テスラに憧れ、いざ購入してみたものの、「テスラを買って後悔した」と感じてしまう人が後を絶ちません。
特に「モデル3で後悔する人の共通点とは?」「モデルYは万人向けではない?注意すべき点」など、購入後に気づく問題点がSNSやレビューサイトで多く語られています。
見た目の先進性やブランド力に惹かれて決断する前に、「自宅に充電設備がない人は注意」といった基本的な確認も欠かせません。
さらに、「年収はいくらから?購入前に考えるべきこと」や「事故率と安全性の誤解」など、意外と知られていない盲点も多数あります。
「故障は多い?メンテナンス事情をチェック」や「リセールバリューはどれほど落ちるのか」といった維持費に関するリアルな声も含め、テスラを買って後悔しないために知っておくべき情報を総まとめしました。
・テスラ購入後に後悔しやすい理由
・モデル3・モデルYそれぞれの注意点や向き不向き
・年収や充電環境など購入前に確認すべき条件
・故障・メンテナンス・リセールなど維持面の落とし穴
テスラに後悔しないために知っておくべきこと

・なぜ「テスラ買って後悔した」と感じるのか
・モデル3で後悔する人の共通点とは
・モデルYは万人向けではない?注意すべき点
・自宅に充電設備がない人は注意
・年収はいくらから?購入前に考えるべきこと
・事故率と安全性の誤解
なぜ「テスラ買って後悔した」と感じるのか
テスラを購入した後に「こんなはずじゃなかった」と感じる人が少なくありません。では、なぜそのような後悔が生まれるのでしょうか。
最も多く聞かれる理由は、期待と現実のギャップです。
購入前は未来的なデザイン、高性能な自動運転、静かな走行音に魅力を感じていたとしても、実際に所有すると「意外と不便」と感じる場面に遭遇することがあります。
例えば、長距離の旅行時に充電インフラの未整備さを痛感するケースです。高速道路の充電ステーションは少なく、待ち時間が長くなることもあります。これが旅のスケジュールを狂わせる原因になり、「ガソリン車の方が良かったのでは」と感じる要因になります。
また、修理やメンテナンスに時間がかかることも後悔の種です。テスラのサービスセンターは全国的に数が少なく、部品の取り寄せに時間がかかる場合もあります。そのため、故障が発生すると日常生活に大きな影響が出ることもあるのです。
このように、テスラの魅力は確かに存在しますが、日常使いの視点で考えると「思ったほど便利ではない」と感じる人もいるという現実があります。購入を検討する前には、スペックや広告だけでなく、利用者の口コミや体験談にも目を通すことが大切です。
モデル3で後悔する人の共通点とは

テスラ・モデル3は人気のある電気自動車ですが、実際に所有して「後悔している」と語る人も一定数存在します。そのような人たちに共通しているのは、車に対するライフスタイルとの不一致です。つまり、使用目的や生活環境とモデル3の特性が合っていなかったことが多いのです。
例えば、地方に住んでいて通勤距離が長い人や、頻繁に遠出をする人にとって、モデル3の充電インフラは十分とは言えません。自宅充電ができない環境で、公共の急速充電器に頼る生活はストレスの連続となりがちです。
また、冬季の寒冷地ではバッテリー性能が低下しやすく、航続距離が短くなることも後悔の理由となっています。
さらに、モデル3はコンパクトセダンとして設計されており、ファミリー層にはやや手狭に感じられることもあります。特にチャイルドシートを使用する家庭や、大きな荷物を頻繁に積むようなライフスタイルには適していないと感じることがあります。
加えて、スマートフォン感覚の操作に戸惑う人もいます。すべての操作がタッチスクリーン中心であるため、従来の物理ボタンに慣れているドライバーには操作性が悪く感じられることもあるのです。
このようにモデル3を選んで後悔してしまう人には、「自分の生活にフィットする車かどうか」を事前に深く考える習慣が不足していたという共通点があります。
モデルYは万人向けではない?注意すべき点
モデルYはSUVタイプの電気自動車として登場し、多くの人に注目されていますが、必ずしもすべてのユーザーにとって最適とは限りません。特に、期待だけで購入を決めてしまった場合、「こんなはずではなかった」と感じる可能性が高くなります。
まず最初に挙げられるのが乗り心地の問題です。モデルYはモデル3をベースにしているため、走行性能は良好ですが、サスペンションはやや硬めに設計されています。そのため、道が荒れている地域では、乗り心地に不満を持つ人も出てきます。
特に年配の方や小さなお子様がいる家庭では、快適性を重視したいというニーズがあるため、違和感を覚えるかもしれません。
また、収納スペースに関しても注意が必要です。一見広そうに見えるラゲッジスペースも、電池のレイアウトやリアガラスの傾斜などにより、実際に積める荷物量が期待以下であると感じる人もいます。
とくに3列目シート付きモデルは、座れる人数は多いものの、その分荷室が狭くなってしまうため、家族旅行には不向きとの声もあります。
さらに、モデルYは価格帯が高めであるにもかかわらず、内装の質感が価格に見合わないと指摘されることもあります。シンプルな設計が「洗練されている」と評価される一方で、「安っぽい」と感じるユーザーも存在するのです。
これらの点からもわかるように、モデルYは全体的に優れた車種ではありますが、使用者の目的や好みによってはミスマッチが起きやすい車でもあるということが分かります。
自宅に充電設備がない人は注意

