ID4 4WDに興味を持ったとき、「電動SUVとしての魅力はどこにあるのか?」「他のハイブリッド4WD SUVと比べてどうなのか?」といった疑問が浮かんだ方も多いのではないでしょうか。
特に雪道や悪路での安定性、そして電動ならではの航続距離が気になるポイントです。
本記事では、「4WDの特徴と航続距離」をはじめ、「ID4 PRIME 4WDとID4 PRO 4WDの違い」や「4WDの走行性能とe-モーターの役割」といった基本情報から、「i4WDとRAV4 HYBRID 4WDの比較」や「ID4 4WDに対する海外レビュー」まで、幅広く解説していきます。
さらに、「ID4 4WDとHYBRID 4WD SUV NZ市場の動向」にも触れ、ニュージーランドの実情も紹介します。
これからID4 4WDの購入を検討している方にとって、必ず役立つ情報を厳選してお届けします。
・ID4 4WDの基本構造と他グレードとの違い
・電動4WDならではの走行性能とe-モーターの特性
・ライバル車種(RAV4、ヴェゼルなど)との比較ポイント
・ニュージーランド市場におけるID4 4WDの立ち位置と評価
ID4 4WDの性能と競合車との比較

・4WDの特徴と航続距離
・ID4 PRIME 4WDとID4 PRO 4WDの違い
・4WDの走行性能とe-モーターの役割
・i4WDとRAV4 HYBRID 4WDの比較
・ID4 4WDに対する海外レビュー
・ID4 4WDとHYBRID 4WD SUV NZ市場の動向
4WDの特徴と航続距離
ID.4の4WDモデルにおける最も注目すべき点は、前後にモーターを搭載する「デュアルモーター方式」によって四輪駆動を実現していることです。
一般的なガソリン車の4WDとは異なり、電気自動車の場合は前後に独立したモーターを配置することで、機械的なプロペラシャフトを使わずに4輪に駆動力を分配できます。このため、雪道や雨天の悪路でも安定した走行性能を発揮しやすいのが強みです。
ただし、これによって航続距離に多少の影響が出るのは事実です。
例えば、ID.4の2WDモデル(後輪駆動)は1回の充電で最大520km(WLTCモード)程度走行できるのに対し、4WDモデルでは重量増加と前輪モーター駆動によるエネルギー消費が増えることで、航続距離は約480km前後に減少するケースが多く見られます。
つまり、優れたトラクション性能と引き換えに、航続性能は若干妥協が必要になるというわけです。
このように考えると、都市部での利用が中心のユーザーには2WDでも十分な一方、雪国や山間地などで走行する機会が多い人にとっては、安定感のある4WDモデルが有力な選択肢になるでしょう。
VW ID.4 2WDと4WDモデル比較
項目 | 2WDモデル(後輪駆動) | 4WDモデル(デュアルモーター) |
---|---|---|
駆動方式 | 後輪モーターのみ | 前後モーター搭載(デュアルモーター) |
構造の特徴 | ・シンプルな構造 ・軽量 | ・プロペラシャフト不要 ・電子制御で駆動力配分 |
航続距離(WLTC) | 約520km | 約480km(重量増・消費増により減少) |
走行性能 | ・都市部や高速道路で十分 ・効率重視 | ・雪道・雨天・山道で安定 ・高いトラクション性能 |
メリット | ・長距離走行に強い ・電費効率が高い ・車両価格も比較的抑えめ | ・悪路や雪道に安心 ・安定感のあるドライビング体験 |
デメリット | ・悪路性能は限定的 ・雪国や山岳地域では不安 | ・航続距離が短め ・重量増加による効率低下 |
おすすめ利用環境 | 都市部・郊外・高速中心のユーザー | 雪国・山間地・アウトドア志向ユーザー |
日常の使用環境やライフスタイルによって、航続距離と4WDの利便性をどう天秤にかけるかが、賢いEV選びのカギになります。
ID4 PRIME 4WDとID4 PRO 4WDの違い

一見すると似た名称の「ID.4 PRIME 4WD」と「ID.4 PRO 4WD」ですが、実際には装備と用途が異なっており、購入前にその差を正確に理解することが大切です。
両モデルとも4WDである点は共通しているものの、位置づけや快適装備、そして価格帯に違いがあります。
まず、PRIME 4WDは快適性とバランスを重視したグレードです。先進運転支援システムやヒートポンプ式エアコン、高品質シートなどが標準装備されており、特にファミリー層や長距離移動が多いユーザーに向いています。
