユーザーであれば、EX30の機能でまったく問題なく運用できます。

後部座席や室内空間の特徴

EX30の室内空間は、コンパクトSUVでありながら無駄を削ぎ落としたデザインと機能性が両立しています。特に注目すべきなのが後部座席の居住性です。

全長4,235mmというサイズながら、ホイールベースを長く確保しているため、後席の膝まわりスペースが広めに取られています。大人が座っても窮屈さを感じにくく、短時間の移動だけでなく長距離ドライブにも耐えられる快適性があります。

さらに、ボルボらしい北欧デザインが取り入れられ、シンプルで落ち着いた雰囲気が車内全体に広がります。センターディスプレイに機能を集約したことで、前席まわりはすっきりとしたレイアウトになっており、視界も良好です。

後席にUSBポートが用意されているため、スマートフォン利用が多い家族での移動にも便利です。

ラゲッジ容量は318Lと、このクラスのEVとしては標準的ですが、床面がフラットで積み込みがしやすいのが特徴です。シートを倒すと長尺物の積載も可能で、日常の買い物はもちろんアウトドア用品の運搬にも適しています。

このように、EX30はコンパクトな外寸にもかかわらず、車内空間は広く実用性が高い構造になっています。特に後部座席の居住性や静粛性は、輸入SUVの中でも評価されるポイントの一つです。

運転席だけでなく同乗者の快適性も重視したい方にとって、満足度の高い一台になるでしょう。

補助金と購入メリット

補助金と購入メリット
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EV購入時に大きなメリットとなるのが補助金制度です。EX30はCEV補助金の対象となっており、モデルによって約36万〜46万円の補助が受けられます。

これに自治体独自の補助金が加わる場合もあり、実際の購入価格は想像以上に抑えられることがあります。たとえば一部地域では、国と自治体を合わせて70万円以上の補助が受けられるケースもあるため、購入前に最新情報を確認することが重要です。

補助金が充実しているタイミングで購入することで、上位グレードでも競合EVより価格優位性が生まれます。

EX30は装備が非常に充実しており、Google搭載のインフォテインメント、安全支援機能、ハーマンカードンサウンドなどが標準装備されているため、「補助金を活用して上位モデルを選ぶ」という選択もしやすくなります。

さらに、EVは維持費が低い点も魅力です。ガソリン代がかからず、電気代は深夜料金を活用することでさらに節約できます。オイル交換といった定期メンテナンスも不要なため、長期的に見ると維持費はガソリン車より大幅に下がります。

また、EX30はバッテリー保証が8年/16万kmと長期に設定されており、初めてEVを買う人でも安心して所有できます。

こうした金銭面のメリットに加えて、静粛性、加速性能、環境負荷の低さなどEVならではの価値も得られるため、コストと性能の両面で満足できる選択肢になるでしょう。

まとめ:EX30のバッテリー容量について

・EX30のバッテリー容量は51kWh(LFP)と69kWh(NMC)の2種類がある
・69kWhモデルは実使用可能容量が約64kWhとされ、バッファを持たせて劣化を抑えている設計である
・51kWhのLFPは街乗り中心ユーザー向け、69kWhのNMCは長距離走行を重視するユーザー向けである
・WLTC航続距離は51kWhモデルで約390km、69kWhモデルで最大560kmと公表されている
・EX30の急速充電受電性能は実測でおよそ80〜85kWとなり、150kW器利用時も効率よく充電できる
・急速充電では20〜80%までなら約30分前後の充電で実用的な航続距離を回復できる
・普通充電(AC最大9kW)では51kWhモデルが約6〜7時間、69kWhモデルは約8〜9時間で満充電になる目安である
・ツインモーターAWDやクロスカントリーは69kWhバッテリーを搭載し、出力と走破性を重視したグレード構成である
・EX30の車両重量は約1760〜1880kgで、バッテリー搭載により重いが低重心レイアウトで安定性を高めている
・電費は約6.7〜7.0km/kWh程度が期待値で、コンパクトEV SUVとしては効率が良い水準である
・EX30はV2H・V2L・車内ACコンセントには非対応で、走行と充電性能に特化したパッケージである
・立体駐車場対応サイズ(4235×1835×1550mm)ながら室内と荷室318Lを確保しており、日常用途には十分である
・グレードごとの価格帯は約479万〜649万円で、バッテリー容量・駆動方式・装備内容の差が価格に反映されている
・国のCEV補助金は約36万〜46万円が想定され、自治体補助と合わせれば実質価格を大きく下げられる可能性がある
・バッテリー保証は8年/16万kmであり、初めてEVを購入するユーザーでも長期使用を見据えやすい設計である

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