テスラに限らず電気自動車(EV)全般に言えることですが、自宅に充電設備がない状態での運用は思っている以上に不便です。これは、テスラ購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する大きな要因のひとつでもあります。
現在の私は都市部に住んでいますが、マンションやアパートでは充電器の設置が難しいという声をよく耳にします。
共有駐車場では個別に設備を取り付けることができないケースも多く、充電のたびに外出先の急速充電ステーションを探す手間が発生します。さらに、ステーションが満車だった場合、長時間の待機が必要となり、ストレスがたまります。
言ってしまえば、毎日の給油をわざわざ遠回りしてスタンドまで行かなければならない生活を想像してみてください。これがEVの充電で起こる現実なのです。
もちろん、公共の充電器も増えてきてはいますが、すべての場所で高速充電が可能とは限りません。
特に地方では設備自体が少なく、使用頻度が高いため空いていないことも珍しくありません。また、充電中の滞在時間も30分~1時間かかるため、時間効率の面でもガソリン車と比較して不便を感じやすくなります。
こうした問題を避けるには、自宅または職場に確実に充電できる環境があることが、EV生活の快適さを左右する重要なポイントになります。テスラの購入を検討しているなら、まず最初に「日常的にどこでどうやって充電するのか」を具体的に想定することが必要です。
年収はいくらから?購入前に考えるべきこと
テスラの購入を検討する際、多くの人が最初に悩むのが「年収がどれくらいあれば無理なく買えるのか」という点です。
確かにテスラは高性能で魅力的な車種ですが、価格帯もそれなりに高いため、家計へのインパクトは無視できません。現在の私は、モデル3スタンダードの価格が約550万円、モデルYでは600万円以上という価格設定であることを前提に話を進めたいと思います。
ここでひとつの目安となるのが「年収の3分の1以内で購入できるかどうか」です。
つまり、モデル3であれば最低でも年収600万〜700万円がひとつのラインといえるでしょう。もちろん、ローンの有無や住宅ローン・教育費など他の支出状況によっても異なります。
「テスラ購入に必要な年収目安と費用バランスまとめ表」
項目 | モデル3スタンダード | モデルYロングレンジ | 備考 |
---|---|---|---|
車両本体価格(参考) | 約550万円 | 約600万〜650万円 | オプション・仕様により変動 |
年収目安(購入基準) | 600万〜700万円以上 | 700万〜800万円以上 | 「年収の1/3以内」基準 |
購入時補助金 | 0〜最大80万円前後 | 0〜最大80万円前後 | 年度や地域で異なる/確実ではない |
維持費(5年間想定) | 約80万〜150万円 | 約100万〜180万円 | 保険料/タイヤ交換/メンテナンス含む |
年収+貯蓄の理想バランス | 購入費+維持費の合計をカバーできる年収&手元資金 | 購入費+維持費の合計をカバーできる年収&手元資金 | 目安:車両価格×1.5倍〜2倍相当 |
ローン利用時の注意点 | 住宅ローンや教育費とのバランス | 住宅ローンや教育費とのバランス | 総返済負担率を35%以内に抑えるのが理想 |
その他の考慮ポイント | 駐車場費/充電設備設置費用 | 駐車場費/充電設備設置費用 | 賃貸・持ち家条件で追加費用が発生する場合あり |
また、テスラは購入時の補助金や減税制度が適用される場合がありますが、それをあてにしすぎると想定外の負担が発生することも。例えば補助金が打ち切られた年に購入してしまったケースでは、支出の見通しが狂うことになります。
さらに、維持費についても忘れてはいけません。充電費用はガソリン車よりも安く抑えられる反面、自動車保険料や故障時の修理費はやや高めになる傾向があります。
これらを総合的に考慮すると、「購入費+5年分の維持費」を一括で出せる年収・貯蓄のバランスが大切です。
夢のある選択だからこそ、現実的な資金計画を立ててから踏み出すことが大切になります。
事故率と安全性の誤解