また、バッテリー容量はPROと共通で77kWhを搭載しているため、航続距離には大差がありません。
VW ID.4 PRIME 4WD vs PRO 4WDの比較
項目 | ID.4 PRIME 4WD | ID.4 PRO 4WD |
---|---|---|
駆動方式 | デュアルモーター 4WD | デュアルモーター 4WD |
バッテリー容量 | 77kWh | 77kWh |
航続距離 | 大差なし(約480km前後) | 大差なし(約480km前後) |
装備の特徴 | ・先進運転支援システム充実 ・ヒートポンプ式エアコン ・高品質シート・快適装備が標準 | ・アルミホイールデザインが専用 ・サスペンション設定がスポーティ ・ドライブモードの最適化 |
コンセプト | 快適性とバランス重視 ファミリーや長距離移動向け | スポーティな走行性能重視 カスタマイズ性や運転の楽しさを求める層向け |
内装/快適性 | 高級感のある仕上げ 装備が充実 | PRIMEより簡素な部分もあり |
価格帯 | PROより高め | PRIMEより抑えめ |
おすすめユーザー | ・快適性重視 ・ファミリー層 ・長距離ドライブ中心 | ・運転の楽しさを重視 ・スポーティ志向 ・コストを抑えたいユーザー |
一方、PRO 4WDはよりスポーティな走行性能やカスタマイズ性を重視する層に向けた設定がされています。アルミホイールのデザインが異なるだけでなく、サスペンション設定やドライブモードの最適化により、よりダイナミックな走行感を味わえるようになっています。
装備面で見ると、PRIMEよりも若干簡素な部分もありますが、その分価格が抑えられているのもポイントです。
このように、両者の違いは「上質な快適性を求めるか」「運転の楽しさに比重を置くか」によって分かれます。自分にとって何を重視するのかを明確にすれば、どちらが合っているか自然に判断できるはずです。
4WDの走行性能とe-モーターの役割
ID.4の4WDにおける走行性能の高さは、まさに前後に独立して配置されたe-モーターの連携によって支えられています。この構造により、前輪と後輪に瞬時かつ最適に駆動力を配分できるため、雪道や滑りやすい路面でも優れたトラクションを確保できます。
ここで重要になるのが、モーター制御の「精度」と「レスポンス」です。一般的なガソリン車の4WDは、センターデフやクラッチ機構を使って物理的に前後トルクを調整しますが、ID.4のようなEVでは電気的に制御が行われます。
つまり、わずかなスリップもセンサーが検知し、それを瞬時に前後モーターの出力調整に反映することで、滑りを抑えながら力強く発進・加速が可能になります。
例えば、雨天時の交差点発進や急な坂道でも、後輪からの駆動だけでは得られない安定感を体感できるでしょう。また、モーター特有のトルク立ち上がりの速さがあるため、アクセル操作に対する反応も俊敏です。
とくにSUVでありながら街乗りでも軽快な動きが得られる点は、4WDモデルならではの大きな魅力といえます。
もちろん、モーターが2基になることで車重が増加し、それが乗り心地や燃費(電費)に影響することも否定できません。ただ、それを補って余りある制御性の高さと安心感が、ID.4の4WDを選ぶ価値を生み出しているのです。
i4WDとRAV4 HYBRID 4WDの比較

ID.4の4WD(i4WDと呼ぶ場合もあります)と、トヨタのRAV4 HYBRID 4WDの違いは、単なる駆動方式だけでなく、その設計思想や目的にまで及びます。
どちらもモーターで前後の駆動力を制御するという共通点がありますが、細かい構造や実用面での使い勝手には明確な差があります。
まず、RAV4 HYBRIDの4WDは「E-Four」と呼ばれ、前輪はエンジン+モーター、後輪は独立したモーターで駆動する構成です。
これは燃費を維持しつつ、必要なときにだけ後輪を補助的に動かす設計で、通常走行時は前輪駆動が中心になります。燃費重視の設計といえるでしょう。
これに対し、ID.4の4WDは常時前後にトルクを配分し、よりリアルタイムで動的な制御が可能な電動四輪駆動システムを備えています。後輪駆動をベースとしたデザインでありながら、滑りやすい場面では前輪がすぐに補助に入り、走行安定性を向上させる仕組みです。
VW ID.4 4WD(i4WD)とトヨタ RAV4 HYBRID 4WD(E-Four)の比較
項目 | VW ID.4 4WD(i4WD) | トヨタ RAV4 HYBRID 4WD(E-Four) |
---|---|---|
基本構造 | 前後独立モーターによるデュアルモーター方式 | 前輪=エンジン+モーター 後輪=独立モーター |
駆動特性 | 常時前後にトルクを配分 リアルタイムで動的制御 | 通常は前輪駆動中心 必要時のみ後輪を補助駆動 |
ベース設計 | 後輪駆動ベースのEV設計 | 前輪駆動ベースのハイブリッド設計 |
走行性能 | ・高いトラクション性能 ・雪道や悪路で安定 ・加速がスムーズ | ・燃費優先の駆動制御 ・安定感は十分だがEVほどではない |
静粛性 | エンジン非搭載のため非常に静か | エンジン稼働時は音・振動あり |
航続距離/燃費 | 航続距離:約480km(充電依存) | 燃費効率に優れる(ガソリン+電動) |
メリット | ・EVならではの静粛性と加速 ・常時安定した四駆性能 | ・充電環境不要 ・低燃費で安心 ・ガソリン供給で長距離対応可能 |
デメリット | ・充電インフラ依存 ・航続距離が条件次第で制約 | ・EVの滑らかさには劣る ・エンジン依存による限界 |
おすすめユーザー | ・走行性能や静粛性を重視 ・EVライフに積極的な層 | ・燃費・実用性重視 ・インフラ未整備地域のユーザー |
さらに加えて、ID.4はエンジンを搭載していないため、室内の静粛性や走行時のスムーズさでもRAV4 HYBRIDより一歩上と感じられる場面が多いでしょう。
もちろん、燃費や充電環境などでハイブリッドに軍配が上がる場面もあるため、一概にどちらが優れているとは言い切れません。
いずれにしても、運転のフィーリングを重視するならID.4、低燃費と信頼性を求めるならRAV4 HYBRIDという選択になります。ライフスタイルと優先順位に合わせて、じっくり選ぶのが後悔しないコツです。
ID4 4WDに対する海外レビュー
ID4 4WDに対する海外レビューでは、全体的に好意的な意見が目立ちます。特に欧州や北米の市場においては、フォルクスワーゲンが初めて本格的に投入した電動SUVとして、多くの注目を集めています。
この車の特徴である4WDシステムについても、雪道やぬかるみでの安定性が高く評価されており、「都市部からアウトドアまで1台でこなせる実用性がある」といった声が目立ちます。
一方で、GTXモデルに搭載されている高出力デュアルモーターの加速性能についても、「プレミアムEVに引けを取らないダイナミクス」とのコメントが寄せられています。
ただし、必ずしもすべてが賞賛一色ではありません。レビューの中には「重量がかさむ分、コーナリングでの俊敏さが若干鈍る」といった指摘や、「冬場の寒冷地では実際の航続距離がWLTP値を大きく下回るケースがある」との指摘も見られます。
これにはバッテリーの特性やエアコン使用時の電力消費が影響しており、ドライバーの使い方次第で感じ方が異なるようです。このように、ID4 4WDはバランスの良さが魅力である一方で、使用環境による差が出やすいという側面もあるといえるでしょう。
ID4 4WDとHYBRID 4WD SUV NZ市場の動向
ニュージーランド市場では、近年EVとハイブリッド車の需要が急増しており、ID4 4WDのような電動SUVにも注目が集まっています。
この背景には、政府の補助金制度やゼロエミッション政策が大きく関与しており、消費者の関心は「走行性能だけでなく、環境負荷の低さ」にも向けられています。
特に都市部ではEVの利便性が高く評価される一方で、郊外や山岳地帯を走るユーザーは4WD機能の実用性に注目しています。
実際、NZ市場ではRAV4 HYBRID 4WDやSubaru Forester e-Boxer AWDのようなハイブリッド4WD SUVが人気を集めており、ID4 4WDは「新たな選択肢」として位置づけられています。
EVとしての航続距離や静粛性は高く評価される一方で、「長距離走行や充電インフラがまだ不安」という声も聞かれます。このような背景から、多くのニュージーランドユーザーは現在、EVとハイブリッドの間で迷っている段階にあります。
このように考えると、ID4 4WDがNZ市場で一層の存在感を発揮するには、より広範囲な充電ネットワークの整備と、寒冷地や山間部での走破性の信頼性をユーザーに伝える戦略が求められるでしょう。
ID4 4WDと各メーカーのハイブリッド4WD比較

・TOYOTA RAV4 HYBRID 4WDのe-fourとは?