「テスラは事故が多い」といった声をネット上で見かけることがありますが、その多くは誤解に基づいています。確かに話題性の高い自動運転中の事故や、バッテリー発火などが報道されると、「テスラ=危険な車」というイメージが独り歩きしてしまうのも無理はありません。
しかし、これはあくまでも全体像の一部にすぎません。
実際には、テスラは世界的な安全評価機関で高い評価を受けている車種です。例えば、米国道路交通安全局(NHTSA)ではモデル3やモデルYが最高評価を獲得しています。
特に衝突時の乗員保護性能に優れており、頑丈なバッテリーフレームがクラッシャブルゾーンとして機能することで、衝撃吸収性を高めています。
一方で、自動運転システム「オートパイロット」への過信が事故を招くケースもあるのは事実です。
これはテスラに限らず、他メーカーの先進運転支援技術においても共通するリスクです。要するに、ドライバーがシステムを「完全自動運転」と誤認し、ハンドルから手を離してしまったり、モニタリングを怠ったりすることで事故に繋がっているのです。
つまり、安全性そのものに問題があるのではなく、テクノロジーの使い方や理解度の差が事故率に影響を及ぼしているといえます。新しい技術には新しいリテラシーが求められるということを、私たちは肝に銘じておく必要があります。
テスラ、後悔の声から見えた購入リスク

・故障は多い?メンテナンス事情をチェック
・リセールバリューはどれほど落ちるのか
・中古車を選ぶときの注意点
・テスラが「やばい」と言われる理由
・なぜ日本で売れにくいのか?市場の壁とは
故障は多い?メンテナンス事情をチェック
「テスラは故障しやすい」という印象を持っている方も多いかもしれません。これは部分的には正しく、部分的には誤解です。
まず構造的に見ると、電気自動車(EV)はガソリン車に比べて可動部品が少なく、エンジンオイル交換やタイミングベルトの交換といった定期メンテナンスの必要がありません。そのため、日常的な維持に関しては非常にシンプルで、故障リスクも抑えられているのが実情です。
しかし、だからといって「一切故障しない」というわけではありません。
たとえば、モデル3ではタッチスクリーンがフリーズする、ドアハンドルが作動しないといった電装系の不具合が報告されています。これらは走行に致命的な影響を与えるものではないにしても、日常のストレスになる可能性はあります。
また、テスラの部品は基本的に正規ルートでの供給が中心であり、ディーラー数も限られているため、修理や部品の交換に時間がかかるという問題があります。特に地方在住の方は、最寄りのサービスセンターが数百キロ先ということも珍しくありません。
さらに、車検対応や事故修理の際に、一般の整備工場で対応できないケースもあるため、トータルで見るとメンテナンスの手間はやや大きいといえるでしょう。私であれば、購入前に「どこで・どうやってメンテナンスを受けられるのか」を具体的に調べておくことをおすすめします。
リセールバリューはどれほど落ちるのか

テスラを購入する際、「将来的に売るときの価値はどうなるのか?」という点は誰しも気になるところです。いくら性能が優れていても、数年後に買い替えたくなった際に売却価格が大きく下がってしまっては、長期的に見たコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
近年、テスラは新車価格の改定が頻繁に行われており、それがリセールバリューに直接的な影響を与えています。たとえば、新型モデルの登場や補助金政策の変更などによって、同一モデルの価格が突如として数十万円単位で上下することもあります。
これが中古市場の価格形成を不安定にしており、「買ったときは高かったのに、売るときは安い」と感じるユーザーが増えているのです。
加えて、テスラのソフトウェアは常にアップデートされるため、1〜2年で技術的な価値差が生まれやすい傾向もあります。つまり、中古として売るときに「最新機能が搭載されていない旧型」として評価されるため、価格が伸びにくいのです。
もちろん、モデル3やモデルYのように人気の高いモデルであれば、状態次第ではリセールが良好なケースもあります。ただし、それには「走行距離が少ない」「修理歴がない」「バッテリー劣化が少ない」といった条件が必要になります。
このように考えると、テスラを資産的価値も含めて購入するなら、「どのタイミングで売るか」まで見越して計画を立てることが重要になります。
中古車を選ぶときの注意点
テスラを少しでも安く手に入れたいと考える人にとって、中古車市場は魅力的な選択肢のひとつです。
しかし、見た目の価格だけで飛びつくのは危険です。電気自動車、特にテスラのような高度なソフトウェアを搭載した車では、中古車ならではの落とし穴がいくつか存在します。
まず確認すべきは「ソフトウェアのロックや機能制限がかかっていないか」という点です。以前はオーナーが有償でアップグレードしたオートパイロットやFSD(完全自動運転機能)が、所有者変更後に削除されるケースもありました。
つまり、ハードは残っていても、肝心の機能が使えないことがあるのです。
次に、バッテリーの劣化具合も重要な判断材料になります。ガソリン車と違って、EVはバッテリーの性能が車の命といっても過言ではありません。とはいえ外見からでは判断できないため、可能であれば「スーパーチャージャー利用履歴」「満充電時の航続距離」を確認するのが理想です。
加えて、事故歴やメンテナンス履歴は必須項目です。テスラは一般の整備工場では修理しにくい構造になっているため、過去にどのような修理がされていたかを把握しておかないと、将来的なトラブルにつながりかねません。
つまり中古のテスラは、価格の安さだけで判断せず、「どんな仕様で、どれだけの性能を保っているか」をしっかりと見極めることが大切です。見えないコストを把握したうえで納得のいく買い物を目指しましょう。
テスラが「やばい」と言われる理由