・HONDA VEZEL HYBRID 4WDの燃費と走破性
・PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDの構造と強み
・HYUNDAI TUCSON HYBRID 4WDとの価格差
・SUBARU XV HYBRID 4WDとの用途別比較
・NISSAN SERENA HYBRID 4WDやFITなど他モデルの選択肢
TOYOTA RAV4 HYBRID 4WDのe-fourとは?
RAV4 HYBRID 4WDに搭載されている「E-Four」システムは、トヨタ独自の電動4WD技術であり、ガソリン車のメカニカル4WDとは構造が大きく異なります。
E-Fourでは後輪を駆動するためのプロペラシャフトが存在せず、リア側に独立した電動モーターを搭載して、必要に応じて後輪にトルクを分配します。この仕組みにより、駆動効率の向上と軽量化を両立しているのが特徴です。
例えば、雨の日や雪道といった滑りやすい路面では、フロントのスリップをセンサーが感知すると、瞬時にリアモーターが駆動を開始。これにより車体の安定性が高まり、安全な走行が可能となります。
しかも、電動であるがゆえに作動レスポンスが速く、燃費への影響も最小限に抑えられています。
実際、RAV4 HYBRID 4WDはカタログ値で20km/L前後の燃費性能を誇りながらも、雪道でもしっかりとグリップを確保できると評価されています。
ただし、注意点として「フルタイム4WDではない」という性質上、オフロードでの持続的なトラクション性能は限界があります。過酷な地形や深雪に挑む用途では、本格4WD車に軍配が上がる場合もあります。
それでも、都市走行やアウトドアのライトユースには十分な性能といえるでしょう。
HONDA VEZEL HYBRID 4WDの燃費と走破性

ホンダのヴェゼルHYBRID 4WDは、コンパクトSUV市場においてバランスの取れた性能が評価されているモデルです。燃費性能と走破性の両立を目指した設計が特徴で、4WDモデルでも実用燃費がWLTCモードで20km/L前後を記録しています。
これはハイブリッドシステムの効率の良さに加え、車重の軽さや空力性能の最適化によるものです。
一方で、走破性についても高い水準を維持しています。ヴェゼルに搭載されている4WDシステムは、前輪駆動をベースに必要なときだけ後輪にトルクを配分する「リアルタイムAWD方式」を採用しています。
これにより、急な坂道や雪道、ぬかるんだ道でも安定した発進が可能です。
特に都市部から郊外への移動が多いユーザーや、週末にアウトドアへ出かけるライフスタイルの人々には使い勝手が良いといえるでしょう。
ただし、ID4 4WDのようなモーター駆動の俊敏なトルク制御に比べると、レスポンスの点で若干の遅れを感じる場面もあるかもしれません。また、駆動方式の構造上、持続的な悪路走破性には限界があります。
それでも、日常使いと燃費を重視するユーザーには、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDの構造と強み
PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDは、前輪にガソリンエンジン、後輪に電動モーターを配置する「スルー・ザ・ロード方式(Through the Road)」を採用しています。
これは機械的なシャフトで前後を連結する従来の4WDとは異なり、前後の駆動力を電子制御で分配する仕組みです。
つまり、必要なときだけ後輪が駆動し、効率を優先しながらも悪路走破性を確保できるという合理的な構造が特徴です。
このような4WDシステムの強みは、市街地での静粛性と省燃費性能、そして雪道や未舗装路での安心感の両立にあります。また、PEUGEOTらしいデザイン性も相まって、走行性能だけでなく所有する満足感も高いモデルといえるでしょう。
特に都市型SUVとしては内外装の上質感が光っており、日常使いの範囲では十分すぎるほどの実用性を発揮します。
ただし、電子制御に頼る部分が多いため、従来型の4WDと比べて極端な悪路や急な登坂では若干の限界もあります。とはいえ、雪国での通勤やアウトドアレジャーに対応できるレベルの性能はしっかり備えています。
スタイリッシュでスマートな4WDを求める方には、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
HYUNDAI TUCSON HYBRID 4WDとの価格差

TUCSON HYBRID 4WDとPEUGEOT 3008 HYBRID 4WDを比較する際、最初に注目されるのは価格帯です。
日本国内での販売価格を見ると、TUCSONの方が数十万円ほどリーズナブルな設定になっており、コストパフォーマンスを重視する方にとっては有力な候補となります。
価格が安いからといって性能に妥協があるわけではなく、TUCSON HYBRID 4WDは1.6Lターボと電動モーターの組み合わせによって、力強い加速と高い燃費性能を両立しています。
さらに、ヒュンダイが独自開発したH-TRACという4WD制御システムも搭載されており、雪道や雨天時の走行安定性にも定評があります。
TUCSON HYBRID 4WD vs PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDの比較
項目 | TUCSON HYBRID 4WD | PEUGEOT 3008 HYBRID 4WD |
---|---|---|
価格帯 | 数十万円ほどリーズナブル | TUCSONより高め(プレミアム価格設定) |
パワートレイン | 1.6Lターボ+電動モーター | プラグインハイブリッド(PHEV)仕様が主力 |
燃費性能 | 高い燃費効率と力強い加速を両立 | 電動走行距離が長く、環境性能で優位 |
4WD制御 | H-TRACシステム搭載 雪道・雨天でも安定 | 電動制御AWD 滑りやすい路面で高いトラクション |
内装・快適性 | 実用性重視、ファミリーユース向け | 高級感ある内装 先進のi-Cockpitを採用 |
ブランドバリュー | 実用性・コスパ重視 | 欧州ブランドならではの所有満足感 |
メリット | ・価格が抑えめでコスパ良好 ・走行安定性に定評 ・日常使いに強い | ・高級感・デザイン性に優れる ・EV的な体験が可能 ・ブランドイメージ |
デメリット | ・ブランド性・高級感は控えめ | ・価格が高め ・維持費もTUCSONより上がる可能性 |
おすすめユーザー | ・実用性を重視するファミリー層 ・コストパフォーマンスを優先 | ・プレミアム感を求める層 ・デザインやブランドを重視するユーザー |
一方、PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDは高級感ある内装やブランドバリュー、先進のi-Cockpitインターフェースなどに力を入れており、価格の差はこうした装備や体験価値の差として表れています。
価格差だけを見ればTUCSONが優位に見えますが、所有欲を満たすという観点では3008の魅力も捨てがたいと言えるでしょう。
つまり、TUCSONは実用性と価格重視のファミリーユースに、PEUGEOT 3008はプレミアム感を重視したい層に向いているといえます。あなたのライフスタイルによって、どちらを選ぶかは明確に変わってくるでしょう。
SUBARU XV HYBRID 4WDとの用途別比較
SUBARU XV HYBRID 4WDは、SUVの中でも“走りの質”を重視するユーザーに支持されているモデルです。特に悪路走破性と雪道での安心感を求める方にとっては、非常に頼れる存在です。
その理由は、スバル独自のシンメトリカルAWDと高い最低地上高の組み合わせにあります。
一方で、PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDは都会的なデザインと電動化による環境性能に力を入れており、街乗りでの快適さとスタイリッシュさに優れています。
車高がやや低めであり、乗り心地はしなやかですが、ダートコースを本格的に走るような用途には向いていない一面もあります。
このように用途別に見てみると、SUBARU XVはウィンタースポーツや山道ドライブなどアクティブな使い方にぴったりです。逆に、通勤や都市生活、週末のショッピングなどを快適にこなしたい人にはPEUGEOT 3008の方が相性が良いかもしれません。