インターネット上では「テスラはやばい」という声を目にする機会があります。こうした表現には、ポジティブな意味とネガティブな意味が混在しています。
つまり「やばい=革新的で凄い」という評価もあれば、「やばい=信頼性が低い」といった批判も含まれているのです。
まず、革新性という点では間違いなく“やばい”車です。
オーバー・ジ・エア(OTA)による自動ソフトウェア更新、ラグジュアリーとテクノロジーを融合させたミニマルなインテリア、そしてフルエレクトリックでありながら驚くほどの加速性能を持つ点など、他の自動車メーカーにはない圧倒的な独自性を備えています。
一方、批判的な意味での「やばい」は、品質面やサポート体制への不安から生まれています。たとえば、製造ムラによって納車直後にドアの隙間がズレている、ウインカーが戻らない、画面がフリーズするなどのトラブルが散見されます。
また、修理対応までに数週間待たされるケースもあり、「高い買い物なのに不安定」と感じるユーザーも少なくありません。
さらに、オーナー同士の間でも使用感のバラつきが大きく、「神車だ」という人もいれば、「もう二度と乗らない」という声もあるため、そのギャップが“やばさ”を際立たせています。つまり、テスラが“やばい”と言われる背景には、革新と混乱が表裏一体となっている現状があるのです。
なぜ日本で売れにくいのか?市場の壁とは
世界的に注目されるテスラですが、日本市場ではまだまだ浸透しきれていません。その背景には、いくつかの独自の“壁”が存在しています。単に「価格が高い」だけでは語れない、日本ならではの事情があるのです。
まず第一に、「駐車環境と充電設備の制約」が挙げられます。
都市部では月極駐車場を利用する人も多く、自宅に充電器を設置できないケースが多発しています。つまり、EVにとっての“命綱”である充電環境が、インフラとしてまだ整っていないのが現状です。
これはアメリカや中国のような自家用ガレージが前提となった環境とは大きく異なる点です。
次に、「国産メーカーの強さ」も無視できません。トヨタや日産、ホンダといった日本ブランドに対する信頼感と安心感は依然として根強く、アフターサービスや整備網の広さも購入時の決め手になっています。
テスラはディーラー形式ではなくオンライン販売が中心であるため、試乗の機会やアフターサポートの手薄さを不安視する人もいます。
加えて、日本の消費者は“失敗したくない”という気持ちが強く、革新的であっても未体験の技術には慎重になりがちです。そのため「新しすぎる」「自動運転が怖い」といった感情的なハードルも存在します。
このように、テスラが日本で思ったように売れないのは、価格や性能だけでなく、「生活環境」「ブランド信頼」「消費者心理」といった複数の要素が複雑に絡み合っているからだといえます。
まとめ:「テスラは後悔する」という意味は?

・テスラは魅力的な先進装備が多いが、操作性に戸惑う人もいる
・モデル3は静粛性や乗り心地に不満を感じる人がいる
・モデルYはリアサスの硬さにより快適性で後悔する声がある
・高速道路でのオートパイロット精度に不安を持つ声がある
・自宅に充電設備がないと運用コストと手間が増える
・テスラは年収に見合わないと感じ後悔する人もいる
・事故率が高いという誤解がSNSで拡散されている
・故障時にサービスセンターが少なく対応が遅れるケースがある
・中古車市場でのリセールバリューが不安定な傾向がある
・電費が思ったより伸びず、電気代のコスパに不満を持つ人もいる
・テスラのソフトウェア更新が頻繁で、変化に追いつけない人もいる
・日本の都市部ではサイズ感や取り回しで不便を感じやすい
・「やばい」「ゴミ」といったネガティブな口コミが多く影響を与える
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