SUBARU XV HYBRID 4WD vs PEUGEOT 3008 HYBRID 4WDの比較
項目 | SUBARU XV HYBRID 4WD | PEUGEOT 3008 HYBRID 4WD |
---|---|---|
特徴的な設計 | スバル独自のシンメトリカルAWD+高い最低地上高 | 都会的なデザイン+電動化による環境性能 |
走行性能 | ・悪路走破性に強い ・雪道での安定感抜群 | ・街乗りでの快適性 ・高速道路でのスムーズな走り |
乗り心地 | SUVらしい安定感と力強さ | 車高がやや低めでしなやか、洗練された乗り心地 |
用途適性 | ・ウィンタースポーツ ・山道ドライブ ・アウトドア | ・都市部での通勤 ・週末ショッピング ・シティライフ向け |
パワートレイン | ハイブリッドだがエンジン寄り | プラグインハイブリッド中心でEV走行可能 |
燃費・静粛性 | ガソリンエンジンの影響で控えめ | 燃費効率と静粛性で優位 |
デザイン性 | SUVらしいタフさ | スタイリッシュで都会的 |
おすすめユーザー | アクティブ派、雪国ユーザー | デザインや環境性能重視の都市生活者 |
ただ、XVはハイブリッドとはいえエンジン寄りのパワートレイン構成で、燃費性能や静粛性では3008に軍配が上がる部分もあります。いずれにしても、どのシーンを最重視するかによってベストな選択肢は異なるでしょう。
NISSAN SERENA HYBRID 4WDやFITなど他モデルの選択肢

NISSAN SERENA HYBRID 4WDやHONDA FIT e:HEV 4WDなどのミニバン・コンパクトカーは、SUV以外で4WD性能を求める方にとって有力な選択肢となります。
これらのモデルは、あくまでファミリーユースや日常の使い勝手を最優先して設計されており、特に雪国での送迎や日々の買い物に適しています。
例えば、SERENAのe-POWER 4WDモデルは、前輪モーター駆動に加えて後輪にも独立したモーターを配置することで、滑りやすい路面でもしっかりとトラクションを確保できます。
また、車内の広さやシートアレンジの柔軟性が強みであり、子育て世帯に高い人気を誇っています。
一方、HONDAのFITはコンパクトながらe:HEVによるスムーズな走りと燃費の良さが際立ちます。軽快な取り回しが可能なうえ、4WDグレードを選べば冬道でも安心して運転ができます。
もちろん、価格も比較的抑えられており、初めての4WD車としても検討しやすい存在です。
SUVに比べると走破性では若干劣るかもしれませんが、普段の生活での扱いやすさと維持費の安さという点では、これらのミニバン・コンパクトモデルにも十分な魅力があります。用途に応じて視野を広げてみるのも良いでしょう。
まとめ:ID4 4WDについて

・ID4 4WDは前後にモーターを搭載したデュアルモーター仕様
・雪道や滑りやすい路面での安定性に優れる
・後輪駆動モデルより加速性能が高い
・PRO 4WDとPRIME 4WDで装備や価格に違いがある
・4WD化によって航続距離は若干短くなる傾向
・e-モーターが後輪駆動に大きく貢献している
・ハイブリッド4WD SUVと比較して静粛性に優れる
・NZ市場でもID4 4WDの評価は高まっている
・RAV4 HYBRIDのe-fourと構造が異なる電動4WD
・ホンダVEZELの4WDより出力面で優れている
・プジョー3008 HYBRID 4WDはシステム構造が異なる
・TUCSONとの価格差は装備とパワートレイン差が主因
・SUBARU XV HYBRID 4WDは雪国向けに根強い人気
・NISSAN SERENAなどは3列シートを求める層に適している
・電動4WDは環境性能と走行安定性を両立している
・アウディ新車の値段の相場は?SUV価格帯と装備・人気モデル別比較
・アウディの小さい順で比較!初心者向け、維持費抜群の人気モデル一覧
・アウディはどこの国の車?誕生から現在までの歴史・創業者やロゴの意味を解説
・アウディSUVの値段の目安とモデル別価格一覧・新車と中古の比較
・アウディエスユーブイ(SUV)の価格帯と初心者向け人気モデル